政府・防衛省・航空自衛隊は、今回の洞爺湖サミットに当たり、
テロリストにより民間旅客機がハイジャックされサミット会場を目標にして“突撃”してきた場合、会場から数キロの地点で撃墜することに決め、『図上訓練』していたという。
こういう Situation は、アメリカ映画では良くあるパターンである。
政府首脳は、撃墜を命令するが、戦闘機のパイロットはミサイルの発射スイッチを押せず、機転を利かせるというのが大抵のストーリーで、その変形として「伝染病に汚染された地区を核爆弾で消滅させる」とか(アウト・ブレイクなど)言うサイドストーリーがある。
しかし、今回のはアメリカ映画の中での話ではない。
実際に、そういう事態が発生した場合には、『より大きい犠牲を防ぐために』200人以上の一般客が搭乗している旅客機を撃墜することに決めていたということであり、さらに、躊躇無く発射ボタンを押せるようにパイロットの精神的訓練(すなわち洗脳)をしていたという。
先日も書いたが、いよいよ日本も臨戦態勢に入ってきていることが、また証明された。
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gooNews検索では、今日のこのニュースはHITせず、「ニュース畑」で随分前に書いている記事(2008年2月29日・金)に行き着いた。
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ハイジャックされた航空機は撃墜すべきか!? サミットで政府検討
NHKだけが、サミット終了を待って発表したのかも知れない。
ハイジャックされた航空機は撃墜すべきか(ニュース畑) - goo ニュース
以下、NHKニュース記事より引用
航空機テロ想定 初の図上演習
NHKニュース 7月10日 19時19分
北海道洞爺湖サミットの直前、ハイジャックされた民間の旅客機による「航空機テロ」を想定して、防衛大臣も参加する初めての図上演習が行われ、サミット会場への突入が避けられない場合、乗客を乗せた旅客機であっても撃墜するという判断が示されていたことがわかりました。
北海道洞爺湖サミットは、2001年にアメリカで起きた同時多発テロのあと日本で初めて開かれたサミットで、航空機を使ったテロにどのように対処するかが安全を確保するうえでの最大の課題でした。
図上演習は、サミットの直前の今月2日に防衛省と航空自衛隊の各地の司令部をホットラインで結び、石破防衛大臣と自衛隊の指揮官などが参加して総理大臣官邸とも連絡を取りながら行われました。
防衛省によりますと、想定は、乗客およそ200人を乗せた民間の旅客機がハイジャックされ、通常のルートをそれてサミット会場の方向に飛行してくるというもので、時間を追ってどういう判断をするかが検討されました。
その結果、ハイジャック機があと1時間でサミット会場の上空に到達すると予測された時点で「治安出動」が発令され、航空自衛隊の戦闘機に武器の使用が許可されました。その後も、ハイジャック機が間近を飛行する戦闘機からの無線での呼びかけや警告射撃にまったく反応せずに飛行し続けたため、協議を重ねた結果「このままでは突入は避けられない」として、上空まであと1分、距離にして18キロ余りのところでハイジャック機を「撃墜」するという判断が下されたということです。防衛省によりますと「航空機テロ」への対処について航空自衛隊の内部で検討したことはありますが、防衛大臣も参加して防衛省全体で演習を行ったのは今回が初めだということです。