ヤクルト 000 000 010 1
広島 020 200 01X 5
勝利投手:九里3勝4敗
敗戦投手:石川3敗
本塁打:[ヤクルト]中山1号
[広島]會澤6号
打線は、2回に無死1塁から松山が適時2塁打を放つと、更に1死後安打で1死1,3塁として田中広の適時打でこの回2点を先制しました。
更に4回には死球と安打に犠打で2死2,3塁とすると、敵失で2点を追加しました。
先発の九里は、3回に安打と犠打に四球などで2死1,3塁のピンチを招くも、山田哲の当たりを田中広が好守で遊ゴロに抑えて無失点で切り抜けると、4回には安打と2四球で2死満塁とされましたが、石川を三振に斬り、5回にも2四球と堂林の失策で1死満塁のピンチを背負うも、雄平を三振、エスコバーを2ゴロに打ち取って無失点で凌ぎ、6回まで投げて3安打5四球無失点の好投でした。
7回は島内が1四球無失点に抑えましたが、8回に塹江が1死後代打中山に本塁打を浴びて1点を失いました。
打線は6回に安打と四球で無死1,2塁としながら、田中広が投ゴロ、代打正随がプロ初打席で併殺に倒れてしまうと、7回には連続四球で1死1,2塁のチャンスを貰うも、鈴木誠と松山が凡退して追加点を奪えませんでした。
しかし、8回に會澤が本塁打を放ってリードを再び4点に広げると、9回をフランスアが無死1塁で代打廣岡を併殺に打ち取るなど3人で抑えて、チームの連敗を3で止めて、5位に浮上しました。
先発九里が6回3安打無失点と好投して、投壊の悪い流れを断ち切りました。
九里は先週の登板で142球を投げており、その疲労の影響からか、3回以降は制球が乱れて5四球と苦しみ、毎回のように得点圏に走者を背負いましたが、要所で踏ん張ってヤクルト打線に得点を与えませんでした。
前カードのDeNA3連戦では先発が序盤に失点して相手打線を勢い付けてしまい、中継ぎ陣もその勢いを止められなかったので、大量失点に繋がりましたが、今日は九里が無失点に抑えて、打線に良いリズムをもたらしたことで、先制点を挙げて流れを掴むことができました。
大瀬良とK.ジョンソンのローテの柱2人を失う非常事態でしたが、九里が2試合続けて好投したことは、投壊が続いていたチームとって大きな意味があります。九里の作った良い流れを、明日の先発野村が繋げて、チーム状態を上向けてほしいですね。