北海道から関東地方に掛けて大荒れ 『ホワイトアウト』 も！

2014年3月21日（金）

　ニュース映像を見ていると猛吹雪で視界が全く効かない　『ホワイトアウト』　状態の
地方も少なくないようだ。　また多くの地点で大規模停電が起こっているとのこと。

　雪の重さや強風で送電線が切断したらしい。

　去年発売された若杉烈さんのリアル・フィクション小説　『原発ホワイトアウト』
の最後の場面は、先月関東・東北で大規模に起こったような豪雪で、高速道路が
完全に麻痺し、原発に電力を外部から供給する送電線が切断され、
予備電源は燃料が凍って配管に詰まってディーゼル発電機が動かず、
外部からの発電機輸送は、陸の孤島化と空輸するには重たすぎてヘリは機能せず
結局、原発への外部電力が予備電源も含めて全て遮断され、
原発が次々にメルトダウンを起し、放射能を日本中に撒き散らすと云う
恐ろしい終幕だった（ネタバレでしたが）。

　若杉烈さんが、この小説を書いたのは去年の夏頃までで、猛暑ではあっても、
今年2月の豪雪による輸送機関完全麻痺の事態は経験が無かったので、
その洞察力の的確さには、脱帽である。

　おそらく、2月の事態では若杉烈氏も自らの小説での『予知』が
交通マヒと云う点ではピタリと的中したので、原発のメルトダウンも
本当に心配しただろう。

　私が、この部分を読んだのは、この事態が解決して数日後のことだった。

　幸い、この時は送電線は無事だったようだが、今日は一部の送電線が切断し
広範囲の停電が起こっているようである。
　原発に関する危機的ニュースは無かったので、幸い今の処無事のようだ。

　しかし、若杉烈氏が予想する事態はいつでも起こりかねない恐ろしい話である。


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東北や北海道で大雪　東北４県で停電
　（毎日新聞）－　2014年3月21日（金）20:22　

　発達中の低気圧の影響で２１日、東北や北海道は強い風を伴う大雪に見舞われた。気象庁によると、２１日午後３時までの２４時間に岩手県岩泉町６４センチ、青森県十和田市４９センチなどの降雪を記録した。北海道のオホーツク海側を中心に、２２日も大雪が続く見込み。

　青森、岩手、宮城、福島４県では雪による倒木で電線が切れたため、２０日夜から沿岸部を中心に延べ約４万１７００戸が停電した。東日本大震災被災者の仮設住宅を含め一時約５０００戸が停電した宮城県気仙沼市では、２１日午後６時から市内２カ所に避難所を開設した。一部では停電による断水も続いた。

　東北電力によると、２１日午後８時現在、岩手６２０戸、宮城２２９７戸が停電している。福島では２０日午後１１時半ごろまでに、青森は２１日午後７時４５分までに復旧した。同社は「断線場所が多数あり、全戸復旧のめどはたっていない」としている。

　関東地方でも強風が吹き、東京都千代田区の日比谷公園では２１日午後３時ごろ、イベント用に設置されたテントが飛ばされ、男児（７）ら３人がけがをした。【井田純、安高晋、福島祥】 　

北日本大荒れ　北海道に記録的大雪、東北では停電も
　(朝日新聞) - 2014年3月21日（金）20:34

大雪で県内4214世帯停電
　(東奥日報) - 2014年3月21日（金）17:06　

　東北電力によると、大雪の影響で、20日夜から21日午後にかけ、本県、岩手、宮城、福島4県で延べ約4万世帯が停電した。雪の重みで木が倒れ、電線を切断したのが原因とみられる。本県では延べ4214世帯が停電、午後4時現在で376世帯が復旧していない。 　

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