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後半戦初戦は今季初の完封負け

2020年09月01日 21時07分55秒 | 試合結果
広島 000 000 000 0
中日 000 011 03X 5
勝利投手:大野雄5勝3敗
敗戦投手:九里2勝4敗

 先発の九里は、初回に安打と盗塁で2死2塁のピンチを招くも、ビシエドを中飛に打ち取って無失点で凌ぐと、2回と3回は三者凡退に抑えました。4回にも2死後四球と安打で1,2塁とされるも、阿部を中飛に打ち取って得点を与えませんでした。
 しかし、5回に無死3塁とされ、1死後投ゴロの間に先制を許すと、続く6回にも連打で無死1,3塁のピンチを招き、併殺崩れの間に1点を失いました。
 7回にも安打と犠打で1死2塁のピンチを招くも、木下拓と大野雄を打ち取って無失点で凌ぎましたが、8回2死後に2塁打と四球で1,2塁とされ、高橋と阿部に連続適時短長打を浴びて3点を失ったところでマウンドを降りました。
 代わったケムナが京田を三振に斬ってピンチを脱し、九里は7回2/3で142球を投げて9安打5失点でした。

 打線は、1番ピレラ、3番長野、5番堂林、6番メヒア、8番上本と全員右打者を並べましたが、大野雄を捉えられず3回までパーフェクトに抑えられ、4回には1死後四球で初めて走者を出すも、長野が併殺に倒れてしまいました。
 5回2死後にメヒアが初安打を放つも、続く會澤が三直に倒れると、6回から8回までもパーフェクトに抑えられました。
 9回に代打坂倉が安打を放って無死1塁としましたが、代打松山が三振、ピレラは左飛、菊池涼は遊ゴロに倒れて、大野雄に2安打完封負けを喫して、今季初の無得点でチームは3連敗となりました。

 大野雄対策として右打者を並べたと思われますが、今日のスタメンで状態が良いのは菊池涼と堂林くらいで、打線に迫力を感じられず、成るべくして完封されたという試合でした。
 大野雄が明らかに右打者を苦手にしているのであれば、右打者を並べる策は有効ですが、被打率の左右に大きな差がないので、あまり意味が無いと思います。
 もちろん、堂林の足の状態が万全ではないと思われ、守備の負担か大きい三塁より一塁で起用したかったと思われ、その場合松山は左翼に入ることになり守備に不安がありますが、攻撃力を重視するのであれば仕方ないと思います。
 今日から後半戦で、今季の大きなヤマ場となる13連戦の初戦を今季初の完封負けからスタートとは、何とも前途多難な雰囲気が漂いますね。
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