カープな毎日

カープファンのひとりごと。

ドラフト2位森浦と仮契約

2020年11月17日 20時41分52秒 | オフシーズン

 ドラフト2位で指名した森浦大輔投手と入団交渉を行い、契約金6,000万、年俸1,100万で仮契約を結びました。

 最速148㎞を誇る森浦の起用については先発と中継ぎの両方を想定しており、来春のキャンプで適性を見て判断されることになりそうですが、スカウト評では中継ぎを想定しているようです。

 来季の投手陣を考えた時、中継ぎには塹江、フランスア、中村恭、高橋樹など左腕がいますが、先発はK.ジョンソンが退団すると床田だけになってしまうので、先発にはもう一人左腕がほしいと考えると先発として起用してほしい気がします。

 しかし、先発は大瀬良、野村、九里、遠藤、中村祐、そして新外国人のネヴァラウスカス、新人栗林と右腕候補が7人いることから、ローテ入りはかなりの激戦になりそうです。

 この争いを勝ち抜くことは難しいかもしれませんが、左右のバランスを取るためにも森浦には先発として頑張ってほしいです。

 

 起用方法は来春にならないと決まらないと思いますが、今季の森下のように1年目からフル回転して、ドラフト1位栗林やドラフト3位大道とともに新人王を争うような活躍をしてほしいですね。

コメント

助っ人2選手を獲得

2020年11月16日 21時16分18秒 | オフシーズン

 チームはシーズン終了から4日間の休みを挟んで、今日からマツダスタジアムで秋季練習を開始し、主力やフェニックスリーグ参加選手らを除く19選手が参加しました。

 今季は、シーズン終了が11月中旬となりオフが短いため秋季キャンプは行われず、秋季練習も27日までと期間が短いことから、各選手は課題克服がテーマとなるようです。

 今季は5年ぶりの負け越しとなり、来季の巻き返しのためには個々の選手のレベルアップは必須なので、この短い秋季キャンプを有効に使ってレベルアップしてほしいですね。

 

 また、球団は、ドビーダス・ネヴァラウスカス投手、ケビン・クロン内野手との契約が合意に達したと発表しました。ネヴァラスカスは契約金2,620万円、年俸6,540万円、クロンが契約金3,140万円、年俸8,400万円です。

 ネヴァラウスカスはリトアニア共和国出身初のMLB選手で、今季は17試合登板して0勝3敗、防御率7.11の成績でした。ただ19回を投げて23奪三振を記録しており、高い奪三振率を誇っていますので、リリーフとして獲得したと思いましたが、球団は先発としての起用を想定しているようです。

 K.ジョンソンの退団が決定的な状況となっており、その代わりとして期待していると思われますが、先発陣は大瀬良と野村がケガから復帰し、栗林らの新人も加わるとある程度頭数は揃うので、その場合はリリーフとして起用できると考えているかもしれませんね。

 一方のクロンは右打ちで1塁と3塁を守れる選手で、今季は8試合で17打数無安打でしたが、メジャーデビューを果たした19年は39試合で打率.211、6本塁打、16打点ながら、3Aでは打率.331、38本塁打、105打点で本塁打王を獲得して長距離砲です。

 今季のカープは長距離打者が鈴木誠のみであり、相手投手に一発の恐怖感を与える選手がいなかったことから、獲得したものと思われます。個人的には長距離砲よりは中距離打者の方がカープの野球には合っているように思いますが、球団は3連覇に貢献したエルドレッドのような働きを期待しているようなので、エルドレッドのように上手くの日本の野球に順応できれば大きな戦力になるかもしれません。

 今季はフランスアとピレラ以外の助っ人選手が、ほぼ戦力とならなかったので、来季は1軍の戦力として活躍してくれることを期待したいですね。

 

