今日は、東日本大震災発生から10年目となる。
あの日の、衝撃は今でも忘れることが出来ない。
日南でも「今揺れたよね」と、地震を感じた。
テレビで流れる津波のシーンも衝撃が大きすぎて、涙が溢れたのを覚えている。
改めて、亡くなられた方々に対して、ご冥福を祈りたい。
久し振りに、船を出してみた。
波が有ることも、ウネリが高いことも、風が吹いてくることも、分かった上での出港。
「釣りが出来ない状況なら、直ぐに帰ってきます」
広峯さん、竹本さんにも了解を得て、出てみた。
裸バエアタリは、ウネリが高くて沖には出られない。
「内場に回ってみますね」
船首を内場に向けて、走り出す。
内場を過ぎると、沖合に漁船が見える。
「少し、沖に出てみます」
大きなウネリに気を付けながら、船を進める。
最初のポイントは、鰺場に入ってみた。
朝の内は、北西の風が少し吹いている。
風に押されるように、船は沖に流される。
ベイト反応は、予想していたよりも、良い感じで出ている。
「海底から15メートルの高さまでです」
後は、ヒットしてくるかどうか。
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良い感じのベイト反応でと思うのだが、なかなかアタリに繋がらない。
ゴツゴツとバイトして来ても、針に乗らない。
広峯さんに、オキアジがヒット。
竹本さんにヒットしてきたのは、真鰺。
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しかし、なかなか思うように後が続かない。
潮の流れも、0.6ノット前後と少し緩めの流れになっている。
風の変わり目に、少し、風が緩んできた。
「今の内に、チョット沖に出てみましょう」
高いウネリを斜めに越していきながら、船を進める。
時折、船首が波を掬いそうになる。
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水島の近くに来ると、ウネリが一段と大きくなってきた。
時折、3瀬を波が越している。
馬の鞍も、沖からのウネリが被っている。
ベイト反応は、ビックリするくらいに良い感じで、出ている。
しかし、悪いことに、潮が動かなくなってしまった。
船が、止まった処から流れない。
潮が動かないこともあって、アタリが来ても針掛かりしない。
「不味いな、困った…」
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潮が動かない中、竹本さんがアタリを捕らえた。
「突っ込みますよ。楽しみかも」
期待を持って、見守ったが…。
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上がってきたのは、大きなイトヒキアジ。
潮が動いていない、と気持ちが落ち込む。
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北東の風が強くなり始めて、内場に移動。
ガンゾウヒラメがヒットしてきたが、エソの活性には負けてしまう。
予想していたよりも、ベイト反応は出ている。
この事が、気持ちの救いには成った気がする。