私が、彼と出会ったのは40年以上前になる。
「都井岬に釣りに行こうか」
当時の先輩に誘われて、初めて都井岬に釣りに行った。
その時に乗船した船が「室丸」だった。
室丸の船長も私も若くて、怖い者知らずの処も少しあった。
荒崎に都井にと、多いときは毎週のように通った。
今では「室さん」と、気軽に呼び合える仲間であり大切な友である。
その室さんが、昨年末に体調を崩して緊急入院。
釣り仲間から知らせを聞いて、すぐに自宅に電話。
運良く、奥さんが出られた。
すぐに見舞いに行きたかったが、手術後の体調のことを考えて年明けまで待った。
年が明けて、正月が過ぎ「もう良いだろう」と、室さん宅に電話して見舞いに行った。
彼の顔を見たときは、嬉しくて、ホッとした。
顔を見るまで「どうしているだろう」「元気に話ができるだろうか」と、心配ばかりしていた。
室さんの顔を見て「心配したど」と、声を掛けて、がっちりと握手。
握手した手に、室さんの暖かさと力強さが伝わってきた。
嬉しかった。

室丸の話になると、室さんが寂しそうに「瀬渡しをやめることにした…」と、話し始めた。
もしかしたらと思っていたが、私も寂しかった。
この船で、どれだけの釣果を上げさせてもらったか。
大黒、コシカケ西と東、中ノ瀬、荒崎0番、二番、三番、トセンベ等々
大切にしていた思い出が、一度にワッと出てきた。
「大切なお客様の命を守ることが難しいと思う」と、寂しそうに語る。
「がんばろうや」とは、言えなかった。
「船に乗りたくなったら、俺の船に遊びに来てよ。一緒に海に出ようや」
と、返したら「もちろん行くよ」と、笑顔で返事が返ってきた。
室丸の次の船長も、決まっている。
懐かしの「室丸」は、いつでも都井の海を走っている。
室さんと「室丸」の思い出は、一度では書ききれない。
室さんの元気回復を祝して、明日まで、都井の釣り話を少し書いてみたい。
「都井岬に釣りに行こうか」
当時の先輩に誘われて、初めて都井岬に釣りに行った。
その時に乗船した船が「室丸」だった。
室丸の船長も私も若くて、怖い者知らずの処も少しあった。
荒崎に都井にと、多いときは毎週のように通った。
今では「室さん」と、気軽に呼び合える仲間であり大切な友である。
その室さんが、昨年末に体調を崩して緊急入院。
釣り仲間から知らせを聞いて、すぐに自宅に電話。
運良く、奥さんが出られた。
すぐに見舞いに行きたかったが、手術後の体調のことを考えて年明けまで待った。
年が明けて、正月が過ぎ「もう良いだろう」と、室さん宅に電話して見舞いに行った。
彼の顔を見たときは、嬉しくて、ホッとした。
顔を見るまで「どうしているだろう」「元気に話ができるだろうか」と、心配ばかりしていた。
室さんの顔を見て「心配したど」と、声を掛けて、がっちりと握手。
握手した手に、室さんの暖かさと力強さが伝わってきた。
嬉しかった。

室丸の話になると、室さんが寂しそうに「瀬渡しをやめることにした…」と、話し始めた。
もしかしたらと思っていたが、私も寂しかった。
この船で、どれだけの釣果を上げさせてもらったか。
大黒、コシカケ西と東、中ノ瀬、荒崎0番、二番、三番、トセンベ等々
大切にしていた思い出が、一度にワッと出てきた。
「大切なお客様の命を守ることが難しいと思う」と、寂しそうに語る。
「がんばろうや」とは、言えなかった。
「船に乗りたくなったら、俺の船に遊びに来てよ。一緒に海に出ようや」
と、返したら「もちろん行くよ」と、笑顔で返事が返ってきた。
室丸の次の船長も、決まっている。
懐かしの「室丸」は、いつでも都井の海を走っている。
室さんと「室丸」の思い出は、一度では書ききれない。
室さんの元気回復を祝して、明日まで、都井の釣り話を少し書いてみたい。