 ドラフト4位で指名した小林樹斗投手と入団交渉を行い、契約金4,000万、年俸500万で仮契約を結びました。

 最速152㎞を誇る右腕に対して、スカウト評は先発でもリリーフでもできると高評価していますが、守護神を務めていたことと、憧れが藤川ということから狙うのはカープの守護神でしょう。

 チームはリリーフに大きな課題を抱えていることから、数年後には小林が絶対的守護神として成長してくれることを願いたいですね。

コメント

カープアカデミー出身2選手に戦力外通告

2020年11月12日 21時04分09秒 | オフシーズン

 球団はモンティージャ投手と育成のメナ投手の2選手に来季の契約を結ばないことを通告したと発表しました。

 モンティージャは、19年に育成選手契約から支配下選手登録されましたが、今季の1軍出場は1試合で0勝0敗、防御率18.00でした。メナは、19年に育成選手契約を結びましたが、支配下登録はされず、今季はウエスタン・リーグで3勝2敗、防御率2.96でした。

 モンティージャは25歳と若く、2選手ともカープアカデミー出身でまだ2年目でありながら戦力外となったのは、これ以上の成長が望めないと判断されたと思われます。

 カープアカデミーからの選手から1軍の戦力となる選手がなかなか出てこないですね。新型コロナウイルス感染拡大により新助っ人の獲得が難しいと思われるので、残った育成のコルニエルに期待したいですね。

 また、K.ジョンソンの退団も決定的との報道がありますが、今季のK.ジョンソンは開幕から状態が上がらず2度登録抹消となり、2軍でシーズン終盤でも結果を残せなかったことで戦力外と判断したと思われますが、今季は異例のシーズンでコンディションを整えることが難しかったことと、これまでの実績を考慮し、復活を期待してもう1年契約を更新してほしいですね。

 来季は大瀬良と野村が復活し、新人の栗林らの即戦力が加わることで先発投手は頭数が揃うため、中継ぎタイプの助っ人を獲得する思惑もあると思いますが、新人は未知数であり、今季のように故障者も出てくる可能性があるので、K.ジョンソンが残ってくれれば先発陣の層が厚くなって良いと思うだけに残念ですね。

 

コメント

今季最終戦は惜敗して5位確定

2020年11月11日 22時17分21秒 | 試合結果

中日 000 010 002 3
広島 000 000 002 2
勝利投手:柳6勝7敗
敗戦投手:九里8勝6敗
セーブ:藤嶋1勝1S

 前日の試合で打率3割を達成した鈴木誠はベンチ入りメンバーから外れ、球団初の5年連続打率3割が確定しましした。

 打線は、2回と3回に先頭打者を出しながら、併殺や盗塁失敗により活かすことができず、5回まで1安打に抑えられて2塁さえ踏むことができませんでした。

 6回に安打と捕逸で1死2塁と初めて得点圏に走者を進めましたが、九里が三振、長野が中飛に倒れて得点を奪えませんでした。

 8回には2死無走者から今季限りで自由契約となり退団することは決まっている小窪が代打で出場すると、右前安打を放って今季初安打を放ちましたが、得点に繋げることができませんでした。

 先発の九里は、2回に2四球で2死1,2塁のピンチを招きましたが、桂を三ゴロに打ち取ってピンチを脱すると、4回には連続長短打で1死1,3塁のピンチを迎えるも、堂上を三ゴロ、武田を三振に斬って無失点で凌ぎました。

 5回に2死1塁から京田に適時2塁打を浴びて1点を失うも、6回から8回は1安打無失点に抑えて味方の援護を待ちましたが、9回に連続四球で無死1,2塁のピンチを招き、2死後に桂に2点適時打を浴びてしまい、8安打6奪三振3失点での完投となりました。

 打線は、9回2死後に長野が四球を選び、田中広の2塁打で2,3塁とチャンスを作ると、堂林が2点適時打を放ち1点差に迫って先発柳をKOしましたが、松山が代わった藤嶋に右飛に打ち取られて、今季は最終戦を白星で飾れず、52勝56敗12分の借金4の5位でシーズンを終えました。

