ヤクルト 000 000 100 1
広島 100 020 00X 3
勝利投手:アンダーソン3勝1敗
敗戦投手:小川2勝5敗
セーブ:島内1勝1敗1S
本塁打:[ヤクルト]村上9号
[広島]菊池3号
打線は、初回に菊池の先頭打者本塁打で先制するも、その後の2死1,2塁では坂倉が一ゴロに倒れて追加点を奪えず、2回から4回は内野安打1本に抑えられてしまいましたが、5回1死1塁の菊池の打席でランエンドヒットを仕掛けて1,3塁と好機を拡大させて、続く上本の2点適時3塁打で追加点を奪いました。
先発のアンダーソンは2回に1死2塁のピンチを招くも、山崎を一飛、中村を左飛に打ち取って無失点で切り抜けると、6回まで散発3安打無失点に抑える好投でした。
7回に村上の本塁打で1点を失いましたが、7回を投げて、4安打無四球1失点の快投でした。
打線は、6回以降はヤクルト中継ぎ陣に完璧に抑えられて追加点を奪えず、8回に登板したターリーが四球と田中の失策に犠打で1死2,3塁の一打同点のピンチを迎えましたが、代打濱田を三振、サンタナを右飛に抑えて無死点で凌ぎました。
9回は島内登板して2死後に連打で1,2塁のピンチを招きましたが、長岡を三振に斬ってリードを守り切って、プロ初セーブを挙げました。また、チームはヤクルトを3タテして貯金を2として、3位で来週からの交流戦に臨みます。
菊地の先頭打者本塁打で幸先良く先制するも、その後は小川に封じられて追加点を奪えませんでしたが、アンダーソンは力強い直球を制球良く投げ込み、ストライク先行のテンポの良い投球でヤクルト打線に付け入る隙を与えない素晴らしい投球で、昨日に続き緊迫した投手戦となりました。
5回に無死1塁でアンダーソンが犠打失敗して、好機拡大を逃したかと思いましたが、続く菊池がランエンドヒットを決めて1,3塁として、アンダーソンのミスを帳消しにすると、上本の適時3塁打で2点を追加しました。
この場面で無得点に終わっていたら、試合の流れがヤクルトに傾いていた可能性があっただけに、菊池と上本の打撃は勝敗を分けた大きなポイントだったと思います。
そして、7回にアンダーソンが、村上に本塁打を打たれて1点を返されて、試合の流れがヤクルトに傾きかけていた8回に登板したターリーが四球と失策などで迎えた1死2,3塁の場面も、三振と右飛に打ち取ってヤクルトに流れを渡しませんでした。
投打とも試合の流れが変わりかけた場面で、それぞれが役割を果たしたことで、チームを勝利に導いた素晴らしい試合でした。
チームはこの良い流れに乗って、来週からの鬼門となっている交流戦に臨めます。今年こそは最低でも5割で乗り切ってほしいですね。