N003の実事求是な日々

基本はゲームの事、後は気になったニュースとか人生観とか
自分の病気の事とか実事求是な記事を書きたいと思っております

山口県10人で3泊4日半の大旅行 3日目 萩城!!

2010-08-12 18:04:31 | 旅行
とりあえず土産を無事に買えたので一旦車に置いてきてトイレを済ます
さて、今からどうするかと言うと、どうやら「遊覧船」があるらしく
それに乗ろうとのこと
世間一般がいう遊覧船と言うものがどういうものかは俺は知らないが
ここのは屋根付の木材和船である、よく船上宴会とかするあんな感じ
ただ、テーブルは勿論無い、屋根が上下する仕組みがあるらしい
遊覧船チケットを売店で購入して、子供と俺は先に乗り場に行った
村正が中々テンションが高くダッシュで乗り場へ向かう
そこは緩やかな下り坂だったので、まあこける事はないだろう
船着場のすぐそばに来ると船頭さんらしき人がチケットを切っていた
俺はそこに着いて後ろを振り返ると年配方ご一行はゆるりとこちらに来ていた
俺が舟の目の前まで来るとこれは、、、という状況が眼前に伺える
なんと船着場の足場と船が50cmぐらい差があるのだ
もちろん祖母はこんな所を一人で降りられるわけもなく
大丈夫かなと思って待っていた

「車椅子の人も大丈夫ですか?」
「大丈夫大丈夫」

という月奈と係りの人の会話を聞いて結局取った方法が
車椅子から降ろして皆で抱きながら船に乗せるという方法
祖母は

「いやいい、乗らない、ここで待ってる」

と言っていたが「折角だし」という周りの意見を押し切る事はできなかった
確かに皆に抱っこされながら乗るのも恥ずかしいっちゃ恥ずかしいけども

「ほら、おーみも手伝って!」

上からぼーっとみていた俺に掛け声が飛んできたが、いやいや
既に係りの人、大の大人4人がいてギチギチなのに俺が行っても場所的にも効率的にも
悪いだろうと思って上で見ていたのである

「いいよいいよ、俺達がやるから」

とおじさんたちに言われて俺はちょっと申し訳ないような、スコーシだけ居心地の悪い気分で待っていた
無事に作業が終わると船に乗り込む
結構な数の乗客がいて俺達を含め20人程が6畳ほどの船に乗り込んでいた
外側には毛布が置いてある、確かに3月の終わりの今はまだ川の上は寒いであろう

「それでは出発しまーす」

船頭さんが船のエンジンをかける

ぶるるぅぉぉん どるどるどるどる

船が緩やかに進み始める、少し肌寒いので毛布に包まる
船頭さんは何やら喋り始めたが俺は余り耳に入れず周りの景色を見ていた
川を船で移動していると昔のことを少し思い出した

昔、小学校高学年の時だったろうかお父さんは6人乗りのゴムボートを5つ買ってきた
今になって思えば何故こんなに大量に買ってきたのかは覚えてないが、あの時は必要だったのだ
それで俺と一番歳の近い「はやちゃん」という1歳上の男のいとこがいた
そのいとこは俺のお父さんの弟の三男なんだが、なんとお父さんとおじさんが18歳も歳が離れているのに
俺といとこが1歳しか歳が違わないっていうのは相当奇跡だった
そこで「田舎の川をゴムボートで2人で乗りながら下ってほしい」というものだった
ケーブルテレビと言うものは天気予報専用チャンネルがあるんだったっけ
分からないがとにかく天気予報があると思う、それの背景はどこかの景色だったりなんだり
あまり記憶に無いが、そういうのだったと思う
それに出演するという話だった
結局俺は一度も見ていないがその天気予報の背景に暫くの間ずっと出ずっぱりだったらしい!
確か5分とかそこら

「あちらにみえますのが―」
「こちらが有名な―」
「あれがかの―」

船が出て数分、この遊覧船は全体で15分ぐらいらしい
もう直ぐ半分、折り返し地点に差し掛かる

ガタガタガタガタ

何を隠そう俺はこの時めちゃくちゃ寒くて、震えが止まらなかった
3月の終わりの川の上というものがここまで寒いとは正直なめていた
毛布に包まっているにもかかわらずだ
これならまだ陸上でパンツ1枚で突っ立っていた方がマシなぐらいだ
と、おもむろにスピードを落とし始めた
ほぼ停止しているかしていないか程度のスピードを維持しつつ

「ここがドラマ―――で使われた屋敷です」
「おお~~」
「そうなんだー」
「あー、ここが」

などと観衆が多少の盛り上がりを見せていた
(え・・・なにそれ)
その中で明らかに少数派だった俺はそんなドラマなど知らず興味は無かった
が、一応写真は取って置いた
俺が見たことのあるドラマは1,2個で再放送のみ
夕方5時とかにやってるあれだ、俺は本気でテレビを見ない
ドラマ見るぐらいならゲーム、バラエティ番組見るぐらいならゲーム
アニメ見るぐらいならゲーム、ニュースは飯時にお父さんが流しているのを見る
恐らく中学3年の時に始めたオンラインゲームの影響であるが、困ったやつだ
このゲームオタクが!