 また、今日の試合を欠場した菊池涼が2塁手としては、史上初となるシーズン無失策、守備率10割の偉業を達成しました。

 

 今日の今季最終戦は、勝てば4位の可能性が残りましたが、鈴木誠と菊池涼が記録達成のため欠場しており、苦戦が予想されました。その予想通り、柳の前に8回まで散発3安打に封じられ、盛り上がったのは代打小窪の安打という寂しい状況でした。

 それでも9回2死後から2点を挙げて柳の完封、完投を阻止して最後に意地を見せたところは良かったと思います。

 また、先発の九里も自己最多タイの9勝目を狙って8回までは1失点で踏ん張りましたが、100球を超えていた9回に疲れが出たのか連続四球でピンチを招き、痛恨の2点を失ってしまい、完投するも9勝目は成りませんでした。

 しかし、九里は、9月後半から安定した投球を続けて、森下とともに先発ローテを支えたことで、チームはシーズン終盤に安定した戦いをすることができ、10月と11月の月間勝ち越しに繋げました。この投球は来季に繋がると思うので、大瀬良とともに先発ローテの軸として投手陣を牽引してくれることを期待したいですね。

 新型コロナ感染拡大により開幕が遅れ、無観客での開催など、異例のシーズンでしたが、チームも故障者が続出するなど厳しい戦いとなってしまいました。来季こそは通常どおりの開催でき、チームも万全の状態で戦って優勝することを願いたいですね。

コメント

鈴木誠が5年連続打率3割達成

2020年11月10日 23時35分54秒 | 試合結果

広島 204 100 000 7
ヤクルト 000 000 030 3
勝利投手:床田5勝8敗
敗戦投手:奥川1敗
セーブ:フランスア2勝3敗19S
本塁打:[広島]松山9号
    [ヤクルト]廣岡8号

 

 打線は、今季初の1番に鈴木誠を起用すると、初回に2塁打を放つと、長野の内野安打で1死1,3塁なり、松山が2点適2塁打を放って、ヤクルトドラフト1位奥川から先制点を挙げました。

 3回には無死1塁から、再び松山が2点本塁打を放ち、さらに坂倉と堂林の連打で無死1,3塁として奥川をマウンドから引きずり下ろしました。1死後、代わった星から四球で1死満塁として、床田と鈴木誠の連続適時短長打で2点を加えてこの回4点を挙げました。

 続く4回にも連続長短打で1死1,3塁として堂林の犠飛で1点を追加して、リードを7点に広げました。

 5回にも2安打などで1死1,3塁とするも、田中広と長野が凡退して無得点に終わると、7回には連続短長打で無死2,3塁としながら、床田、野間、田中広が凡退して追加点を奪えませんでした。

 

 先発の床田は、ストライク先行のテンポの良い投球でヤクルト打線を6回まで散発2安打に抑えて2塁さえ踏ませない素晴らしい投球でを見せると、7回には1死後に2塁打を浴びて1死2塁と初めて得点圏に走者を背負いましたが、西田を三振、エスコバーを遊ゴロに打ち取って無失点で切り抜けました。

 8回も続投するも、廣岡に本塁打を浴びて1点を失うと、さらに安打と高橋大の失策に四球で無死満塁のピンチを招いてしまい、マウンドを中田に譲りました。代わった中田は、青木と坂口の連続犠飛で2死を取ると、マウンドに塹江を送り後続を断ちました。床田は、7回0/3を投げて5安打6奪三振1四球3失点の好投でした。

 9回は島内が登板するも、四球と安打で無死1,2塁とされてしまい、フランスアに交代しました。フランスアは、中村を三振、上田を併殺に打ち取って無失点で凌ぎました。

 

