「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

BS日テレ「アスリートの輝石」(宮間あや)を観て

2013年04月09日 21時09分32秒 | インポート

久しぶりで宮間あや選手を観ました。なでしこへの関心が続いているとはいえ、結局はINAC神戸が中心です。

まさにJリーグ草創期のヴェルディ川崎と同じです。あの頃、つまり1993年、1994年。ともに前期は鹿島、広島と、ヴェルディ川崎、横浜マリノス以外のチームが制したのですが、年間としてはヴェルディ川崎が王者になりました。

勝負としてはそうなっているのですから、どこからも文句が言えない歴史ですが、私は決して自然な成り行きだとは思っていません。薄々そう感じている方がどれぐらいいるのか知りたい気持ちもありますが、それはそれとして、私の気持ちは揺るぎません。要するに、あの連覇は歪んだ形で作られた、それを何が証明しているか、それは、その後のヴェルディの退潮が証明していると私は言いたいのです。要するに、あれは作られた歴史だと。

そうして歪んで作られると、必ず歴史の洗礼を受けると言いたいのです。

では、本来、作られるべき歴史とはどのようなものだったのか、そんなことを論じるつもりはさらさらありません。しかし、現在、Jリーグに冠たる歴史を有しているのは、紛れもなく鹿島です。Jリーグ三大タイトルと言われるリーグチャンピオン、天皇杯、ナビスコカップを15冠、他の追随を許さない歴史です。これが自然な成り行きというものでしょう。

では、それが宮間あや選手とどう結びつくのでしょうか。

私は、湯郷ベルというチームが鹿島アントラーズと同じ道を歩むべきチームではないかと感じたのです。少なくとも宮間あや選手は、あと20年後には「湯郷ベル」にジーコイズムならぬ「あやイズム」を根付かせた選手として湯郷ベルの歴史にその名を刻む選手だと直感しているのです。

ただ、湯郷ベルが鹿島アントラーズになれる素地は、今のところありません。けれども湯郷ベルには、鹿島アントラーズをめざして欲しいのです。なぜなら、湯郷ベルに宮間あや選手がいるからです。

そこで全国の皆さんに相談です。湯郷ベルが鹿島アントラーズをめざすために何が必要か、一緒に考えていただき、一つのムーヴメントにできないと思うのです。

サッカー文化フォーラムを主宰して未来を考えている「サッカー大好きおじさん」のたわごとかも知れませんが、ぜひ智恵と力を貸してください。

ご連絡をお待ちしております。

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ザックジャパン、ヨルダン戦敗戦の苦さが消えて

2013年04月09日 20時25分39秒 | インポート

ザックジャパンの、ブラジルW杯出場権世界最速決定がかかったアウェーのヨルダン戦に負けて、最近負けることに慣れていないせいもあり、また本田圭祐、長友佑都がいない時の弱さに唖然として、少し苦い日々を送っていました。

最近、やっと、それが消えてきましたので、今日、Number誌826号「緊急特集こんな日本代表が見たい。」をめくってみました。

その中で緊急提言「ザックジャパンで試したいランキング」のコーナーでは、なるほど。ずいぶん魅力的な選手が豊富だなぁと感心しました。

柿谷曜一郎、柴崎岳といった旬の選手、佐藤寿人、豊田陽平、闘莉王といった実力者などに加え、小野伸二の名前も出ていました。そうか、まだ「過去の人」ではなかったかと嬉しくなりました。日本のテレビに映らなくなってから久しいですが、豪州では好調にやっているようです。

ただ、こういう企画も空しく感じるところです。私は1年以上前の段階で、ザッケローニ監督には、どうも今一つ信頼できないと感じていました。その後、勝ち点を重ね、結果で私を黙らせている感じですが、決して、彼に対する信頼が高まってはいません。

何よりの理由は彼のチームは選手層が薄いことです。彼はメンバーをあまりに固定しすぎます。交代出場させる時間があまりに短いです。これは、彼が怖がってスタメンを引っ張りすぎるためです。そのため、バックアップメンバーの試合経験値がなかなか上がっていきません。

招集メンバーもそうです。闘莉王などは間違っても呼ばれないでしょう。佐藤寿人などもとっくに常連になっておかしくありません。

彼の一つの価値基準は海外組偏重ですし、次の基準がレギュラー組偏重です。チームとして厚みを持たせることにあまり意を用いていません。余裕がない証拠です。つまり名将とは勝ちつつチームの層も厚くできる監督なのです。層を厚くすることを考えると目の前の勝利が心配になる監督は、レベル的に少し落ちる監督ということです。

小野伸二とか闘莉王、柿谷曜一郎、柴崎岳といった選手をもし招集したら、それはもうザッケローニに対する見方が180度変わります。でも、それはないものねだりです。

あとは本田圭祐、長友佑都が揃って、次の豪州戦で決めてくれるのを願うしかないということです。

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