お昼ごはん、というか軽食というか
後から思えばどちらとも思えない様な微妙な量の食事だった
その場所は観光地に作られた典型的な観光客用の喫茶店である
外はここは車がほとんど通らないが駐車場として作られているのか
少し大きめ、直径2~5cm程の海岸でよく見かけるスベスベした石が25平方メートルに
敷き詰められていた
これは後に重要な遊び道具になったのだが
その店は全体的に濃い黒目の木造建築物、1階建てで屋根が結構高い
入り口は手動の引き戸でそこに入ると目に付くのが「着物を貸し出します」というもの
ここで女物しかなかったのが差別であるが、まあ別にどうでもいい
1時間いくらだったかな、2500円だった印象があるが
あとは民芸品と陶器が所狭しと棚に置かれている
喫茶店のスペースは入って右側に、洋風の背もたれが普通よりやや高めの椅子が4つずつ
テーブルの周りに置かれている
こちとら10人も人が居るので2つは占領しないといけないのだが
客が俺達を抜いて4人(2人組みが2つ)ほど、あとは20人は座れるほど席が空いていたので問題は無い
よし、何食べるかな、と思ってメニューを見始めると俺は驚愕した
まともに食べれる品が、シフォンケーキ(プレーン、抹茶、チョコ)と冷麦しかなかったのである
これは如何ともしがたい、ご飯を食べに行って品を選べないというのがこれほど苦痛だったのか
今実感した、まあそれを食べにそこに行っている場合問題ないのだが
適当にふらっと寄った店でメニューの品が薄いとここまで残念な気分になるとは
そして、周りは半分ぐらいが冷麦で半分ぐらいがケーキを頼むらしい
俺は相当考えた、普通に考えたら二つ頼みたいのだが
確かに二つ頼んでるやつもいた、だが俺の座っているテーブルの方には
例のみちるさんが居るのだ、俺は妙にに萎縮してなんか居心地が悪い
仕方ないのでシフォンケーキ(チョコ)のみを頼み
周りで冷麦を食べている人を羨ましそうに見つつ
―じゃあ頼めよと言われそうだが無理だ、俺はこれでも初対面の人間には
かなり内気で恥ずかしがり屋なのだ、いやこれ本当―
シフォンケーキをわざと時間をかけて食べ終わったのだがまだ皆はここで喋るらしい
俺はそういうのあんまり好きじゃないので一人で外に出ていった
ここで先ほどの石が生きてくるのである
俺は外に出るとさっそく小石が満遍なく敷き詰められた場所に腰をかけ
一人で石を触ったりちょっと投げてみたり遊んでいた
暫くすると中から誰かが出てきた
「ちょっと真輝みとって」
と月奈に言われ、俺の横にようやく二足歩行ができる小人を置いてそそくさとまた店の中に戻っていった
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
お互い何も喋らず沈黙の空気が流れる
俺は特に気にする事も無く先ほどと同じように石で遊び始める
そもそも、俺はガキの面倒を見させるいい召使のようなものなんだ
だけど、小さければ小さいほど子供の面倒を見るのはどんどん苦手になるなのだが
それはなぜかと言うとね、俺は子供をあやすことができないのだ・・・
ごく一般的に使われる処方は「おー、よしよしよし」というのが良く聞く台詞だが
そ・・・そんなこっぱずかしい台詞が俺の口からでるわけない!!!!
もし周りに絶対に誰もいないならできるかもしれないがそうじゃないなら100%無理
それもそうなのだが最初から「母親じゃないとどうせ無理だろう」という偏見(?)も入っている
そして真輝は数分したら何も構ってくれないお兄さんの傍を離れてまた
入り口がたまたま開いていた店内に戻っていった
(すまん許せ、俺にはできない)
更に時は数分過ぎると今度は
「おーみ何しとんの?」
と青菜が声をかけてきた、あれこれって普通立場逆じゃないかと思われるが
俺はよく周りから見ると何をしているのか分からない事をしているらしく
それが子供達から見ても同じらしかった
「遊んどる」
「何して遊んでるの?」
「石触っとる」
「なにそれー?あははは!」
と小学1年生にもなってない女の子に屈託の無い笑顔で笑われてしまった、何故!?
その後は少しの間だけ青菜は俺の傍で同じように石で遊んでいたが
また暫くすると飽きたのか何処かにいってしまった
更に村正が出てきて青菜と追いかけっこをして遊び始め
どんどんこの広場も賑やかになってきて更に
華、藍夏、花美もでてき俺の一人の静かな休憩時間は次第に終わりを告げようとしていた
ここが終わるとみちるさんとはお別れで、次に会うのはいつか
会う日が来るのかどうかも分からないが、とにかく俺は胸を撫で下ろした
まったく、今日は成るべく喋らないように距離を置いていたがとんでもない人だ
でもこんな人でも、次に会うかどうか分からない別れというものは
少し淋しかったりする俺であった
そして次は「萩城」に行きます
ここの別名がうちの長女の名前の由来になっています
って名前ばれそうだけどまあいいか
ちなみに今回の写真はこの祖母の住んでいた場所から結構近い場所にあり
たまたま母が見つけて写真だけ撮ってた「高杉晋作」の家です
あんまり関係ない写真ですね!
――――――――――――――今日の一言?―――――――――――――――――
昨日奇跡が起こった、なんと俺の財布の中が完全に0円になったのだ!
