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田母神前空幕長、定年退職扱いだって

2008-11-03 22:35:24 | 政治
 朝日新聞などによると、
【「我が国が侵略国家だったのはぬれぎぬ」と主張する論文を書き、更迭された航空自衛隊の田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(60)が3日、都内で会見を開き、「断腸の思い」としながらも、論文に書かれた政府見解を否定する内容について「誤っているとは思わない。政府見解は検証されるべきだ」と反論した。 】
 という。

田母神氏が会見、「政府見解は検証されるべきだ」(朝日新聞) - goo ニュース

そのうえで、
【「解任」という処分は受け入れながらも、「これくらいのことを言えないのでは自由主義の国ではないのでは」とした。 】
 ともいう。

制服組がここまで公然と靖国派的発言をしたことは、驚くべきことだが、昨日も書いたように、そこまで制服組の中枢部に、過去の侵略戦争を否定する見解が広がっていると思うと、空恐ろしい気がする。

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 NHKの記者会見報道では、「解任されたことは断腸の思いである」と語っている。
 また「政府見解に一言も反論できないとなると北朝鮮と一緒ですね」
と、政府を厳しく批判した。

 政府は、田母神(前)航空幕僚長(60才)は、空幕長でなくなった瞬間から60才定年が適用されるので、定年退職扱いすることにしたようだが、本人には知らされていなかったようで、
上記の記者会見では「本日午前零時に民間人になりました。もっともそれを知ったのは夕方でしたけど」とここでも政府に皮肉たらたら。

 何故、急遽「定年退職」を強行したかと言うと、
航空幕僚長の定年は62才だが、
一般の自衛官の定年は60才であり、
田母神氏は、航空幕僚長を更迭された瞬間から定年を超えており、
定年規定に抵触するから
という謎解きである。
いかにもあと知恵で取ってつけたような定年強制理由である。

 田母神氏が、政府の要請にも関わらず、自ら辞表を書かなかったことも、この選択を行った理由の背景にあるようだ。

 なお、退職金は満額支払われるという。

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