「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

鹿島に第三期黄金時代到来の予感

2016年06月13日 09時29分32秒 | Jリーグ・三大タイトル

11日土曜日のJリーグは前期15節、優勝争いにかかわる大一番、浦和vs鹿島戦をテレビ観戦しました。

鹿島の試合をまともに観戦したのは久しぶりでした。結果はアウェーの鹿島2-0の勝利。(最初の書き込みで1-0としたのは間違いでした。お詫びして訂正します)

前期の優勝争いは次節にも決まる可能性があるようですが、結果的には最終節までもつれるのではないでしょうか。

鹿島の試合をじっくり観戦して感じたのは、いま鹿島は次の全盛期の前夜にあるのではないか、ということでした。

鹿島では、いまだ小笠原満男選手や曽ケ端準選手のような大ベテランがスタメンを張っているものの、それ以外は大幅に若返っていました。

フル代表経験のある柴崎岳選手をはじめ、土居聖真選手、センターバックの2枚看板、昌司源選手と植田直通選手という具合に20歳台前半の選手がスタメンに名を連ねていたのです。

また途中から出場した杉本太郎、鈴木優磨の両選手はまだ20歳とのこと、FWの鈴木選手に至っては自ら獲得したPKを決めてしまう気持の強い選手のようで、将来が本当に楽しみな選手です。

これらの選手たちの力量を見極め抜擢している石井正忠監督の采配ともあいまって、鹿島が今年も何らかのタイトルを手にすれば、昨年ナビスコ杯をとっていますから、いわゆる勝者のメンタリティを身につけ、クラブの精神的伝統であるジーコイズムをベースに第三期黄金時代に突入する予感がします。

さきにあげた若手選手たちが順調に伸びてくれれば、このクラブの伝統として、あまり鹿島を離れる選手がいないこともありチームが熟成していきます。

そこに効果的な外国人選手の配置ができれば強いチームになります。過去の鹿島の黄金時代はそうやって形成されました。

そういう意味では、今シーズン、どんな形でタイトルをとれるか、もし前期、逆転でタイトルをとろうものなら早くも黄金時代到来になるかも知れません。仮に前期とれなくても後期とれれば、年間通して安定したチーム状態を維持したという自信は大きいと思います。

前期は川崎の圧倒的な攻撃力に目を奪われていますが、鹿島も見逃せないチームになってきました。

ここ数年、広島、G大阪、浦和の3強時代が続きましたが、今年から、風向きが変わったのかも知れません。3年後、どういう時代だったと総括するでしょうか、楽しみです。

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フル代表、世代交代のサバイバル、中間テストの結果

2016年06月13日 08時34分41秒 | サッカー選手応援

さる3月25日の書き込みで「フル代表、世代交代サバイバルのゴングがなりましたぁ」と、ロシアW杯アジア最終予選を戦うメンバーの世代交代への期待を書きました。

今年暮れまでに、宇佐美、原口、大迫、武藤、浅野、山口蛍、柴崎といった選手がスタメンを競うようになっていなければ次の時代はこないという意味です。

そして約2ケ月、キリンカップ・ボスニア戦でスタメンに名を連ねたのは宇佐美貴史選手と浅野琢磨選手だけでした。

山口蛍選手がケガをしてしまいましたので彼を除いても、ボスニア戦は岡崎慎司選手、長谷部誠選手といったベテラン、しかも欧州の長いシーズンを戦い抜いて、やっとオフに入ろうかというコンディション維持の極めて難しい状態の選手に頼らざるを得なかったのは、ちょっと寂しいことでした。

ハリル監督の戦術、ポジション毎の選手イメージがあって、やや不運な選手選考やスタメンチョイスもありますが、本田、香川、長友、岡崎といった選手のように、戦術抜きにチョイスされるレベルになるには、まだまだ程遠い選手が多いということかも知れません。

この大会で清武選手もその域に達した感がありますが、岡崎、本田、香川、清武という前線のメンバーの中に宇佐美選手が割って入るには、誰かを凌駕する力を見せなければならないということになります。

主力選手のケガなどで、仕方なくスタメンに選ばれているというのでは、やや物足りないということになります。

鹿島の柴崎岳選手にも期待しているのですが、湘南から浦和に移籍したU-23代表キャプテン・遠藤航選手が急速に評価を高めキリンカップ・ボスニア戦でも重要な場面で投入されました。

2ケ月前には名前があがらなかった選手が急成長してくるという変化、これからも、そういう選手の出現を期待したいところですが、原口選手や柴崎選手には、早く代表戦出場の常連になって欲しいものです。

欧州で戦っている選手は、移籍する選手もいたり新シーズンの活躍が鍵になるわけですが、ハリル監督が欧州在籍選手至上主義ではないようなので、今年後半から来年にかけてのロシアW杯アジア最終予選を戦うメンバーは、まだまだサバイバルが続くことになるようです。

DF陣は吉田麻也、森重真人のセンターバックがしばらく定番になっていますが、そこに鹿島の若き2枚看板、昌司源、植田直通両選手が割って入ってくるようだと面白いと思います。

これからも、今日あげた選手たちを中心にサバイバルの行方をウォッチしていこうと思います。

 

 

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