私がサッカー大好きな理由の一つに、番組や記事に、とても楽しいものを見つける喜びがあります。
最近、立て続けに2つありました。
一つは、サッカーマガジン1413号、2012.8.7号、香川選手が表紙のものです。これに「月イチ連載」というのが載っています。これまで、ほとんど意識していなかったのですが、「お笑い芸人 土田晃之の やっぱ14番でしょう」というタイトルがついていますので、彼が月イチで持っているコーナーでしょうか。
今回、惹かれるように読んだのは、写真に名波選手(ポロシャツ姿でも何故か「選手」とつけてしまいます)があり、キャプションに「名波くんの解説は視点がスゴすぎる。ピッチサイドだけでなくスタジオでも是非」とあったので、本文に引き込まれたのです。
読んでいくうち、抱腹絶倒、面白かったのと、ある企画が浮かんだのです。
土田クンはホントに愛すべきサッカー小僧だと思います。今月のお題ということで「解説者」にまつわる彼・土田クンのいろいろな話が紹介されていて、解説者・名波さんを高く評価しているわけです。
フジから始まって、テレ朝、TBSと、解説者陣をなで切りにしていき、いつの間にかアナウンサーに飛んでいき、さらには番組づくりにも及んでいきます。このページの話は活字で読みながら番組を思い出し、想像しながら抱腹絶倒しているわけですが、思ったのは、こういうトークをぜひ、当サッカー文化フォーラムの公開スタジオでやりたいのです。話しに出てくる番組、解説者、アナウンサーの話しぶりをスクリーンに映して、観客に見ていただきながら土田クンに話してもらいたい、さぞ楽しいトークになるに違いありません。
連載しているマガジンさんも、そういう企画につなげれば二度おいしい事業になるのですが。いずれは、我が「サッカー文化フォーラム」が、その担い手になろうと思うのです。
もう一つ楽しかったもの、番組ですが、7月30日深夜放送のスパサカ、余談ですが、長寿番組ですねぇ、先週、1994年11~12月頃の「スーパーサッカー」を何本かHDD化しました。番組が始まったのが1993年秋だと思いますので、番組スタートから1年後ぐらいでしようか。
ナビゲーターは、ご存じ生島ヒロシさんと三井ゆりさん、それにTBSアナウンサーの清水大輔さんというメンバーでした。この頃「サッカー向上委員会」なる企画があって、越前屋俵太さんという珍妙ないでたちの人が、テーマに関連したあちこちに出向いて仕上げていく企画でした。
話が横道にそれましたが、現在のナビゲーターは加藤浩次(なぜか「さん付け」しないでしまいますね)、7月30日に呼んだ人が、ドラゴン久保こと、久保竜彦選手、この口数の少ないピュアなサッカーマンを、加藤浩次は楽しそうにいじくりまわして、ますます久保選手の素晴らしいキャラクターが浮き彫りになっていきます。
久保選手が、ただのいじられキャラだけで呼ばれたのではなく、本当に惜しまれて現役を離れる素晴らしいサッカー選手だったからです。そのギャップが何とも嬉しい「ビバ!サッカー」と叫びたくなる所以です。
久保選手を挟んで加藤さんともう一人、小倉隆史さんがいるわけですが、彼も元祖・モンスターと呼ばれたサッカー選手です。元モンスターと前モンスターが揃いましたが、「前」のピュアさに比べ「元」はなんと世間慣れしてしまったというか・・・。それにしても久保選手、当サッカー文化フォーラムでも、記録にこそ残らないかも知れないが「記憶に残る名選手」として間違いなく顕彰したい選手なので、いじくりたいという加藤の不純な動機ではないかと思いつつも、呼んでくれた「スパサカ」をあらためて称賛したいと思います。
ちなみに久保選手は、サッカーマガジン1412号 2012.7.31号にも「さらばJ」というコーナーに登場している。こちらはいたって真面目なページ作りになっています。さらにいえば、番組も記事も、久保選手の中学1年のお嬢さんが、なでしこを目指せる逸材だと紹介していました。楽しみです。