昨日の記事で書いた、福島第1原発に残存または放出された放射能推定量は、
緊急停止後の第1号機から第3号機の原子炉内に
590万 テラベクレル 残存していた。
既に大気中に放出された推定量(3/12~3/24の2週間)は
11万 テラ・ベクレル
海水へ放出された推定量(3/29~3/30からの推定)は
4万 テラ・ベクレル
ということだったが、ニュースでは活字の数を減らして文章に当てるので、
【万テラベクレル】と表現する。
昨日の当方のブログ記事も、これを準用しつつ【10の16乗】と併記したが、
それでもやはり、実態の大きさを表すのには限界があった。
そこで、今日は、これらの数字を“数値表現”で書き直すことにする。
まずは、上に書いた部分をそのまま書き直すと、
緊急停止後の第1号機から第3号機の原子炉内に
5,900,000,000,000,000,000 ベクレル 残存していた。
既に大気中に放出された推定量(3/12~3/24の2週間)は
110,000,000,000,000,00 ベクレル
海水へ放出された推定量(3/29~3/30からの推定)は
40,000,000,000,000,000 ベクレル
さらに【朝日】記事から数字を数値表記で引用すると
原発の炉心には、核分裂反応に伴って生まれた膨大な量の放射能が存在する。米原子力規制委員会(NRC)の標準的な試算方法に1~3号機のデータを当てはめて朝日新聞が算出したところ、
1~3号機には緊急停止した時点で、
放射性ヨウ素が 各 1,300,000,000,000,000,000 ~
2,300,000,000,000,000,000 ベクレル
放射性セシウムが 130,000,000,000,000,000 ~
220,000,000,000,000,000 ベクレル あったと推定できた。
放射能はこのほか、1~4号機の使用済み燃料の中にもある。
外部への放出量はどうか。
原子力安全委員会が汚染の拡散予測に使ったヨウ素の大気への推定放出量は、
3月12日から24日までに 30,000,000,000,000,000 ~
110,000,000,000,000,000 ベクレル だった。
一方、1~3号機の建屋外にあるたて坑と坑道にたまった汚染水に含まれる放射能の総量は、東電の公表データをもとに計算すると、
ヨウ素で 40,000,000,000,000,000 ベクレル 程度、
セシウムで 12,000,000,000,000,000 ベクレル 程度となった。
こうして見ると、放射能汚染が如何に超弩級のものであるかが解る。
その上、上記に測定日時が併記してあるように、実際はその後も垂れ流しは続いており、大気・海洋など環境中に流出して放射能は、これらの数値を大幅に上回ることも確かである。
もはや、東北・関東だけの問題ではなく、日本全国はもとより、世界の環境汚染を東京電力が“進めてしまっている”状況である。
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