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石原氏の出席で浮き上がった“新党”のファッショ的方向

2010-04-06 20:11:57 | 選挙
2010年4月6日(火)

 胡散臭い“新党”ができそうであることは、一昨日も書いたが、昨日は中心人物が体制固め(党首・平沼氏)も含めて内輪の会合を行ったようだ。

 ニュースでは、その極内輪のはずの会合に、右翼・人種差別主義者で老害の石原慎太郎・東京都知事も参加したという。


 “新党”発足時の党員の平均年齢は65歳を超えていると言う。
 自民党若手からは、「あの党は65歳以上で無いと入れないらしい」
と揶揄されているとのこと。

 政策的にも、それぞれの参加者の政策の『良い処どり』をするのかと思ったら、自主憲法の制定や消費税の増税など、それぞれの政策の『悪い処どり』という状況である。

 曖昧糢糊として、自民と民主への国民の愛想尽かしを見越した人気取りかと思っていたが、石原氏の参加で、この“新党”の性格が極めて明確に浮き彫りになった。

 いわゆる「ファッショ政党」の設立を目指すものに見える。

「平沼・与謝野新党」の舞台裏 邦夫氏が先行 つなぐ石原氏(産経新聞) - goo ニュース
 この産経新聞の記事によると、ちょっと会合に参加したのではなく、この“新党”の裏の仕掛け人が石原氏であったようだ。

 なお、“新党”の設立を急いでいるのは「政党助成金」の受け取り資格が、参議院選挙を目前にして、期限切れになるためである。
 結局、税金で“新党”の経営を賄おうと言う御都合主義の『政党』である。
 

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新党 二枚看板協調カギ 邦夫氏・鴻池氏見送り

     産経新聞 2010年4月6日(火)08:00

 平沼赳夫元経済産業相と与謝野馨元財務相らによる新党構想は5日の協議の結果、党首は平沼氏だけになり、鳩山邦夫元総務相の参加も平沼氏の意向で見送られることになるなど、「平沼新党」のカラーが強まった。平沼氏は与謝野氏との共同歩調をアピールしたが、今後「二枚看板」がどう足並みをそろえていけるかが、党勢拡大の鍵となりそうだ。

 「新しい政党の代表は私がなることになっている」

 平沼氏は5日午前、都内の個人事務所前に詰めかけた報道陣にこう強調した。そこには、新党立ち上げのもう一方の主役、与謝野氏への対抗心があった。

 与謝野氏は3日に自民党離党届を提出後、新党結成の時期や目指す理念、参院選への対応方針などを記者団の前やテレビ番組で披露、報道も「与謝野新党」との文言が先行した。

 しかし、個人事務所を党本部事務所として提供し、資金面でも勝る平沼氏にとっては不快な話だった。

 このため、平沼、与謝野両氏の「共同代表」という当初の構想から、与謝野氏が譲歩する形で決着した。

 鳩山氏の処遇も、平沼氏の論理が勝った。平沼、鳩山両氏は5日昼、都内で開かれた超党派議員による「日華議員懇談会」の会合で一緒だったが、背後から近づいて声を掛けた鳩山氏に、平沼氏は気に留める様子をみせなかった。

 平沼氏が鳩山氏入党に抵抗したのは、鳩山氏が兄の鳩山由紀夫首相と同じく実母から多額の資金を提供されたため、新党結成当初から問題を抱えることを警戒しているためだ。鳩山氏が事前の相談もなく自民党を飛び出し新党結成を宣言したことにも、平沼氏側からは「『鳩山新党』を作ろうとしている」との不満が噴出した。

 与謝野氏側は、国会論戦で鳩山首相を追及したときに協力を得た邦夫氏を「仲間」として扱おうとしてきたが、断念せざるをえない状況になった。

 新党参加が見込まれた自民党の鴻池祥肇元防災担当相も現状では「完全な保守政党」にならないなどの理由で見送ったという。

 新党の前途は多難を予感させるものとなっているが、平沼氏は5日夜の会合終了後、記者団に「私と与謝野氏は高校の同級生で、政治歴も大体30年で一緒だから、一緒に党の切り盛りで努力していくことで合意している」と、党運営に問題はないと強調した。
 


新党準備、今夜会合=鳩山邦氏、結党時参加見送り-与謝野氏ら(時事通信) - goo ニュース