JUNSKY blog 2015

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奢り高ぶる民主党に国民の厳しい審判

2010-07-12 23:56:07 | 選挙
2010年7月12日(月)

 奢り高ぶる民主党に国民の厳しい審判が下った。

民主党単独で参議院の過半数はおろか、与党で過半数にも達しなかった。
鳩山退陣後の不可思議な菅人気と民主党への支持率回帰に驚いていたが、それらの“回帰(怪奇)現象”は、小沢外しに対する一時的な“熱狂”に過ぎなかったことが判明した。

かといって、自民党や民主党と一時与党を構成した社民党と国民新党に対する幻滅が、共産党への期待となって現れることはなかった。

 共産党は、自ら
 【650万票の得票で比例議席5議席と東京選挙区の必勝!】
  と6議席の目標をマスメディアを通じて国民に公表することで、自らの頭を押さえてしまった。
 得票目標公表だけが原因ではないだろうが、「みんなの党」が早くから大風呂敷を広げて「全員当選で二桁の議席」と暴語し、結局その大きな風呂敷を現実のものにしたのと比べると、共産党の『頭打ち目標公表』が如何に覇気の無い防衛的目標の設定であったかが解る。
 結局そのような迫力の無い目標を発表してしまったために、国民の不満を吸収する媒体となれず、国民が共産党の「やる気度」に幻滅してしまったために、その控えめな目標さえ実現できなかった。
 結果、3,563,557 票(得票率6.10%)の低得票となり、比例で5議席の目標も実現できず、3議席に留まり、東京選挙区も「みんなの党」に10万票以上離されて「惜敗」とは言えない敗北となってしまった。

 私の意見では、この
 【650万票の得票で比例議席5議席と東京選挙区の必勝!】
  という『訴求力の無い』目標の公表が共産党の敗北の第一の原因であると考える。

 もう一つは、
 【比例は共産党】
 という押し出しで、比例候補同士の切磋琢磨がなく、票の掘り起こしができなかったことも敗北の一因になっていると思う。

 まだまだ思うところはあるが、今日はこの辺で・・・

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2010年7月12日夕刊から

    比例代表制 比例得票  選挙区選挙   合計   新勢力
民主党  16議席 18,450,140  28議席  44議席 106議席
自民党  12議席 14,071,671  39議席  51議席  84議席
公明党   6議席  7,639,432   3議席   9議席  19議席
共産党   3議席  3,563,558   0議席   3議席   6議席
社民党   2議席  2,242,736   0議席   2議席   4議席
国民新   0議席  1,000,036   0議席   0議席   3議席
みんな   7議席  7,943,650   3議席  10議席  11議席
その他   0議席           2議席   2議席   9議席