カープな毎日

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終盤の追い上げも届かず

2012年06月16日 22時34分04秒 | 試合結果
広島 000 000 221 5
西武 020 004 00X 6
勝利投手:牧田5勝5敗
セーブ投手:長田1S
敗戦投手:バリントン3勝7敗


 昨季打てなかった牧田に対して左打者を並べましたが、序盤は効果がでませんでした。好調の天谷や岩本も、牧田のキレのある球に凡退を繰り返して、6回2死まで一人の走者を出せずパーフェクトに抑えられてしまいました。

 バリントンはいつもの制球を欠いおり、2回に2塁打と犠打で1死3塁とされると、ヘルマンに2塁強襲内野安打を打たれて先制を許すと、更に安打と2盗塁で2,3塁とされ、炭谷にスクイズを決められて2点目を失ってしまいました。
 3回以降はいつものテンポが戻りましたが、6回に2連続四球を与えてしまい、犠打で2,3塁となり、中島を敬遠して満塁策をとり、上本と勝負をするも2点適時打を打たれてしまいました。
 後を継いだ菊地原も代打平尾に2点適時打を打たれて、この回4点を失って試合が決まったかに思われました。

 しかし、ここから打線が脅威の粘りを見せました。7回1死2塁から岩本が右翼席に本塁打を放って2点を返すと、8回は安打と死球で得た無死1,2塁から、天谷が幸運な適時打を放つと、安部の犠打は牧田の失策を誘って無死満塁と攻めたてました。
 ところが、ここで梵の当たりは三ゴロとなり、三重殺かと思われましたが、1塁はセーフとなり、この間に1点を返して、この回2点を挙げて2点差に追い上げました。
 更に9回は2死から堂林が右翼へ本塁打を放って、1点差まで追い上げるも、最後は中東が中飛に倒れて追いつくことはできず、連勝は3で止まりました。
 
 この敗戦で交流戦は9勝11敗3分となり、交流戦の勝ち越しはなりませんでした。しかし、終盤に5点を返した打線の粘りは素晴らしかったと思います。この勢いで明日は勝って交流戦を締めて、リーグ戦へ向けて弾みをつけたいですね。

 
 6回までは全く牧田を打てる気配がありませんでした。この状態で6点差がついては、さすがに完敗を覚悟しましたが、野手は諦めていませんでした。
 打線に勢いを付けたのは、岩本の本塁打でしょう。外角の球を見事に捕えて、右翼席にライナーで打ち込みました。この本塁打を境に牧田の制球が甘くなり、打者が球を捕え始めたように思います。
 8回は天谷の打球が野手の間のライン際に落ちる安打なども出て、完全に押せ押せムードになりました。一気に逆転できると期待しましたが、梵の三ゴロがベースの目の前だったことが不運でしたね。あれで完全に流れが止まってしまいました。三重殺にならなかっただけ良かったかもしれないですが…。
 それでも良く1点差まで追い上げたと思います。東出とニックの穴を感じさせません。この勢いを継続させてほしいですね。

 バリントンは失点して2回と6回以外は、悪いなりに抑えていましたが、この2イニングは、完全に西武打線にかき回された印象です。走者が盗塁で揺さぶり、バリントンが打者に集中できなかったと思います。
 今日の西武に限らず、パ・リーグは良く盗塁してくると思います。来季に向けて対策をする必要がありますね。 
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