JUNSKY blog 2015

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【どうする?九州 どうする?国政選挙】 「緑の党」の会議に参加

2012-12-20 16:47:35 | 選挙
2012年12月20日(木)

 友人の御案内で今年発足した 【緑の党】

の「緊急拡大会議」に参加してみました。

今日、福岡市議会棟の応接室で、13:30の1回目と16:00の2回目があり

友人は1回目に、私は2回目に参加。

丁度、その前に「移転する福岡市少年科学文化会館にも文化ホールを」の

署名を議会事務局に提出する「イベント」 があったので、その流れで・・・


  参加者は、主催者側が殆どで、私も含めて20名ほど。少ない!

原発いらない!
原発に関する危機感は一緒なのですが、先だっての総選挙では、
「日本未来の党」に入れた人も少なからずおられるようです。

福岡の代表は、人工島問題で、福岡市を追及して来た市議の荒木龍昇さん。



 【緑の党】全国組織が、参議院選挙で比例で9人・選挙区で一人の10名以上

の候補者を立てる(政党要件の問題と選挙公報などのスペース等の関連で)

と云う方針だそうで、福岡県選挙区でも候補者を立てたいという会議でした。

 選挙公報のスペースや政見放送の回数が8名と9名で倍増するそうですが

そのために比例で9名(供託金5400万円)立てるというのは無駄な話しです。

一体、有権者のどれほどが選挙公報などで投票先を決めているでしょうか?

 ところで、全国組織は福岡県選挙区で擁立するという方針を決めている

訳ではなく、「みどり九州」の総力を挙げて福岡県で候補者を出し、

【緑の党】全国組織の公認を目指そうという運動のようです。

 日程表を見たら【緑の党】全国組織の予備選挙は既に終わっていました。

(投票期間:2012年11月1日~11月15日,投票資格:緑の党会員)

供託金300万円を含む選挙費用約1千万円は自前で用意しようという話。

当選ラインは67万票、供託金没収ポイントは14万票(前回参院選)で、

これは相当高いハードルであることは承知の上の話のようです。

 意気軒高な処は買いますが、おそらく難しいと思います。

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 【緑の党】関係者の発言では、自民党などに投票した人々を見下した

ような発言が目立ったのも気になった。上から目線そのものである。

もっとハッキリ云えば、その人々を軽蔑したような発言が多かった。

そんな人たちを説得するのは無駄だ! 年寄りはダメだ・・・等ゝ

 自民党に入れた人々を馬鹿にしている彼らの多くが「日本未来の党」

に入れたのだから、政治的盲目性は『五十歩百歩』である。 

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 論議の最後の方で、「みどりの風」との連携の話が出ていた。

 「日本未来の党」に合流しながらも参議院議員だけは温存した
「みどりの風」との連携の可能性も探ると云う話なので、限界が見える。

 「みどりの風」は、民主党から脱落しながら選挙での票目当てで「脱原発」
など、国民受けする政策を唱えて、「みどり」の名を詐取して環境派の
イメージを振り撒こうとしたイカガワシイ団体である。

 それが、「日本未来の党」ができると、今度は「みどりの風」の存在感が
薄くなると見てとって、充分な党内論議も尽くさず、合流したのだ。

 そのくせ、「日本未来の党」の未来にも不安をもち、参議院会派としては
「みどりの風」を温存しておいたと云う訳である。

 「緑の党」の人々は、「みどりの風」の政策は近いと云う。

 原発政策が近いからと言って、それが選挙目当ての人気取り政策である
ことさへも解らないようでは将来性が無い。

 このような「みどりの風」と連携するという「緑の党」では、
応援することはできない。



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 その会議も終わって、スポーツクラブで「太極拳」をして帰ってきて

ツイッターをみたら、【緑の党運営委員会】のツイートが入っていたので

開いてみた。

 以下、公平さを保つために引用するが、当ブログがこれに賛同している

訳ではないので、念のため・・・

【見解】総選挙結果を受けて-市民自身の手で政治を切り拓こう
 2012年12月20日 - 緑の党運営委員会

 第46回衆議院選挙は「自民圧勝」の形で終わりました。しかし、「圧勝」した自民党の比例獲得議席は、政権から転落した2009年時の議席と大差なく(註1)、小選挙区・比例区の得票数ともに前回を下回り(註2)、政党としての支持はむしろ低下しています。今回の結果は、投票率の低さも含め、有権者の消極的選択の結果です。多様な民意を反映できない小選挙区制度も、この歪んだ結果を生み出した大きな要因のひとつです。国の巨額の借金や原発事故など、民主党が背負った負の遺産は、自民党が作りだしてきたものであったことも軽視されるべきではありません。

 しかしそれらの背景はどうあれ、2009年の政権交代で広がったかに見えた民主的な政治空間は、民主党自身の混迷とその結果としての政権再交代によって極端に狭まってしまいました。原発再稼働や改憲・安保外交問題、大型公共事業の再開など、警戒すべき多くの課題を私たちは目の前にしています。

 今回は昨年の「3.11」以降初の総選挙であり、原発推進の是非をはじめ、日本社会のあり方を問うはずのものでした。しかし、有権者は既成政党の政局争いや選挙目当ての離合集散劇に辟易し、政治そのものへの不信を増大させ、多くの人々が投票を放棄して、政策課題の争点を問うような選挙とはなりませんでした。被災者の生活再建も、沖縄の基地問題も、ワーキングプアなどの問題も、放置されたままです。私たちは、脱原発を目指す広い枠組みで東京比例ブロックなどに挑戦することを追求してきましたが、実現させることができませんでした。私たちが推薦・応援した多くの候補も当選に至らず(註3)、私たちの準備と力量の不足も重く受け止めなければなりません。

 こうした中で、新党「今はひとり」を立ち上げ、東京8区で公示直前に立候補表明し、脱原発や反TPP・反消費税・反改憲などを掲げて石原伸晃氏に挑んだ山本太郎さんは、知名度だけではなく、その純粋で真っ直ぐな訴えによって多くの有権者の心を打ち、25%もの得票率を得ました。この訴えに共鳴し、多くの市民がボランティアとして参加し、生き生きと感動的な選挙戦をたたかい抜き、緑の党も事務所を提供するなど全面的に支援しました。今回の衆院選全体の暗雲のような状況の中で、ここには、私たちの未来の大きな希望のひとつがあると言っても過言ではありません。

 これらの結果から、私たちは、選挙目当ての離合集散と政局に明け暮れる既成の政党や政治家に頼るのではなく、市民自身の手による政治勢力を立ち上げ、市民自身が政治を切り拓いていくことが、困難ではあってもいかに重要で必要であるか、あらためて確信するものです。

 来年夏の参院選まで時間はありません。原発の是非の議論のその先にある、私たちが目指すべき社会-質素でも心豊かに暮らせる社会に向けたビジョンとそのための政策を、ストレートに、熱く市民に訴え続けることが必要です。私たちは、仲間を増やし、日本で初めての、そして複数の「緑の党」の議席を国会の中に実現させるために、全力で取り組んでいくことを決意します。

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1:比例区獲得議席は55(2009年)→57(2012年)でわずか2議席の増。
2:小選挙区は2729万票(2009年)→2564万票(2012年)で165万票の減、比例区は1881万票(2009年)→1662万票(2012年)で219万票の減。
3:神奈川 阿部とも子さん(未来)が重複立候補で比例当選し、それ以外の推薦候補は当選に至らず。
 



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