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jucon Solo Exhibitions
 メカ・ワンダーランド
(あなたの知らない海の世界)

頭も体も使って。

2006-06-04 21:28:36 | Weblog
先週から、某スタジオ用のテーブル製作にかかったのだが、これがなんとも難しい。
スタジオ用ということで、普通のテーブルとはデザインが全然違う。
図面は書いたものの、ケヤキの一枚板を使用しているため、自然なカーブは図面に書ききれない。
これが真四角な板を使用するのなら、図面通りやっていけばいいのだが、あちらこちらの兼ね合いがあるため、寸法通りに仕上げるには、現物合わせで少しづつ作業を進めていくしかない。
それにしても、このケヤキの板が重い。この板を何度も何度も、載せたり降ろしたりしながら、寸法を確認して、少しづつ作業を進めていく。
けっきょく、土曜日までに何とか、仮組みの段階まで進むことが出来た。寸法もちゃんと図面通りにいっている。
ただ、今まで作ったことがないデザインだったため、強度の問題が今ひとつわからない。
多分、大丈夫だろうと思いながら、進めて行くのだが、その不安があるため、実はまだ完璧には形が決まっていないのだ。
作りながら、様子を見て、強度を確かめていく。
このようなテーブルを作ることはもうないだろうが、とても良い経験になると思う。今週中には完成出きるのではないだろうか。

どんなテーブルが出来あがるかは、もうしばらくのお楽しみという感じ。(笑)

家具工房jucon






工房 イーズリーズ

2006-06-03 23:54:51 | Weblog
工房のある道志村から、車で1時間程度走った、上野原というところでクラフト展が開かれていた。
今まで見てきたクラフト展の中でも、最も規模が小さく15ブースほどのものだった。

ここに、うちの工房と目と鼻の先ほどのところにある”工房 イーズリーズ ”さんが出展されるということで見学に行ってきた。
”イーズリーズ”さんは、僕が工房を作っている時から道志村のことをいろいろ教えていただいたり、機械屋さんを紹介してもらったりと、以前から懇意にさせていただいている。

僕がクラフトフェアに参加するようになったのも、彼の影響が大きい。クラフトフェアの師匠のような存在だ。

彼の作品は僕の作品にはない魅力を持っていて、独特の味のある作風だと常々感心していた。特に写真の”猫椅子”は彼の代表作と言っていいかもしれない。
この椅子は好き嫌いがわかれてしまうかもしれないが、これ以外の作品も魅力的なものがたくさんある。

クラフト展は、規模は小さいものの、お客さんは思ったよりもやってきた。
彼の作品を眺めていく方も多い。
近くに住んでいる訓練校時代の友達も現われた。

訓練校時代の友達も含め3人で、クラフト展に出展した時の苦労話や、作品作りのことなど、話し合っているうちに、なんだかんだで彼の椅子が2脚も売れてしまった。
写真の猫椅子も新しい飼い主?が見つかった。(笑)

大きなクラフト展に出展しても、ぜんぜん売れないときもあるのに、こんな小規模のクラフト展で、高価な椅子が2脚も売れることがあることに、3人ともビックリだ。

いつでも、どこでもベストを尽くす。こういうことが大事だということなのだろう。

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