 鈴木誠が球団史上初の5年連続打率3割を目指して、今季初めて1番で起用されると、初回にプロ初登板初先発となったドラフト1位奥川から2塁打を放って先制点を呼び込むと、2回には左前打を放ち、さらに続く3回の第3打席は代わった星から適時2塁打を放ち、3打数3安打で打率.300に到達したことから、ここで代走野間を送られてベンチに下がり、明日の今季最終戦は欠場する見込みとなったことから、球団史上初の快挙は確定しました。

 さすがの鈴木誠でも3打数3安打は厳しいと思っていましたが、あっさりと球団新記録を更新してしまいました。ベンチも3打数3安打は厳しいと見て、少しでも多く打席の回る1番で起用することで7打数4安打又は8打数5安打を狙わせたと思いますが、3打数3安打で決めてしまうところに鈴木誠の凄さを感じました。

 普段はチーム状態、試合展開や打席での状況など様々なことを考えながら打席に入ることから、いろいろと考えすぎてしまい、集中して打席に入れないと思いますが、集中して打席入れば、これほど簡単に安打が出てしまう鈴木誠の技術の高さに驚き、どこまで成長していくのか楽しみですね。これからも次々と球団記録を更新していくことでしょうね。

 今季はチーム成績が振るわず不本意な結果となってしまいましたが、来季もチームの主砲としてチームを勝利に導き、来季こそはリーグ制覇を成し遂げてほしいですね。

コメント

4安打零封負けで石原の引退試合を飾れず

2020年11月07日 20時26分31秒 | 試合結果

阪神 000 101 000 2
広島 000 000 000 0
勝利投手:秋山11勝3敗
敗戦投手:中村祐3勝4敗
セーブ:スアレス3勝1敗25S
本塁打:[阪神]大山28号

 

 石原慶の引退試合として行われた試合に先発した中村祐は、初回に無死2塁のピンチを招くも、糸原とマルテを凡打に打ち取り、大山への死球を挟んでサンズを三振に斬って無失点で凌ぐと、2回と3回も走者を出しながらも無失点に抑えましたが、4回1死後に四球を与えて1死1塁から木浪に適時2塁打を浴びて先制点を失い、6回には大山に本塁打を浴びて2点目を失って、6回裏の攻撃で代打を送られ、6回を6安打2失点で降板しました。

 7回は菊池保が三者凡退に抑えましたが、打線が天敵秋山に6回まで散発2安打に抑えられて2塁さえ踏めず得点を奪えませんでした。

 8回の守備からは、石原慶が守備に就き中田をリードして、糸原、マルテ、大山の主軸を三者凡退に抑えました。8回裏には無死1塁で打席に入ると、阪神も同級生の能見に交代する意気な計らいをして雨が降る中、5球目の直球を打ち上げて右飛に終わり現役最後のプレーを終えました。

 9回はケムナが三者凡退に抑えるも、打線もスアレスに1安打無得点に抑えられて、阪神に4安打零封され、石原慶の引退試合を白星で飾ることができませんでした。また、今季の負け越しも決まりました。

 試合後には、石原慶の引退セレモニーが行われ、センターのビジョンに現役時代のプレーが映し出された後、マウンド付近で引退スピーチを行い、會澤と2人の愛娘から花束贈呈を受けました。その後、マツダスタジアムを一周してファンに別れの挨拶を終えると、サプライズで黒田博樹氏と新井貴浩氏が登場して再度花束贈呈が行われました。

 そして、チームメートの手で8回胴上げされた後、全選手とハイタッチで別れを告げると、最後に待っていたK.ジョンソンと熱い抱擁をかわして現役生活に別れを告げました。

 石原慶は、引退スピーチでは、最初に引退セレモニーの場を設けた松田オーナーと球団スタッフにお礼をすると、今季が無事に開幕できたことを医療関係者に感謝し、その後も指導者、先輩、後輩、仲間やスタッフ、そして両親、家族への感謝の言葉を述べました。さらにファンに対しても、これまでの声援に感謝をするなど、気遣いのできる人柄が伝わりました。

