広島 100 115 001 9
巨人 000 020 060 8
勝利投手:塹江1勝1敗
敗戦投手:中川1勝1敗
セーブ:栗林8S
本塁打:[広島]クロン2号
[巨人]大城3号
初回に菊池涼の2塁打などで2死3塁として西川の適時打で先制すると、4回にはクロンの本塁打で追加点を挙げました。続く5回には安打と四球などで無死1,2塁として西川の適時打でリードを3点に広げました。
先発の野村は、2回に2安打で2死1,2塁のピンチを招くも、大城を三振に斬って無失点で凌ぐと、4回まで2安打無失点に抑えました。5回に安打と盗塁で無死2塁とされ、1死後大城に2点本塁打を浴びてしまい、さらに2塁打と鈴木誠の失策で2死3塁の一打同点にピンチを迎えましたが、若林を一ゴロに打ち取って追加点を許さず、5回を投げて5安打2失点でマウンドを降りました。
1点差に追い上げられた直後の6回に連打で1死1,3塁として羽月が適時打を放ち、さらに四球で1死満塁として西川と長野の連続適時打、田中豊の暴投、磯村の犠飛でこの回5安打を集中して5点を挙げました。
6回と7回はコルニエルが無安打無失点に抑えるも、8回に四球と安打で無死1,2塁の追加点機を作りながらも、代打會澤、磯村、堂林が凡退して無得点に終わると、8回裏に登板した森浦が四球と2塁打で無死2,3塁のピンチを招き、丸の適時打と内野ゴロの間に2点を失いました。続く2死1塁の場面で大道に交代するも、四球で1,2塁として代打吉川に適時打を浴びたところで、塹江をマウンドに送りましたが、代打亀井に適時2塁打、中島に2点適時2塁打を浴びてしまい、この回6点を失って同点に追いつかれて野村の今季初勝利が消えました。
それでも9回に代打中村奨の2塁打と代打三好の犠打で1死3塁として、菊池涼の犠飛で勝ち越しに成功すると、9回裏を栗林が若林、丸、岡本和の上位打線を三者連続三振に斬って、デビューから12試合連続無失点で切り抜けて、巨人を振り切ってカード勝ち越しを決めました。
初回から低調だった打線が繋がり得点を重ね、1点差に追い上げられた6回には5安打を集中して5点を挙げて、久々のビッグイニングを作りました。投げては昇格した野村が5回に大城に2点本塁打を浴びたものの、4回までは2安打無失点に抑える好投を見せ復調の手応えを掴み、2番手のコルニエルも2回を無失点に抑える上々の試合運びでした。
しかし、8回の追加点機を逃すと、8回裏にここまで好投を続けてきた森浦が先頭打者への四球をきっかけに2点を失うと、その後を受けた大道が代打坂本への四球でピンチを広げて適時打を浴びてしまい、試合の流れが巨人に傾いてしまいました。慌てて塹江を投入するも勢い付いた巨人打線を止めることができず同点に追いつかれる最悪の展開となってしまいました。
それでもこの劣勢ムードの中、9回に代打中村奨の2塁打と代打三好が犠打を決めて、菊池涼の犠飛に繋げると、最後は栗林が完璧なリリーフで辛うじて勝利を収めました。
少し前のカープなら逆転されて負けていてもおかしくない試合展開でしたが、どうにか勝ち越しを許さず、9回に中村奨と三好がしっかりと仕事を果たし、栗林が完璧な投球をしたことで勝つことができました。
今日の試合を引き分け又は負けるのと勝つのとでは、次戦からのチームの雰囲気が全然違ったはずであり、勝てて本当に良かったと思います。本当に選手達の勝ちたいという強い思いを感じる試合でした。この勝利でチームが乗っていけそうな雰囲気を感じます。来週からの9連戦は期待が持てそうですね。