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衆議院選挙 『圧勝』の自民党の得票は「惨敗」の前回よりも大幅減!

2012-12-19 18:30:44 | 政治
2012年12月19日(水)

 総選挙の翌日の紙面で、各紙が「自民党圧勝」「自公で2/3超」などと

極めて一面的な報道をしたが、徐々に冷静な分析も出始めた。

 「赤旗」は、昨日の報道(Web版)で、

【自公圧勝と言われるが…】 比例は自219万減、公94万減 

  と云う、記事を書いて分析している。

 その中で、自民党の議席については以下の通り述べている。

 マスメディアは総選挙の開票を受けて、いっせいに「自公圧勝」などと報じています。確かに議席の上では、自民294、公明31で両党合わせて衆院の3分の2以上を獲得しました。しかし、民意の実際を見ると―。



 民意をもっともよく反映する比例代表でみると、
国民から「自公政権ノー」の厳しい審判を受けた2009年衆院選よりもさらに
自民は219万票減、
公明も94万票減
らしました。

 つまり、「民主もダメだから自民へ」とは有権者は動かなかったのです。
そのことは有権者が模索し悩んだ結果、
1000万人以上が棄権
したことにも表れています。



 投票率が前回比約10ポイントも減となったため得票率が上がり、
比例で見れば議席で微増にすぎません。 



 自民は小選挙区でも前回比166万票減らし
得票率は43%なのに、議席占有率は79%にもなりました。
民意を大政党本位にゆがめる小選挙区制の欠陥を示しています。
自公両党の「圧勝」は、民主党の公約破りによる“敵失”と、
選挙制度に助けられてのことです。



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東京新聞では、以下のアプローチをしています。

小選挙区24% 比例代表15% 自民 民意薄い圧勝
 東京新聞 - 2012年12月18日(火) 朝刊




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 一方の民主党の方は、その自民党にボロ負けして野田代表も即刻辞任!

(ブログの中では、福島原発の真相がバレる前に責任回避=逃亡したとの噂も)

 後任を決める両院議員総会も予定を延期しなければならない混乱ぶり。

老害の輿石幹事長の壁が厚いようだ!

民主の再建阻む輿石氏の壁…代表選、強まる参院の意向
 (産経新聞) - 2012年12月19日(水)12:11



 未来の党では、早速河村(元・減税日本から合流したが当選者無し)氏が

離脱を視野にしている模様。

「未来」残留か離脱か、候補者らと協議…河村氏
 読売新聞 - 2012年12月18日(火)10時01分


 「国民の生活が第一」や「緑の風」は、参議院議員を中心に党を温存して

初めから解党に備えていたと云う準備万端さ!

 小沢氏が中心だから、遅から早かれ解党だとは思っていたが・・・

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【自公圧勝と言われるが…】
 比例は自219万減、公94万減

 しんぶん赤旗 - 2012年12月18日(火)


【総選挙の結果について】
 2012年12月17日 
 日本共産党中央委員会常任幹部会

 しんぶん赤旗 - 2012年12月18日(火)


小選挙区24% 比例代表15% 自民 民意薄い圧勝
 東京新聞 - 2012年12月18日(火) 朝刊

 戦後最低の投票率となった十六日の衆院選は、自民党が定数(四八〇)の六割を超える二百九十四議席を確保する圧勝で終わった。しかし小選挙区で自民党候補の名を書いたのは全有権者の約四分の一、比例代表に至っては15・99%だった。自民党の勝利は、必ずしも民意を反映したものではない。多党乱立と低投票率が自民党を利した結果であるということが、はっきり分かる。


 衆院選の投票率は小選挙区で59・32%。戦後最低を記録した。


 一方、自民党の得票率は小選挙区が43・01%。比例代表は27・62%。ただし、これは投票した人の中での比率だ。


 全有権者に占める比率は24・67%、比例代表は15・99%となる。

 選挙区でも比例代表でも自民党候補や党名を書いた有権者は「少数派」だ。


 ところが、自民党が獲得した議席は小選挙区で定数の79%にあたる二百三十七議席、比例代表は、同31・67%の五十七議席だった。


 現在の衆院選挙制度は、小選挙区制と比例代表の並立制を採用している。民意を集約して二大政党制に導く小選挙区制で自民党は、有権者全体に占める得票率の三倍以上の議席を獲得。信じられないような世論との乖離(かいり)が生じた。


 民主党は、小選挙区で自民党の約半分にあたる22・81%の得票だったが小選挙区での獲得議席は自民党の一割強の二十七にとどまった。ここで両党が明暗を分けた。


 このようなずれは、十二党が乱立した今回の衆院選で、多くの候補が票を食い合ったことが最大の要因。

 特に、最大の争点の一つだった原発政策で「原発ゼロ」を公約する政党が小選挙区で競合し、結果として原発を容認する自民党を利した形だ。
 




民主の再建阻む輿石氏の壁…代表選、強まる参院の意向
 (産経新聞) - 2012年12月19日(水)12:11


民主、22日予定の党代表選を延期
 (読売新聞) - 2012年12月19日(水)16:34


「未来」残留か離脱か、候補者らと協議…河村氏
 読売新聞 - 2012年12月18日(火)10時01分


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