釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

3月19日 朝の判断

2021年03月19日 | 日記
お客様を案内しての釣りは、前日に決定していた。

昨日の北東の風と、高いウネリでは、思うポイントには入れない。

時に、風とウネリが喧嘩すれば、三角波になって危険を伴う。

この状態は、絶対に避けなければ成らない。


「明日は、自分一人で釣りに行くか、どうするか…」

「行くなら、朝間詰め勝負になるかな」

「朝起きて、海の状態と風を見て、判断します」

大磯先輩との話。


朝起きて、テレビやインターネットで、天気を確認する。

外に出て、風の状態を確認する。

ネットでは、9時過ぎには風が出る予報になっている。

「今日は、止めておきます」

「その方が良いと思うね」

大磯先輩と、そんな話で中止が決定。


(今日の写真ではありません)


今週の始め、ジギングにメジナが当たっていた。

私の船では、深場を攻めていたこともあって、チャンスを逃がしている。

その日は、水島周りでヒットが見られていた。

多分、鳥島アタリでもヒットが出ていたかも…。


昨年は2月の段階で、メジナがヒットしていた。




抱卵していて、お腹がパンパンのメジナが殆どだった。

メジナが、ジギング等にヒットする時に、ある現象が見られていた。

それが、ヒットの前触れになるのかどうかは、定かではない。

「浮きぐれ」と「浮き上がった、斑点が散らばった様な魚探の反応」だ。

潮としては、上り潮の時にヒットしていた様に、記憶している。


しかし、船からヒットするメジナで、抱卵しているのが少なくなった気がする。

磯からは、写真で見る限り、卵を持っているようには見える。

何が違うのだろう。

多分、水温の違いではないだろうか。

以前、磯釣り仲間が「瀬に近いところは、水温が沖合よりも、高い気がする」と、話していたことがある。

九州各地の釣り仲間からも、似た様な話を聞いたことがある。

それが、メジナの抱卵に影響があるとしたら、ジギングにヒットしてくるメジナの時期は、終わっているかも知れない。


「私も、ジギングでメジナが釣りたかった」

これは、私の本音。

その一方で、去年は2月の中頃、今年は3月の中頃と、ヒットする時期が一ヶ月もずれていた事も、気になることではある。


出来れば、この時化が治まって、もう一度メジナのヒットが見られると良いのだが…。

期待だけは、持っていたい。

3月18日 時化る海

2021年03月19日 | 日記
早朝の、港出口の海は、うねっていた。

裸バエアタリで、2メートル近いウネリに感じた。

大磯先輩に連絡して、前には出られない状況報告をする。


我々は、沖に出ることを諦めて、内場方面に船を進める。


前線の影響が出ているようで、海は大時化になっていた。

朝間詰めから北東の風が強く、ウネリが船底を叩く。

「内場から、少し沖合の状況を確認します」


簑原さん、黒原さん、稲用さんと、波を確認しながら船を進める。

午前7時頃には、北東の風が強く吹き付ける様になってきた。

「流す時間は限られますが、鰺が出るポイントに行ってみましょう」

「潮が良ければ、これまでの実績でカンパチや真鯛等のチャンスも有ります」

魚探に出てくるベイト反応を確認しながら、船を流していく。


北東の風に押される分、ラインも出ていく。

着底は、取れている。

魚探に、ゴマを散らした様な、反応が出てきた。

「多分、鰺だと思います」

ベイトの高さが、海底から20メートル近く立ち上がっている。

黒原さんに、アタリが来た。






「鰺ですか」

「だと思います」

ゆっくりと、ラインを巻き上げていく。

やがて、獲物が見えてきた。

「鰺ですね」




40センチ近い、良型の鰺がヒットしてきた。


段々と風も強くなり、ウネリも高くなってきている。

短時間で、勝負しなくては成らない。


ベイト反応の位置を確認しながら、流す距離を短くする。

写真を撮る時間が、勿体無い気がしてくる。


ポツポツと、鰺が上がり始めた。

どれも40センチ近い良型だ。


しかし、9時過ぎには、波が三角波に成ってきた。

「これ以上は、危ない状況になる」

そう判断して、口惜しいけれど引き上げる事にした。