「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

1986年6月のマラドーナと1994年のマラドーナ

2012年06月18日 20時49分57秒 | インポート

ビデオテープからHDDへの変換収納作業で、今日は、86年W杯の準々決勝アルゼンチンVSイングランド戦を収納した。

マラドーナの神の手ゴールと5人抜きゴール、そしてリネカーの大会6点目となるゴールがあった試合だ。

考えてみるとマラドーナの1点目には神の手ゴールと名前がついているが、完全なハンド、イエローカードかレッドカードもののプレーだった。それが5人抜きというスーパーゴールのため不問にされている。イングランドディフェンダーにとっては絶対に認めたくないゴールだ。

それに思いが及んだ時、1994年アメリカワールドカップのドーピング事件はつながっているだろうか? という疑問に思いが飛躍していった。

3つ前のブログ「サッカーの世界、その光と影」というタイトルで書いた、さまざまな疑問への連鎖である。「マラドーナはそうたびたび栄光に彩られる選手であってはならない」 そう思った場合、何らかの見えない力を及ぼす、そういうことがあったのだろうか。

1986年の「神の手ゴール」と1994年のドーピング事件、一見なんのつながりもなさそうな2つの出来事、そこに果たしてなんのつながりもないのかどうか。

そこで一つの提言が浮かぶ。昨今、世界的に情報公開が常である。国家機密文書でも50年とか、ある程度の年月が経過したら文書は公開される。サッカー界でもそれが行われるようになるべきだろう。

なぜ、そう感じたか? それはマラドーナのドーピングがどのような経緯で行なわれたか、やはり知るべきだと感じたからだ。そのためには情報公開が必須となる。永遠に闇の中であってはならないのだ。

サッカー界が自らの自浄作用で情報公開を制度化するなんて期待できるだろうか、100%期待できない。やはり外圧でしか成し得ないのだ。スポーツの独立性などと綺麗ごとをいって懸命に阻止するだろうが、そうでなければ全世界が大会をボイコットするぐらいの外圧でしか可能性はない。

1986年大会は、1966年イングランド大会決勝でのイングランドのオン・ザ・ラインゴール以来、20年ぶりに疑惑のゴールが生まれた大会ということになるのだろうか。

86年大会の変換収納作業も、準決勝まで終わったので、あとは3位決定戦と決勝を残すだけである。ちなみに準々決勝にはフランスVSブラジル戦というのがあって、どうも戦前の予想では決勝のカードになるかも知れないと言われていたようだ。フランスがグループリーグ2位になったため早々と顔を合わせることとなった。

そういう解説がついた再放送が1995年にWOWOWで流されている。この年12月、スポーツ界の「伝説の名勝負」3夜連続というのがあったらしく、WOWOWの柄沢アナが実況をかぶせて完全版を再放送している。NHKのオリジナル版より映像がよく機会があればお見せしたい。

いま2012年、伝説の名勝負というと、どのような試合がチョイスされるのだろうか。時代時代によってチョイス感覚が変わるので、それもまた興味深い。

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