釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

3月11日 波高し

2021年03月12日 | 日記
今日は、東日本大震災発生から10年目となる。

あの日の、衝撃は今でも忘れることが出来ない。

日南でも「今揺れたよね」と、地震を感じた。

テレビで流れる津波のシーンも衝撃が大きすぎて、涙が溢れたのを覚えている。

改めて、亡くなられた方々に対して、ご冥福を祈りたい。



久し振りに、船を出してみた。

波が有ることも、ウネリが高いことも、風が吹いてくることも、分かった上での出港。

「釣りが出来ない状況なら、直ぐに帰ってきます」

広峯さん、竹本さんにも了解を得て、出てみた。


裸バエアタリは、ウネリが高くて沖には出られない。

「内場に回ってみますね」

船首を内場に向けて、走り出す。

内場を過ぎると、沖合に漁船が見える。

「少し、沖に出てみます」

大きなウネリに気を付けながら、船を進める。

最初のポイントは、鰺場に入ってみた。

朝の内は、北西の風が少し吹いている。

風に押されるように、船は沖に流される。

ベイト反応は、予想していたよりも、良い感じで出ている。

「海底から15メートルの高さまでです」

後は、ヒットしてくるかどうか。






良い感じのベイト反応でと思うのだが、なかなかアタリに繋がらない。

ゴツゴツとバイトして来ても、針に乗らない。


広峯さんに、オキアジがヒット。

竹本さんにヒットしてきたのは、真鰺。






しかし、なかなか思うように後が続かない。

潮の流れも、0.6ノット前後と少し緩めの流れになっている。


風の変わり目に、少し、風が緩んできた。

「今の内に、チョット沖に出てみましょう」

高いウネリを斜めに越していきながら、船を進める。

時折、船首が波を掬いそうになる。





水島の近くに来ると、ウネリが一段と大きくなってきた。

時折、3瀬を波が越している。

馬の鞍も、沖からのウネリが被っている。


ベイト反応は、ビックリするくらいに良い感じで、出ている。

しかし、悪いことに、潮が動かなくなってしまった。

船が、止まった処から流れない。

潮が動かないこともあって、アタリが来ても針掛かりしない。

「不味いな、困った…」




潮が動かない中、竹本さんがアタリを捕らえた。

「突っ込みますよ。楽しみかも」

期待を持って、見守ったが…。





上がってきたのは、大きなイトヒキアジ。

潮が動いていない、と気持ちが落ち込む。




北東の風が強くなり始めて、内場に移動。

ガンゾウヒラメがヒットしてきたが、エソの活性には負けてしまう。


予想していたよりも、ベイト反応は出ている。

この事が、気持ちの救いには成った気がする。