▷日本がドイツに抜かれGDP4位へ転落 事態は想像以上に深刻
▷日本は「斜陽化」によって イタリア、スペイン、韓国、台湾と同レベル
▷経済発展の責任は 日銀ではなく「政府」が負うもの
▷【違いその1:106万円の壁、130万円の壁】 週20時間以上働くとペナルティーが科せられる
▷【違いその2:自動車政策】 政治や行政がストップをかけている
▷【違い3:エネルギー不足】 人口減少と並ぶ生産性の最大のマイナス要因
本当に深刻なのは一人当たりのGDPの方で円安での評価と言うのも言われていますが、結局低金利による面も昨今では気になります。
何しろ高齢化社会です。
一人当たりのGDPは人口で割るので高齢者が多いと不利です。
それでもかなり低い値にまで下がったと言うか、他の国が上がっても日本は伸びて来なかった事があります。
安月給で個人消費が伸びないのが原因の一つなのはあったかと思います。
賃上げしてそれを改善する方向です。
労働人口を兼業主婦の労働時間を増やす事で解消させようとするのが良いのか疑問はあります。
理論上の話と現実が違うのも調整しないと具体的に家庭への歪みも生じるのでしょう。
他国との比較で問題を指摘しても必ず上手くいくものでもありません。
特に電気自動車への転換にはユーザーの方もそれなりにならないと難しいかと思います。
それと電気そのもののキャパを増やさないといけないかと思います。
ところでヨーロッパですら破綻した電気自動車の件や未だに二酸化炭素削減を優先しても他の国も守れない話です。
GDPが何位なのかはあまり外交等に関係しないのはこれまでの日本の立場で解る話です。
確かにランキング上位の方がいいイメージではありますが、日本として相応しいのはもっと下でも国際的な力関係からすれば仕方ないのでしょう。
少なくとも国連での力関係と出費は合っていません。
GDPのランキングが落ちてそれなりの国家としてやっていく方がまだ将来はあるのでしょう。
傾向としてこの手の記事を書こうとすると日本の何が悪いから落ちたと言うロジックなのです。
しかしながら、ドルベースの比較なら円安ドル高では不利です。
それに日本の不況下で低金利政策は普通の事で結果としての円安もまたその道理です。
経済大国としての日本しか考えが及ばない人達にとってGDPのランキング上位は欠かせないのでしょう。
ですが、実際の個々の問題の積み重ねでこうなったのを考えると下がる時が来てもそれは結果でしかなくこれからのインフレや賃上げで変わっていく物でもあります。
また、ひろゆき氏お得意の海外への就職説のような状況こそリスクなのかと思えてきます。
有能な人が海外へと出てしまったら更に深刻な状況になるのでしょう。
実際にそんなに簡単に日本のランキングが上昇に転じる訳でもない以上、もっと魅力的な産業や将来性の高い分野を増やさないと明るい状況にならないのです。
机上やある程度の情報で幾ら述べても実際のところは傾向は掴めても改革するとなるとそれなりの人物によるリーダーシップが必要です。
ところが、現実ではそう言う人に力がある訳でなく、政治的・行政的にも産業分野への投資はそれ程になりません。
頭の中を整理し直してから結論を出したいと思います。