カープな毎日

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岩本意地の先制打

2012年06月23日 22時26分40秒 | 試合結果
広島 001 200 000 3
中日 000 001 000 1
勝利投手:前田健7勝3敗
セーブ投手:今村2S
敗戦投手:中田賢3勝6敗


 リーグ戦再開後の初戦で登板間隔が開いたためか、前田健は立ち上がりから制球に苦しみ、毎回のように走者を背負いました。
 2回には、投手強襲安打に自らの暴投も重なって無死2塁としてしまい、その後に安打と四球で1死満塁のピンチを迎えてしまいました。しかし、中田賢を三振、荒木をニゴロに打ち取り無失点で凌ぎました。続く3回も、2死から安打と四球で1,2塁とするも、ここは牽制で刺してピンチを脱しました。

 好調な打線は、初回に安打と四球などで1死2,3塁の先制機を作るも、期待の岩本が補邪飛、赤松が遊直に倒れてしまいました。
 3回にも再び2塁打と四球などで1死2,3塁とすると、ここで岩本が9球連続ファールで粘り、14球目を左前に落として先取点を挙げました。
 これで打線に勢いが付くと、4回には堂林が3試合連続となるソロ本塁打を放ち、更に石原の安打などで2死2塁として、天谷が右前適時打を放ち、この回2点を追加して中田賢をKOしました。

 先制点をもらった前田健は、4回以降は制球も安定し始め安心して見ていられました。6回に2塁打などで1死3塁とされて、井端に適時打を浴びましたが後続を抑えると、7回まで投げて1失点に抑えました。

 5回以降は中日の小刻みな継投にかわされ、散発2安打に抑えられて追加点を挙げられませんでしたが、カープ中継ぎ陣も踏ん張り、8回を梅津と菊地原が無安打に抑え、9回は今村が三者凡退に抑えてリードを守り抜きました。

 リーグ戦再開までに試合間隔が空いたので、好調だった打線が湿らないかと心配しましたが、9安打と好調を維持しています。
 初回の拙攻など気になるところはありましたが、岩本が悪い雰囲気を振り払ってくれました。3回に驚異の粘りで中田賢を追い詰めると、最後は詰まりながらも左前に先制適時打を放ちました。初回の同じ場面では補邪飛に倒れて流れを止めてしまいましたが、次の打席でしっかりと借りを返しました。
 初回の凡退があったからこそ、3回は絶対に得点を挙げるという岩本の意地を感じました。この打撃が4回の2得点にも繋がったと思います。
 今日のように強い気持ちを持って打席に入れるようになれれば、岩本はもっと打てるはずです。これからもこの気持ちを忘れずに戦ってほしいですね。

 前田健はかなり調子が悪かったようで、本人曰く今季一番最悪だったとのこと。どうやら中8日と登板間隔が開いたことが原因のようです。悪くてもピンチでの集中力は素晴らしく、中日に先制点を与えませんでした。
 また、味方が序盤に得点をとってくれたことも、前田健にとって精神的な余裕ができて、中盤以降は立ち直れたと思います。
 投手と野手がお互いに支え合って、戦えるというのはチーム状態が良い証拠ですね。
 
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