とある買い物をしたら120円になり、缶ジュースを買って(意図的にだが)
財布の中を0、円、にした、円ね、円
俺の財布の中にはまだ外国の紙幣なり硬貨がちょいちょい入っているが0円になったことには変わりは無い
コンビニでたまーに合計777円になるのと同じぐらい嬉しかったり(つまり半分どうでもいい)
後から思えばどちらとも思えない様な微妙な量の食事だった
その場所は観光地に作られた典型的な観光客用の喫茶店である
外はここは車がほとんど通らないが駐車場として作られているのか
少し大きめ、直径2~5cm程の海岸でよく見かけるスベスベした石が25平方メートルに
敷き詰められていた
これは後に重要な遊び道具になったのだが
その店は全体的に濃い黒目の木造建築物、1階建てで屋根が結構高い
入り口は手動の引き戸でそこに入ると目に付くのが「着物を貸し出します」というもの
ここで女物しかなかったのが差別であるが、まあ別にどうでもいい
1時間いくらだったかな、2500円だった印象があるが
あとは民芸品と陶器が所狭しと棚に置かれている
喫茶店のスペースは入って右側に、洋風の背もたれが普通よりやや高めの椅子が4つずつ
テーブルの周りに置かれている
こちとら10人も人が居るので2つは占領しないといけないのだが
客が俺達を抜いて4人(2人組みが2つ)ほど、あとは20人は座れるほど席が空いていたので問題は無い
よし、何食べるかな、と思ってメニューを見始めると俺は驚愕した
まともに食べれる品が、シフォンケーキ(プレーン、抹茶、チョコ)と冷麦しかなかったのである
これは如何ともしがたい、ご飯を食べに行って品を選べないというのがこれほど苦痛だったのか
今実感した、まあそれを食べにそこに行っている場合問題ないのだが
適当にふらっと寄った店でメニューの品が薄いとここまで残念な気分になるとは
そして、周りは半分ぐらいが冷麦で半分ぐらいがケーキを頼むらしい
俺は相当考えた、普通に考えたら二つ頼みたいのだが
確かに二つ頼んでるやつもいた、だが俺の座っているテーブルの方には
例のみちるさんが居るのだ、俺は妙にに萎縮してなんか居心地が悪い
仕方ないのでシフォンケーキ(チョコ)のみを頼み
周りで冷麦を食べている人を羨ましそうに見つつ
―じゃあ頼めよと言われそうだが無理だ、俺はこれでも初対面の人間には
かなり内気で恥ずかしがり屋なのだ、いやこれ本当―
シフォンケーキをわざと時間をかけて食べ終わったのだがまだ皆はここで喋るらしい
俺はそういうのあんまり好きじゃないので一人で外に出ていった
ここで先ほどの石が生きてくるのである
俺は外に出るとさっそく小石が満遍なく敷き詰められた場所に腰をかけ
一人で石を触ったりちょっと投げてみたり遊んでいた
暫くすると中から誰かが出てきた
「ちょっと真輝みとって」
と月奈に言われ、俺の横にようやく二足歩行ができる小人を置いてそそくさとまた店の中に戻っていった
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
お互い何も喋らず沈黙の空気が流れる
俺は特に気にする事も無く先ほどと同じように石で遊び始める
そもそも、俺はガキの面倒を見させるいい召使のようなものなんだ
だけど、小さければ小さいほど子供の面倒を見るのはどんどん苦手になるなのだが
それはなぜかと言うとね、俺は子供をあやすことができないのだ・・・
ごく一般的に使われる処方は「おー、よしよしよし」というのが良く聞く台詞だが
そ・・・そんなこっぱずかしい台詞が俺の口からでるわけない!!!!
もし周りに絶対に誰もいないならできるかもしれないがそうじゃないなら100%無理
それもそうなのだが最初から「母親じゃないとどうせ無理だろう」という偏見(?)も入っている
そして真輝は数分したら何も構ってくれないお兄さんの傍を離れてまた
入り口がたまたま開いていた店内に戻っていった
(すまん許せ、俺にはできない)
更に時は数分過ぎると今度は
「おーみ何しとんの?」
と青菜が声をかけてきた、あれこれって普通立場逆じゃないかと思われるが
俺はよく周りから見ると何をしているのか分からない事をしているらしく
それが子供達から見ても同じらしかった
「遊んどる」
「何して遊んでるの?」
「石触っとる」
「なにそれー?あははは!」
と小学1年生にもなってない女の子に屈託の無い笑顔で笑われてしまった、何故!?
その後は少しの間だけ青菜は俺の傍で同じように石で遊んでいたが
また暫くすると飽きたのか何処かにいってしまった
更に村正が出てきて青菜と追いかけっこをして遊び始め
どんどんこの広場も賑やかになってきて更に
華、藍夏、花美もでてき俺の一人の静かな休憩時間は次第に終わりを告げようとしていた
ここが終わるとみちるさんとはお別れで、次に会うのはいつか
会う日が来るのかどうかも分からないが、とにかく俺は胸を撫で下ろした
まったく、今日は成るべく喋らないように距離を置いていたがとんでもない人だ
でもこんな人でも、次に会うかどうか分からない別れというものは
少し淋しかったりする俺であった
そして次は「萩城」に行きます
ここの別名がうちの長女の名前の由来になっています
って名前ばれそうだけどまあいいか
ちなみに今回の写真はこの祖母の住んでいた場所から結構近い場所にあり
たまたま母が見つけて写真だけ撮ってた「高杉晋作」の家です
あんまり関係ない写真ですね!
――――――――――――――今日の一言?―――――――――――――――――
昨日奇跡が起こった、なんと俺の財布の中が完全に0円になったのだ!
とある買い物をしたら120円になり、缶ジュースを買って(意図的にだが)
財布の中を0、円、にした、円ね、円
俺の財布の中にはまだ外国の紙幣なり硬貨がちょいちょい入っているが0円になったことには変わりは無い
コンビニでたまーに合計777円になるのと同じぐらい嬉しかったり(つまり半分どうでもいい)