 今日の試合は、石原の似顔絵と背番号31が描かれたマスクを着用し、今季限りで現役引退する藤川が、試合後の挨拶では石原慶の引退記念Tシャツをその場で着用しました。さらに黒田と新井がサプライズ登場し、最後は相棒のK.ジョンソンとの抱擁で大きな感動を呼びました。

 これだけ多くの人から見送られる石原慶は、誰からも慕われ、人望の厚い素晴らしい選手だったことを感じられました。石原慶には良き指導者として、これからもカープを支えてほしいですね。

 19年間お疲れさまでした。そしてカープを縁の下から支えてもらいありがとうございました。

 

コメント

延長10回サヨナラ勝ちで7連勝

2020年11月05日 23時32分32秒 | 試合結果

巨人 000 002 200 0 4
広島 011 000 020 1 5
勝利投手:ケムナ1勝1敗
敗戦投手:田口5勝6敗1S
本塁打:[巨人]坂本18号 

    [広島]長野10号

 

 打線は、2回に2塁打などで1死3塁として松山の犠飛で先制すると、3回には2死無走者から長野が本塁打を放ってリードを2点に広げました。4回にも四球と安打で2死1,3塁の追加点機を作りましたが、羽月が三振に倒れて無得点に終わりました。

 先発の薮田は、初回に安打などで2死2塁とされるも、岡本を三振に斬って無失点に抑えると、3回には四球と犠打で1死2塁のピンチを招きましたが、松原と吉川を凡打に打ち取り、4回も四球と安打で2死1,2塁のピンチでしたが、大城を三振に斬って得点を与えず、5回まで2安打無失点に抑えました。

 しかし、6回に安打で無死1塁とされ、坂本に2点本塁打を浴びて同点に追いつかれました。さらに四球と安打で無死1,3塁とされ、中島を右飛に打ち取ったところでマウンドを中村恭に譲りました。

 代わった中村恭は大城に四球を与えて1死満塁とピンチを広げましたが、代わった中田がウィーラーを三振、代打田中俊を二ゴロに抑えて勝ち越しを許さず、薮田は5回1/3を投げて5安打3四球6奪三振2失点でした。

 7回は塹江がマウンドに上がるも、2死後に四球で走者を出すと、続く岡本に適時2塁打、続く丸にも適時打を浴びて2点を失ってしまいました。

 8回は島内が1安打無失点に抑えると、5回から7回まで無安打に抑えられていた打線が8回1死後に連続四球に死球で1死満塁のチャンスを貰うと、會澤が2点適時打を放って同点に追いつきました。 

 9回はフランスアが1四球無失点に抑えましたが、打線も得点を奪えず延長戦い突入しました。10回はケムナが登板し、無死1塁から代打若林を併殺に打ち取るなど無失点に抑えると、10回裏に安打で無死1塁として田中広が犠打失敗するも、併殺を狙った田口が一塁へ悪送球して1死2塁となり、鈴木誠が敬遠されて1死1,2塁となって、西川が右前打を放ち、代走の二走曽根が本塁生還でサヨナラ勝ちと思われましたが、本塁でのクロスプレーに原監督がリクエストを要求した結果、判定が覆ってアウトとなって幻のサヨナラとなりました。しかし、続く會澤が敬遠されて2死満塁から、松山が適時打を放って今季2度目のサヨナラ勝ちとなり、チームは2分けを挟んで7連勝となり、10回を無失点に抑えたケムナがプロ初勝利を挙げました。

 序盤は投打がかみ合った素晴らしい試合展開でしたが、6回に薮田が坂本に痛恨の2点本塁打を浴びてしまい、さらに勝ち越しにピンチを招いてしまいましたが、このピンチで中田が好救援で勝ち越しを許しませんでした。

