JUNSKY blog 2015

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脱原発 6.11新宿デモ (毎日新聞 6/15)

2011-06-16 18:17:39 | 政治
2011年6月16日(木)

 毎日新聞の Web記事 を見ていると、

6月11日の原発廃絶世界一斉行動 〔新宿編〕の記事を見付けた。

<特集ワイド>脱原発、文句あるなら声をあげよう 2万人が参加、6.11新宿デモ
 (毎日新聞)- 2011年6月15日(水)18:00


昨日(6/15)付の夕刊の「特集記事」のようだ。

全文引用して、御紹介する。

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<特集ワイド>
脱原発、文句あるなら声をあげよう
 2万人が参加、6.11新宿デモ

 (毎日新聞)- 2011年6月15日(水)18:00

 ドイツ、スイス、そしてイタリア。欧州で脱原発の動きが加速しているが、それを後押ししているのが市民によるデモだ。日本でも福島第1原発事故発生から3カ月の今月11日、東京都内や福島県、大阪、広島など各地で一斉デモがあった。その熱気を体感しようとデモ隊と歩いた。【浦松丈二】

 ◇「歌って踊れて、カラオケより楽しいよ」

 ◇「ワタシ、将来、元気な子を産みたいから」

 ◇「どうか子供たちだけでも避難させて」

 「もう、原発は、一刻も早く止めるしかない。今日は景気よく新宿に攻め込もう。ガツンとやってやろうぜ!」

 男性が特設ステージから叫ぶと、新宿中央公園を埋める数千人の群衆が「オー」と応じる。この「6・11新宿 原発やめろデモ」の呼びかけ人で、東京都杉並区高円寺でリサイクル店「素人の乱」を営む松本哉(はじめ)さん(36)だ。

 参加者たちは、それぞれに「がまんも臨界」などと書いた旗やプラカードを掲げる。防毒マスクに白い防護服といういでたちの人もいる。

   ■

 デモの2日前、松本さんに高円寺の店で会った。「デモの準備で忙しいんだけど、商品がたくさん入ってきちゃって」。汗をふきながら中古の大型冷蔵庫を片付ける姿は、ごく普通の商店主だった。

 「家賃をタダにしろデモ」などユニークな活動で知られる松本さんは震災後、4月10日に地元で、5月7日には東京・渋谷で反原発デモを主催し、いずれも主催者側によると約1万5000人を動員した。6・11デモは全国の市民団体とも連携し、全国100カ所以上で行動する「脱原発100万人アクション」の一環でもある。

 「今、一番腹が立つのが原発事故。なのに政治家は頼りない。文句を言いたいなら街に出て、声を上げればいい。それが僕たちのデモ」

   ■

 午後3時、デモ隊が新宿中心部に向かって次々に出発し始めた。ちなみに、この時間の東京都の放射線量は0・0597マイクロシーベルト(都ホームページに掲載)。事故直後の3月15日には平常値の20倍以上にあたる0・809マイクロシーベルトを記録したが、このところは平常レベルで推移している。

 交通整理の警察官がデモの列を約100人ずつのグループに分けようとする。なぜか私は、チンドン屋の仮装をしたグループに編入されてしまった。

 「ええじゃないか、ええじゃないか、原発止めてもええじゃないか……」

 笛の音に乗って、掛け声が高層ビル街に響き渡る。「ええじゃないか」は、1867年に江戸を中心に起こった世直し大衆騒動のはやし言葉。「原発と人類は共存できないことが、今回の事故で分かった。止めるには皆で声を上げるしかない。日本にはデモの文化がないと言われるが、今度こそ盛り上げたい」。男性の一人がそう語った。

 それにしても着物は暑そうだが、通行人、特に外国人には受けがいい。カメラや携帯電話を構える人も多い。こうして海外にも発信されるのだろうか。

 行列は、大通りから商店街へ。建物に声が反響し、より勢いを増したようだ。少し後ろを歩いていた年配の男性は足を引きずっている。「原発、いらな……い」。よろめくたびにテンポがずれ、仲間が腕をとって支える。

