広島 000 000 000 0
オリ 000 020 02X 4
勝利投手:山本4勝2敗
敗戦投手:大瀬良2勝4敗
右内転筋筋挫傷で離脱していた栗林が、出場選手登録されて、鬼門となっている交流戦に向けて弾みを付けましたが、1番菊池以外は左打者を並べた打線がオリックス先発の山本に3回まで5三振でパーフェクトに抑えられると、4回には西川がチーム初安打を放ち、盗塁で1死2塁の先制機を作るも、秋山が三振、松山は二ゴロ倒れて得点を奪えませんでした。
7回1死から秋山が安打で出塁するも、松山は遊飛、坂倉が三振に倒れて、8回を散発2安打8三振で無得点に抑えられました。
先発の大瀬良は4回までオリックス打線を1安打に封じて2塁さえ踏ませませんでしたが、5回に連打と犠打で1死2,3塁のピンチを招くと、暴投と犠飛で2点を失ってしまいました。
7回にも四球と安打で1死1,2塁のピンチを迎えましたが、若月を併殺に打ち取って無失点で凌ぎ、7回を投げて5安打1四球2失点でマウンドを降りました。
8回は中﨑が登板して、2死後に連打と盗塁で2,3塁とされて、中川圭に2点適時2塁打を浴びて、試合が決してしまいました。
打線は9回も山崎颯に1四球無得点に抑えられて、2安打で3塁を踏むことができず零封負けを喫して、チームは18年からオリックスに13連敗となりました。
鬼門とする交流戦の開幕戦の相手は12連敗中のオリックス、さらにエース山本と不利な条件がずらりと並んだ一戦は、データどおりの完敗でした。
先発の大瀬良は、球に力強さがあり、切れ、制球とも素晴らしく、山本と緊迫した投手戦を演じましたが、5回に2点を失ってしまいました。犠飛による失点は仕方ないと思いますが、その前の暴投による失点は痛かったです。山本相手に2点のビハインドは厳しすぎるので、坂倉には何としても止めて欲しかったですね。
とは言え、大瀬良は7回を2失点と役割を果たしているので責めることはできません。
一方の打線は、菊池以外左打者を並べましたが、完全に不発に終わりました。今季の山本は左打者より右打者の方が被打率が高いというデータがありながらも、新井監督は選手の状態を見て、ベストメンバーを組んだと説明していましたが、林、韮澤、中村貴の若手は完全に格の違いを見せつけられました。
新井監督の説明通り、データよりも今のベストメンバーでスタメンを組んで戦う作戦も間違いではないと思いますが、通用しないことが分かった時点で、代打を送るなど作戦を変更して山本攻略に向けて打てる策を取ってほしかったです。
今日は完敗を喫しましたが、交流戦で躓かないためには、絶対に連敗は避けないといけないので、明日は勝ちたいですね。