JUNSKY blog 2015

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筑紫哲也さんが死去

2008-11-07 20:01:12 | 政治
また一人、ジャーナリストらしいニュースキャスターを亡くした。


        筑紫哲也さん(73歳)

御冥福をお祈りしたい。

 筑紫哲也さんが死去
    ニュースキャスターで活躍

        共同通信 2008年11月7日(金)19:07

 報道番組「NEWS23」のメーンキャスターとして活躍したジャーナリストの筑紫哲也さんが7日午後、肺がんのため死去した。73歳。大分県出身。葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く。喪主は未定。朝日新聞記者、「朝日ジャーナル」編集長などを経て、1989年に同キャスターに就任。2007年5月に肺がんであることを番組内で告白。治療の傍ら、スペシャルアンカーとして番組に時折出演していた。 


筑紫哲也さんが死去 ニュースキャスターで活躍(共同通信) - goo ニュース

筑紫哲也氏死去=記者出身の民放キャスター-番組でがん告白(時事通信) - goo ニュース

ニュースキャスター・筑紫哲也さん、肺がんで死去(読売新聞) - goo ニュース

空幕教育課が『懸賞論文』応募を勧めていた

2008-11-07 00:04:22 | 憲法
 日本の侵略などを正当化する論文を発表して田母神俊雄・航空幕僚長が更迭された問題について朝日新聞によると、
【防衛省の説明によると、ホテルチェーンなどを展開するアパグループ主催の「真の近現代史観」懸賞論文の募集が始まった5月、航空幕僚監部教育課が応募を全国の隊員に呼びかけた。その結果、最優秀賞に選ばれた田母神氏を除き航空自衛官78人が上司に届け出たうえで投稿。いずれも入賞はしなかった。】という。

 まさに、航空自衛隊全体が「靖国史観」にどっぷり漬かっていたことになる。
NHKニュースによるとその殆どが尉官級の中堅幹部であり、佐官級の高級幹部も少なからず含まれていたという。
特選に入賞した田母神・航空幕僚長は、文字通り最高幹部である。

 最高・高級・中堅幹部の多くが、こういう『史観』を元に「近・現代史観」の論文に応募していた、また応募を航空幕僚監部教育課が促していたことが問題である。

 そういう意味では、論文を発表したこと以上に、その『史観』が憲法に抵触するものであり、そういう人物を最高幹部にした政府に最大の責任がある。

 その政府と言えば、田母神氏への事情聴取も行わず(というか、政府の側が議論から逃げて)『定年退職』扱いにしたことは、いかにも『幕引き』であり納得いかない。
 その上、その説明がウソの発表であり、「田母神氏が事情聴取を拒否した」ように記者発表していたが、実は田母神氏は、事情聴取に応じて議論する積りであったと言う。

 とにかく、早く防衛賞・自衛隊から田母神氏を追い出したかっただけなのだ。

 だから、防衛省幹部が軽い処分を受けているのに、田母神氏には一切「お咎めなし」かつ退職金満額支払いという差別待遇になっているのである。

 これに対する国民の批判が怖いので、政府は田母神氏に対して 「退職金」の『自主返納』 を行うように求めているらしい。
 しかし、これは 『無理筋』 というものであろう。

 何故なら、違法行為でもなく処分もされていないのに、「退職金」の『自主返納』する根拠も法的裏づけもない。

 田母神氏は、早速ニュースで聞いた「自主返納」について、
自らの考えが間違っていたことを天下に知らせるものであり、
「返納すれば間違いを認めることになる」との理由で返納を拒否した。
これは、ある意味・田母神氏の方に理がある。

 筋道を正しく付ける為には、思想的背景も含めて田母神氏の『史観』を国会で論議して、適切な処分を行って退職金の一部または全部をカットすることしかありえない。

 小手先の新・緊急経済対策と同じように、小手先の処置(退職させる)で糊塗しようとしているだけである。

 私は、田母神氏の『史観』には反対の立場であるが、その処置のズサンさを見るに付け、政府の右往左往振りと軍事政策の無さに驚いている。


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前空幕長投稿の懸賞、空自78人も論文 総数の3分の1
         朝日新聞 2008年11月6日11時14分

 航空自衛隊の田母神(たもがみ)俊雄・前幕僚長(60)=3日付で定年退職=が日本の侵略などを正当化する論文を発表して更迭された問題で、防衛省は6日、航空自衛官78人が田母神氏と同じ懸賞論文に投稿していたことを明らかにした。応募総数は235人で、その約3分の1を航空自衛官が占めていたことになる。

 民主党外務防衛部門会議で報告した。防衛省の説明によると、ホテルチェーンなどを展開するアパグループ主催の「真の近現代史観」懸賞論文の募集が始まった5月、航空幕僚監部教育課が応募を全国の隊員に呼びかけた。その結果、最優秀賞に選ばれた田母神氏を除き航空自衛官78人が上司に届け出たうえで投稿。いずれも入賞はしなかった。

 同省の5日現在の調査では、陸海の各自衛隊と内部部局(背広組)からの応募はないという。78人のうち、62人が田母神氏が以前トップを務めた小松基地(石川県小松市)の所属。アパグループ代表の元谷外志雄氏は「小松基地金沢友の会」の会長だった。78人の階級別の内訳は将官級0人、佐官級10人、尉官64人、曹クラス4人。


前空幕長投稿の懸賞、空自78人も論文 総数の3分の1(朝日新聞) - goo ニュース 2008年11月6日(木)11:14

現職自衛官78人が応募=田母神氏と同じ懸賞論文、全員空自-防衛省が民主に説明(時事通信) - goo ニュース 2008年11月6日(木)12:30

文民統制の揺らぎ露呈=自衛官論文問題(時事通信) - goo ニュース 2008年11月6日(木)22:30

論文応募隊員78人は全員空自 組織的に投稿か(共同通信) - goo ニュース 2008年11月6日(木)12:30