 JR新宿駅前に出た。サラリーマン風の男性がハンドマイクで通行人に声をかけている。「デモに参加しようよ。歌って踊れるよ。カラオケよりも楽しいよ」。一緒に歩いていた若い女性に「あなたも何か話してよ!」とマイクを渡す。「私……」と言葉に詰まったが、意を決したように口を開いた。「将来、元気な子供を産みたいから、だから原発なんかいらない」

 そんなやりとりを見つめていた若いカップルが、肩を組んで隊列に加わってきた。

   ■

 デモ参加者の中にフリーターの後向健次さん(28)がいた。震災が起きるまで、原発のことなど考えたこともなかったが、「知らないうちに恩恵を受けていた」ことに思い悩んだ末に、4月の高円寺のデモに初めて参加した。

 その際、一緒に歩いた同世代の参加者とハンバーガー店に寄り、「私たちも何かやろうよ」と一致した。

 今、考えているのは無言で脱原発を訴えるパフォーマンスだ。タイトルは「暗い日曜日」。新宿デモには参加できなかったが、後向さんとともに企画した菜摘さん(仮名)は「政府も専門家もテレビも新聞も、メルトダウンはないと言っていたのに実際には起きていた。本当のことが知らされず、意見も言えない社会への抗議の意味を込めたイベントにしたい」と話す。

   ■

 午後5時半。新宿駅東口のアルタ前に到着した。全長約4キロのルートを2時間余りで歩いた計算だ。ただ、後続のデモ隊は途切れることなくかなたまで連なっている。その数、主催者側によると約2万人。宣伝カーから、作家の雨宮処凛さんが語りかけた。

 「(ムバラク大統領の辞任要求デモが起きた)エジプトのタハリール広場みたいになっています。みんなで原発を止めていきましょう」

 取材ヘリが上空を旋回している。

 宣伝カーに引き上げられて発言した一人に、福島県在住の主婦がいた。この日、郡山市であった脱原発パレードに参加した後で駆けつけた。上は25歳から下は小学6年まで5人の子の母親だという。

 「原発から60キロぐらいのところに住んでいます。不安で不安でしょうがないです。どうか子供たちだけでも避難させてやってください」

 そのとき、警察のアナウンスが主婦の声を遮った。「通行人の迷惑です。速やかに解散しなさい」。それでも女性は「子供たちを守りたい」と語り続けた。

   ■

 この日はパリ、サンフランシスコ、台北など世界各地でも同時にデモが行われ、新宿の模様もインターネットで中継された。

 現在進行形の福島第1原発事故。デモに参集した人たちの思いは切迫していた。だからこそ、従来の市民団体や労組による枠組みを超えて、参加者の輪が広がったのかもしれない。政党は、政府は、そこにあふれるものを正面から受け止め、国民的議論を恐れないでほしいと思う。

 集会が終わりに近づき、デモの中心メンバーらは署名集めなど、やり残したことに取りかかっている。私はネオンライトでかすむ夜空に一番星を探した。

 <♪夢かもしれない でもその夢を見てるのは一人だけじゃない>

 反原発を訴えたロック歌手の故忌野清志郎さんが、ジョン・レノンの名曲を自らの言葉に置き換えて歌った「イマジン」。スピーカーから静かに流れていた。

………………………………………………………
  ◇「特集ワイド」へご意見、ご感想を

〔毎日新聞 メール〕 t.yukan@mainichi.co.jp

 毎日新聞ファクス:03-3212-0279 



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原子力発電所の運転再開を認めない 福井県の西川一誠知事

2011-06-16 17:46:22 | 政治
2011年6月16日(木)

 佐賀県玄海町の町長や町議会が、原発再開に積極的なのと対照的に

福井県の西川一誠知事は、「運転再開を認めない」 と意気軒高である!