 しかし、7回に塹江が四球から2点を失ってしまい、敗戦の雰囲気が漂いましたが、この劣勢の状況でも島内、フランスア、ケムナが無失点で凌ぎ、打線は8回に同点に追いついて10回のサヨナラ勝ちに繋げました。

 今季は一度試合の流れを失うと、取り戻すことができず終盤の逆転勝ちが見られませんでしたが、ようやくシーズン終盤にきて投手陣は劣勢でも踏ん張って失点を防ぎ、打線も反発力を見せて粘り強く得点を奪うことができるようになって、投打の歯車が噛み合うようになりました。その結果が7連勝という好成績に繋がっています。

 このチームの雰囲気を忘れることなく、来季はシーズン序盤から今のような戦いを見せて優勝争いに加わってほしいですね。

 球団は、小窪を自由契約にすると発表しました。この日までに来季の去就を話し合った結果、出場機会を求める本人の希望を受けて球団は自由契約としました。

 今季は堂林が3塁の定位置を掴み、二遊間も羽月や小園という有望選手が成長しており、来季も小窪の1軍での出場機会は限られてしまうことが予想されるので、出場機会を求める気持ちを持って退団を望む気持ちは理解できますが、チームメートからの人望が厚く、25年ぶりの優勝を果たした16年から2年間は選手会長を務めてチームをまとめたキャプテンシーは、将来の指導者として期待していただけに退団は残念です。

 来季はどこのユニフォームを着ることになるか分かりませんが、グラウンドで元気な姿を見せて活躍してほしいですね。

コメント

遠藤が4安打1失点完投でチームは今季初の6連勝

2020年11月04日 22時30分34秒 | 試合結果

巨人 000 000 001 1
広島 000 010 22X 5
勝利投手:遠藤5勝6敗
敗戦投手:髙橋1勝3敗
本塁打:[広島]長野9号

 

 先発の遠藤は、初回に四球と會澤の悪送球で1死2塁のピンチを招くも、坂本を遊ゴロ、岡本を三振に斬って無失点で凌ぐと、2回から5回まで2安打無失点に抑えました。

 打線は初回に四球と盗塁などで1死3塁の先制機を作りましたが、鈴木誠が三振、四球を挟んで會澤も三振に倒れて無得点に終わると、2回1死1,2塁では遠藤の犠打が捕邪飛となり2塁走者ピレラが飛び出して併殺、3回無死1塁も田中広の右飛で1塁走者長野が戻れず併殺になるなど、4回まで毎回走者を出しながらも得点を奪えませんでした。

 しかし、5回に2安打と四球で1死満塁として、西川の遊ゴロが併殺崩れとなる間に1点を先制しました。

 遠藤は、先制した直後の6回に1死2塁のピンチを招きましたが、坂本と岡本を抑えて無失点で切り抜けると、7回を8回を三者凡退に抑えました。

 打線は、6回に連打で1死1,3塁の追加点機を作るも、遠藤が併殺に倒れてしまいましたが、7回に長野が本塁打を放って追加点を挙げ、さらに四死球で無死1,2塁として會澤の適時打でこの回2点を追加しました。続く8回に安打と敵失で1死2,3塁として、長野の2点適時打でリードを5点に広げました。

 遠藤は9回も続投して、2塁打などで1死3塁とされ、岡本の2ゴロの間に1点を失って念願のプロ初完封は成りませんでしたが、最後は丸を遊ゴロに打ち取って、9回を4安打7奪三振1失点で2度目の完投勝利を挙げ、チームは2分を挟んで今季初の6連勝をなりました。

 

 遠藤は、課題の立ち上がりでピンチを迎えましたが、落ち着いて坂本を遊ゴロ、岡本を三振に斬って無失点で切り抜けると、2回以降はストライク先行のテンポの良い投球で巨人打線を翻弄しました。

