釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月16日 家庭菜園に勤しむ

2017年10月16日 | 日記
釣船のプログとしては、相応しくない表題だけど…。

海という大自然を相手に釣船を営んでいると、どうしても時化で負けてしまう。

「何とかならないかな…」

何とかなるものなら、こんなにヤキモキとはしてない。

追い打ちを掛けるように、台風21号が発生した。

今の進路予想を見ていると、太平洋側を進みそうにも見えるけど…。

北上しながら、高気圧や秋雨前線の位置によっては、進路が変わる。



今週末アタリが、一番警戒を要すると思っている。


仮に、いま海が凪で釣りに行けたとする。

やはり、狙いは秋のカンパチ、ハガツオ、真鯛等々となる。

タチウオも面白い時期なのだが、イマイチ調子が上がってこない。

面白いところで、この時期はハタやアラが動く時期でもある。

大型のニベが動く時期でもある。

私の釣り仲間は、昼間に30キロ超の大アラを釣り上げている。

夜釣りで10キロクラスのアラを釣り上げている仲間もいる。

私も釣り上げたいと、常々思っているけど、なかなかチャンスが巡ってこない。

私の記録は、5キロ超のハタ。

このハタを釣り上げたときの最初のアタリは、身体毎引っ張られて海面が目の前にあった。

いつか、こんな凄い引きに巡り会うチャンスも来るだろう。

その日に備えて自宅にいるときは、家庭菜園の手入れを怠らないようにしておく。

畑を耕しておけば、堆肥をしっかり入れておけば、後は妻が種まきをしたり苗を植えたりする。

夫婦二人三脚は、船も波家庭菜園も一緒。

海の釣果は、塩干しや味醂干しにして、孫達に送る。

少々の雨や風には負けないで、頑張ろう。

10月15日 陸に上がった河童かな

2017年10月15日 | 日記
夕方、海を見に行ってみた。

「少しは、波が落ちたかな」





そんなに簡単に、波が落ちて、北東の風が収まるはずもない。

夕間詰めに、少しでも凪に近ければと、思った気持ちは一遍に吹き飛んだ。

海が凪にならなければ、陸に上がった河童状態。


自宅にいて、何もすることがない。

妻が「雨が降る前に墓に行って来る」と、出かけた。

「じゃー自分は何をしよう」

と、足を運んだ先は畑仕事。

秋から冬にかけて、栽培する予定の種まきの準備。

スコップで畑の土を、天地返しして篩で小石を取り除く。

毎回、篩で小石を取り除くのだが、それでも沢山出てくる。

時には、ガラスの欠片が出てくることもある。

土を耕して、発酵させていた籾殻を混ぜ、堆肥も混ぜていく。

漁師ができないときは、お百姓さんと一次産業に精を出す。

結局、夕方5時過ぎに海を見に行くまで、畑仕事を続けた。

2つの畝を作るのに、タライ3分の2位の小石が出てきた。

土はフカフカになった分、気持ちはいいが、篩続けて手袋に穴があいた。

これで、今年2つの農作業用の手袋を買い換える。

暫くは、雨の止み間に畑仕事に精出すかな。

「早く、海よ凪になれ!」

10月14日 海は大時化、風は突風

2017年10月14日 | 日記
いつも思うが、海上では風が強風になっていても、船着き場に帰ってくると風は静かに感じる。

山陰や建物が風除けになっているから、当たり前な話だ。





予報で言っていた雨こそは降らなかったが、海上では白波が立っていた。

水平線では、大きなウネリが立っているのが見える。

「また、暫くは無理かな…」

それでも、船を出していた知り合いが居た。

「波が凄かったでしょう」

「凄いなんてもんじゃなかった。大島が見えなくなるくらいやった」

「風も凄かったでしょう」

「北東が突風やった。船が進まないくらい吹いていたですよ」

「何もなくて良かったですね」

「波飛沫は随分被りましたよ」と、笑っていた。


この大時化で、潮が良い方向に変化しないものだろうか。

上りなのに「菜っぱ潮」は、良い感じはしない。

黒潮が影響していると思っているけれど、潮速ももう少しゆっくりとなって欲しい。

来週はずっと雨予想なので、海は時化が続くだろう。

時化後に期待して、竿やリールの手入れをしよう。

10月13日 変な潮

2017年10月13日 | 日記


沖から入ってくる潮が、潟近くを流れる潮とぶつかって、白波が立っている。

上り潮が入ってきているのだが、一定の処から潟方向に動かない。

潟近くの潮は上り潮なのだが、濁りの混ざった菜っぱ色している。

菜っぱ色は下り潮の色と思っているのだが…。

菜っぱ潮と青みのある潮が、入り乱れている。

「潮は北東に流れていますけど、これって本当に上り潮なのかな?」

風は、北東風がやや強めに吹いている。

本来、流し釣りは風に押されて風下に流れていく釣りなのだが…。