頑張っていただきたいものだ。


   インタビューに答える福井県の西川一誠知事
    =16日午前、福井県庁 (小畑三秋撮影)
      (産経新聞) 2011年6月16日(木)15:03


「安全と節電は別の話」「国は早急に基準示せ」 原発再開問題で西川・福井知事
 (産経新聞) - 2011年6月16日(木)15:03


福井知事、改めて原発再起動認めず「安全の確証持てぬ」
 (朝日新聞) - 2011年6月13日(月)21:20


原発再稼動の条件、福井県「安全確保を」 地元も同調(朝日新聞) - 2011年6月10日(金)20:25

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「安全と節電は別の話」「国は早急に基準示せ」 原発再開問題で西川・福井知事
 (産経新聞) - 2011年6月16日(木)15:03
 

 福井県の西川一誠知事は16日、産経新聞の単独インタビューに応じ、関西電力が先週末、夏の電力不足の懸念があるとして管内の全契約者に15%程度の節電要請をしたことについて「県民の安全と節電要請は別の話」としたうえで、「具体的な安全基準を国が早急に示すべきだ」と引き続き県内の原子力発電所の運転再開を認めない考えを明らかにした。

 西川知事は関電の節電要請について「漠然と15%程度と数字を示してもだめ。さまざまな情報を開示し、(契約者に)きめ細かく対応すべきだ」と指摘した。

 さらに政府が東京電力福島第1原発の事故調査をまとめた国際原子力機関(IAEA)への報告書については「(報告書の内容は)あくまでもIAEA向けの報告。地震や老朽化が事故に与えた影響などが明確でない」と批判した。

 運転停止中の原発にも課税できる核燃料税の新方式で関電と大筋合意したことについては「福島第1原発の事故が発生する前から議論していたこと」と説明し、今回の原発停止を受けての措置ではないことを強調した。

 福井県には関電の11基など13基の商業炉があり、うち6基(調整運転を含む)で再稼働できない状態が続いている。 



福井知事、改めて原発再起動認めず「安全の確証持てぬ」
 (朝日新聞) - 2011年6月13日(月)21:20
 

 全国最多の原発15基(1基は解体中)を持つ福井県の西川一誠知事が13日、東京都千代田区の日本記者クラブで会見した。定期検査で停止中の原発について、「現状ではなお安全の確証が持てない」として、再起動には同意できないとの考えを改めて強調した。

 西川知事は7日に政府が国際原子力機関(IAEA)に提出した報告書を、「短期的な対策と中長期的な対策の区分けが明確でなく、スケジュールも示されていない」と批判。「できるだけ早く安全に電力供給がなされるよう政府が全力を挙げて基準を作り、立地地域に説明することが必要だ」と述べ、地震や高経年化(老朽化)が事故に及ぼした影響を踏まえた安全対策基準を、国が早急に示すべきだとの考えを示した。(笹川翔平) 



原発再稼動の条件、福井県「安全確保を」 地元も同調(朝日新聞) - 2011年6月10日(金)20:25 

 福井県の西川一誠知事は10日、「県がコメントすることではない」として報道陣の前に姿を現さなかった。代わりに同県の桜本宏・安全環境部企画幹が対応。「安全確保を求めることが、ひいては関西の安全や電力供給の安定につながる。節電の要請と再稼働の判断は別問題」と語った。

 福井県内には、関西電力の11基を含め、15基の原発(うち1基は解体中)がある。事故を起こした福島第一原発1号機と同じく、40年を超える原発も2基ある。関電の4基を含む計6基が検査のため停止中で、7月に2基が定期検査に入る。西川知事は、停止中の原発の再稼働を認める条件として、津波対策だけでなく地震の揺れや原発の老朽化が福島第一原発の事故に与えた影響を明らかにするよう国に求めている。

 原発が立地する県内の町も知事の姿勢に同調している。関電の大飯原発(4基)があるおおい町の時岡忍町長は「国のエネルギー政策に協力してきた立場として、このような状況は心苦しい。しかし、新たな安全基準や避難道路の整備指針などを国が明らかにしていない現状では、再稼働は認められない」と話した。(笹川翔平、土岐直彦) 





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