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ってわけで画像はそのドラマで使われていた屋敷だそうです
これみてそのドラマ当てれたら君はドラマのクイズ選手権に出れるかもよ!?
そんなマイナーな大会は無いと思うがw
ゲームセンターのクイズマジックアカデミーとかはあるが

最高の  邂逅+1

2010-08-12 18:03:29 | キリ番
ぼんやりとした意識を振り払いなんとか体を起こそうとする

「いつっ」

背中に鋭い痛みが走り、上半身がぼふっと布団に叩きつけられる

「あ、まだ無理をなさらないで下さい」

声をしたほうを見るとさっき見た女の人が椅子に座っていた

「えっと、ここは病院・・・ですか?」

「ええ、近くの中央病院に救急車で運ばれました
幸い速度もそんなに出ていなくてたいした怪我では無かったんですが
あの子が―」

自分が今の状況になっている原因を思い出した

「そういえば、あの男の子は無事なんですかっ!?」

隣の病室にも聞こえるほどの声を出し、上体を起こそうとしてまた痛みによって叩き伏せられた

「そんなに焦らなくても
あの子ならここにちゃんと居ますよ」

カーテンを開けると頭に包帯を巻いた男の子がスヤスヤと寝息を立てていた

「あの時に衝撃で飛ばされてしまって電信柱に頭をぶつけたんですけど
あなたのおかげで衝撃が吸収されたらしく大事には至らなかったようで
救急車を呼んだのは初めてだったんですけど
やる時はやれるものなんですね、ふふっ」

彼女は微笑みながら外を見ていた

「そうですか、よかった・・・本当に、本当によかった・・・」

自然に溢れてきた涙が自分にも予想外だった
あの時自分は「助けなきゃ」という思いで助けたのではなく
細胞が反応した、そういう感覚だった

「それにしてもビックリしました、ここに来てあなたの名前を拝見した時は…」

何のことか良く分からない僕は涙を拭いながら

「え?」

と答えると

その人は隣の子供と僕を見ながら微笑んでいた
隣のベットをもう一度見るとまだ穏やかな眠りに包まれている

「丁度4年前だったでしょうか、私、夫婦で海外旅行に行ってたんです」

昔のことを懐かしむように外を見ながら、淡々と喋りはじめた

「あの時は悲惨でした、そばを走っているバスが急に爆発して
私と主人は被害を受けない位置に居たために避難していたんですけど
主人は「どうしても行かせてくれ!」って聞かなくて
あ、主人は医者をしていましてね、こういう場面に立ち会うと
危険を顧みずに救助に参加してしまうんです」

僕がぽかんと話を聞いていたのを見て、目が合いニコリとしてからまた話し始めた

「そのときにたまたま日本人女性が居たんです
その人はまだ息があって周りの人たちに比べればましだったのですが
それでも酷い有様で・・・
主人は近くのベンチにその女性を寝かせて何やら喋っていました
私が近づくと「近くの総合病院に行ってくるお前も後から来てくれ」と、急に言い出して
救急車に自分も乗って行ってしまったんです」

何の話をしているのか分からない僕はまだポカンとしていたが

「何か聞きたいことはありますか?」

と、聞かれて我に帰り

「あ、いえ」

と言うとまた話を始めた

「この時は私も分けが分からず病院に行って
私も主人も英語は喋れたので、受付で事情を話して
主人が居るかどうか確かめてもらったんです
そしたら手術室に居ると言われまして、行ってみたら
手術室の前で座っていて「くそっ、俺も手術に加わりたいのに」
と言っていましたが、2人で待つ事にしました
それから数時間が経過して、手術が終わったようなのです
出てきた医者に主人は駆け寄って「どうだった!?」
と聞いていました、そしたら
「一人は生き残ったがもう一人は…残念だが」
と言い残し去っていきました
この辺りでもう大体何のことか分かると思うんだけど」

「僕の、お母さん…?」

「そう、でもねこの時生き残っていたのはあなたのお母さんではなく―」

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この話、思いついたのはいいけどうまくまとめれない
どうしよう、気がついたら8000HITなってました
嬉しいんだけど、うううん
シリアスな話って難しい