船は北東風に向かって、流れていく。

風上に向かって流れていき、風を背に受けて釣りをしている。

潮の色が青から緑に変わると、ラインが風上に向かって出ていく。

船が流れるよりも速く、ラインが出ていく。

しかし、100グラムのジグで着底が取れる。

「変な潮…?」

潮の速さは、沖から入ってくる潮の中は、2.9ノットと3ノット近くで流れている。



潟近くの潮は、反対に0.5ノット前後と緩い流れになっている。

「今日の潮は変な潮ですね」

Sさんは、釣り始めの最初から「変な潮」「変な潮」と、言われていた。

そのSさんにアタリが来た。



大きなアカヤガラ。

「下潮は動いてないですね」

潮は流れて無くて、ただ移動しているだけ…なんか、難しい言い方になってしまった。

潮が動いていそうな処と、ベイトが出ているところを探して行く。

Sさんにアタリが来た。



体高のあるヒレナガカンパチだ。

2キロ近くある良型だ。

しかし、後が続かない。

ベイトの移動が早すぎるのだ。

一度出てきたベイトが、船を戻すと既に其処には居ない。

また、別のベイトを探す。

Sさんに又してもアタリが来た。



54センチの良型真鯛。

「久し振りに真鯛が来た」と、笑顔。

私には、良型のハガツオが来た。

魚は居るけど、潮が魚の活性を生かしてくれない。

真鯛か釣れた後、アタリがピタッと止まってしまった。

「今日は諦めて帰りましょうか」

北東の風が一段と強くなってきた事もあり、帰港した。


10月12日 昨日をリベンジ

2017年10月12日 | 日記


水平線からお日様が昇る頃には、せっせとジグをしゃくっていた。

「昨日は口惜しい思いをしたからね。今日は頑張るよ」

稲用さんと並んで、ジグをしゃくる。

北西の風が吹いているが、北東からの波長の長い大きなウネリは連日のこと。

ベイト反応は、出たり出なかったりと安定性は余り無い。

それでも「もしかしたら、この辺りならベイト反応があるかも」と、予測して流すコースを決める。

潮は、上り潮が流れているが、濁りが入っている。

上り潮で濁った潮、こんな状況の中で、ひたすらジグをしゃくる。

釣り始めて1時間ほど過ぎた頃、私にアタリが来た。

最初のアタリは、ググッと重みが竿に乗った感じだ。

「走りますか」

「いや、ドラッグは出ないね」



上がってきたのは、1キロ超のカンパチがダブルヒットしていた。

「久し振りのカンパチダブルや」

昨日は、逃げられてばかりだったので、少しだけホッとした気持ちだ。

今度は、稲用さんにアタリが来た。



「重いけど、走りませんね」

ゆっくりと巻き上げていくと、ピンク色した魚影が見えてきた。

55センチの良型真鯛が、上がってきた。



同じベイトを3度流しては、移動していく。

次のベイトを探すが、なかなか思うように出てこない。

「古い魚礁の回りを見てみましょう」

数本のベイト柱が出てきた。

「やってみましょう」

ジグを落とすと、直ぐにアタリが来た。

上がってきたのは、私の身長(175センチ)ほどのアカヤガラ。

「今日は、帰ってもらいましょう」と、直ぐに放流。

この直後に、私にアタリが来た。

「青物の走りに似ているね」

上がってきたのは、1.5キロ程のハガツオ。

「ハガツオが来た。嬉しい」

稲用さんにも、アタリが来た。



上がってきたのは、良型のイトヨリダイだった。

暫くすると、又しても私にアタリが来た。

最初の突っ込みは青物を想像させたが、途中から竿先が叩き始めた。

上がってきたのは、雄の真鯛。



57センチの良型だ。

この時に、沖から潮目が入ってきた。

その潮目の中に入って、仕掛けを落としてみた。

なかなか着底が取れない。

「潮が速いでね」

「潮速が2.7ノットある。釣りにならんね」

直ぐに、移動する。

丁度、満潮の潮止まりになっていた。

1時間ほどは、アタリが出ない時間が続く。

干潮の潮が動き出して、直ぐにアタリが来た。

私と稲用さんと、同時にヒットするダブルヒットになった。



稲用さんは、2キロ近いハガツオ。

私には、1.5キロ程のカンパチが来た。

「同時ヒットは、楽しいし気持ちがいいね」

と、笑顔になる。

しかし、潮が動き始めたと思ったら、南風も強くなり始めた。

ラストにしようかと、ベイトを探して仕掛けを投入。

稲用さんに、強烈なアタリが来た。

竿先が、海面に向かって突っ込む。

すると獲物は、そのまま瀬に入ってしまった。

私にもアタリが来た。

1キロほどの、キジハタが来た。



稲用さんの獲物は、瀬に入ったまま出てこない。

暫く待っていると「あっ…」針が外れてしまった。

「あー、口惜しい…」

もう少し粘っていたかったが、南風に白波が立ち始めた。

「残念だけど、今日は帰ろう」

昨日に続いて、口惜しい思いを残して帰港した。