中日 000 050 300 8
広島 000 001 100 2
勝利投手:柳1勝4敗
敗戦投手:コルニエル3敗
本塁打:[中日]木下1号、ビシエド1号
先発のコルニエルは、4回に無死2塁のピンチを招くも、石川昂、ビシエド、大島を凡打に打ち取って無失点で切り抜けるなど、4回まで毎回安打を打たれながらも無失点で踏ん張りましたが、5回に先頭の木下に本塁打を浴びて先制点を奪われると、四球と犠打で1死2塁とされて、岡林の適時2塁打で1点を失い、なおも1死3塁から遊撃上本の野選でこの回3点目を失いました。さらに四球で1死1,2塁としてしまい、石川昂に2点適時2塁打を打たれて、5回を投げて7安打2四球5失点でマウンドを降りました。
6回は森浦が2死2塁のピンチを招くも、岡林を三振に斬って無失点で凌ぎましたが、7回に登板した中崎が、林の連続失策で1死1,2塁のピンチを迎えて、ビシエドに3点本塁打を浴びて試合が決まってしまいました。
打線は2回に連打で1死1,2塁の先制機を作りながら、中村貴が二ゴロに倒れ、コルニエルは四球で満塁とするも、菊池が三ゴロに倒れて得点を奪えませんでした。
続く3回は無死1塁で秋山が三振、マクブルームは併殺に倒れて好機拡大できず、5回まで毎回のように走者を出しながらも得点を奪えませんでした。
6回に無死1,3塁としながら、西川の遊ゴロの間に1点を挙げるも、坂倉と林は凡退してしまいました。続く7回には2死1,3塁から秋山の適時内野安打で1点を返すも、反撃もここまでで中日に大敗を喫して、カード負け越しとなり、借金1となってしまいました。
コルニエルが、またも突如乱れて炎上してしまいました。4回までは走者を出しながらも粘り強い投球で無失点に抑えていましたが、5回先頭の木下に本塁打を浴びると、制球が乱れて余計な四球からピンチを招き、適時打を浴びる悪循環に陥って、一挙5失点でKOされました。
前回登板も1点を失った後、突如制球が乱れて大量失点しており、2試合連続で同じような失敗を繰り返してしまいました。
今季から先発に転向し、今季初登板から3試合は好投しながらも打線の援護に恵まれず白星を掴むことができず、本人の中では、早く先発初勝利を挙げたいという気持ちが強すぎることで、相手に先制されると、これ以上の失点はできないという思いが強くなり過ぎて、力んでしまうのかもしれません。
白星を挙げることが一番の解決策ですが、その先発初勝利を挙げるためには、相手に先制されても追加点を与えなければ、味方が逆転してくれると信じて、コルニエル本人が粘り強く最少失点で抑えることを意識するしかありません。
次回登板ではこの2試合の失敗を糧にして、初勝利を掴んでほしいですね。