 5回に味方が先制した直後の6回に1死後2塁打を打たれてピンチを招きましたが、ここでも坂本を右飛、岡本を三振に斬って無失点で踏ん張りました。

 その後は快調なペースでプロ初完封も見えてきた9回に1点を失って完封は成りませんでしたが、見事な投球で1失点完投勝利を挙げました。

 今日のポイントは初回と6回のピンチで巨人のクリーンアップの坂本と岡本を抑えたことでしょう。今までは打たれることを恐れることで、カウントを悪くして打たれていましたが、今日はしっかりと腕を振って勝負できたことが好結果に繋がったと思います。

 これで3試合連続でQSを達成しており、課題が克服されてきたと思われます。この投球を忘れず、来季は実力でローテを1年間守り続けて2桁勝利を目指してほしいですね。

 

コメント

9回2死から菊池涼の同点弾で引き分け

2020年11月03日 23時55分25秒 | 試合結果

巨人 000 101 000 0 2
広島 000 000 002 0 2

本塁打:[広島]菊池涼10号

 

 先発の九里は、初回と2回は走者を出しながらも併殺に打ち取ってピンチの芽を摘み取ると、3回には2塁打などで2死3塁のピンチを招くも、松原を左飛に打ち取って無失点で切り抜けました。

 しかし、4回に安打と四球で1死1,2塁とされ、丸に適時2塁打を浴びて1点を失い、なおも1死2,3塁のピンチでした若林を三振、岸田遊ゴロに打ち取って最少失点で切り抜けました。

 6回は2死後に四球と安打で1,3塁のピンチを迎えると、陽に適時打を浴びて追加点を奪われましたが、7回と8回を無失点に抑えると、9回も続投して安打と犠打で1死2塁のピンチを招くも、吉川と戸郷を凡打に打ち取って得点を絶えず、9回を8安打9奪三振2失点でマウンドを降りました。

 

 打線は、初回に安打と四球で1死1,2塁の先制機を作りましたが、西川が中飛、松山が遊ゴロに倒れて先制機を逃すと、2回から4回まで1安打に抑えられてしまいました。

 5回2死後に2塁打と内野安打で1,3塁としながら大盛が三振に倒れると、続く6回にも四球と安打で1死1,2塁の得点機を作りながら、松谷mと堂林が凡退して得点を奪えませんでした。

 7回にも四球と犠打で2死2塁としながら、大盛が二ゴロに倒れて戸郷から得点を奪えませんえしたが、9回2死1塁から菊池涼が起死回生の2点を放って同点に追いついて延長戦に突入しまいた。

 

 10回はフランスがが三者凡退におさえると、10回裏は代打ピレラ、鈴木瀬、西川が三者凡退に倒れて引き分けに終わり、今季のチーム成績の勝ち越しが無くなりました。

 

 今日の試合は投打とも最後に意地を見せた試合でした。

 九里は、毎回のように走者を背負いながらも2失点で踏ん張る粘投を見せ、7回を終えた時点で113球を投げており交代してもおかしくありませんでしたが、規定投球回をクリアするために続投すると、8回を三者凡退に抑えて規定投球回に達しました。それでも次は2桁勝利への可能性を残すため9回もマウンドに上がり無失点で切り抜け、138球の熱投で9回を投げ抜き意地を見せました。

 打線は、戸郷に対して再三チャンスを作りながら、あと1本が出ずに8回まで5安打無得点に抑えらてしまいましたが、森下の新人王をアシストするためにも戸郷に白星を献上したくないという思いと、九里の熱投に応えて白星を付けさせたいという思いが9回の菊池涼の同点2点本塁打を呼び込み打線の意地を見せました。残念ながら勝ち越すことができず、九里の9勝目は成りませんでしたが、九里と打線が素晴らしいプレーを見せてくれました。

 シーズン最終版になってチームが一つにまとまって良い試合ができています。この雰囲気を来季に繋げて巻き返してほしいですね。

 

 

 

コメント