釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

3月25日 父と子で、楽しむ一日

2020年03月26日 | 日記
「おはよう御座います」

船の準備をしていると、朝の挨拶の声が聞こえてきた。

声の主は、金丸(真)さんだった。

「おー、久し振りやね」

金丸(旭)先生と一緒に、父と子で今日の釣りを楽しむ。


金丸(真)さんは、県内のバレーボール界では、知らない人は居ないだろう。

高校バレーボール界の、素晴らしい指導者の一人だ。

高校時代の、選手としての活動する姿も、素晴らしかった。


「海で何も考えないで、非日常を楽しむのが良いですね」

コロナウィルス問題で、部活動が出来ない。

気晴らしに、気分転換に、今日は釣りを楽しんで欲しい。


お二人を乗せて、船を走らせる。

沖合に出ると、北東の風がやや強く吹いている。

ウネリの様子見に、浅場のポイントから入る。

今日の最初のアタリは、旭先生に来た。



良型のウッカリカサゴ。

「釣れたよ」

まずは、父親としての釣果に、笑顔が輝く。


最初のポイントでは、後が続かなかった。

ポイントを移動する。





金丸(真)さんに、アタリが来た。





旭先生にも、アタリが来た。

親子で、ダブルヒットになった。





金丸(真)さんには真鯵、旭先生にはウッカリカサゴがヒット。

父と子で、釣果の記念写真。

この後も、真鯵がポツポツとヒットしてくる。


海上は、北東の風が徐々に強くなって、ウネリも出始めている。


金丸(真)さんに、強いアタリが来た。



竿が強く引き込まれたが…「あっ、外れた」

針が外れたようだ。




旭先生にも、強いアタリが来た。

ドラッグ音が鳴って、ラインが引き出される。

「リールが巻けない」

獲物の強い引きに耐えながら、少しずつラインを巻き上げていくが…。

「あっ…切られた」

リーダーが切られてしまった。

「ブリの様なアタリでしたね」

チョット悔しいアタリだった。


気持ちを切り替えて、船を戻す。

金丸(真)さんに、又しても強いアタリが来た。



「どんな感じ」

「強い引きですね。この感覚が楽しいですね」

魚とのやり取り中の姿は、心から非日常の釣りの世界を楽しんでいる様子。

上がってきたのは、良型のニベ。





「こんな大きな魚、初めて釣りました」

金丸(真)さんの笑顔が嬉しい。


この後、高くなった北東のウネリを避ける為、内場に入る。



内場では、旭先生にガンゾウヒラメがヒットしてきた。


暫く、内場で時間を過ごしていたが、再度、沖合のポイントに戻ってみた。

やはり、ウネリは高い状態のままだった。

「ここで、1時間ほど流して、納竿したいと思います」と、告げる。


ラストの流しに、旭先生に強いアタリが来た。





「ゆっくり、行きますよ」

「これも、強い引きやな」

旭先生のペースで、ゆっくりと巻き上げる。

「見えました。ニベです」





3キロ近いニベが、上がってきた。

「ニベやったね」

「また、ニベやったね」

父と息子で、笑顔で過ごす楽しい釣りの時間。

コロナウィルスで、色々と制限が掛かっている。

今日の、父と子の楽しい釣りの一日が、何かの気分転換になれば、嬉しい限りだ。

金丸(真)さんの姿は、私が昔から知っているバレーボール選手。

これからも、素晴らしい指導者として「真也、頑張れ」と、応援している。


旭先生の、息子を頼もしく見つめる眼差しが、暖かかった。

3月24日 北東の強風と濁った潮

2020年03月25日 | 日記


水平線から顔を見せたお日様。

「昨日のような、風が吹きません様に」

心の中で、手を合わせてお願いする。


朝間詰めは、イカ狙いに浅場のポイントを攻める。

肥田木さんが、エギを操る。

しかし、潮が動いていない。

流速が0.0と、表示される事がある。

朝間詰めに、大潮の満潮の潮止まりに成るが、その時間まではまだ余裕がある。

ポイントを変えてみるが、潮が動かない

「動かない潮」は、昨年からの苦戦の現況。


「一旦、イカを置いて気持ちを変えましょうか」


沖目のポイントに、移動する。

最初のポイントのベイト反応は、まずまずと言った処。

肥田木さんのラインを見ていると、下潮が上っているように感じる。

上潮は下り潮が流れているが、泥濁りの潮になっている。

「余り、良い感じの潮ではないな…」

そんな印象を、持ってしまう潮だ。


潮が気になる一方で、風も気になっていた。

朝8時には、北東の風が強く吹き始め、沖からの白波が立ち始めている。

仲間に連絡すると「波が出てきたし、風も強くなってきた」と、気候条件の悪化を気にしている。



北東の風の、ウネリの間隔が狭く、時折、船が大きく揺れる。

近くにいる漁船を見ていても、ウネリによる横揺れが激しい。


風は北東の強風、潮は「上が下りで、下が上りの2枚潮状態」と、大苦戦の状況が揃っている。

良い感じのベイト反応が出てきても、なかなかアタリに繋がらない。




風に押され、下潮に引っ張られて、アタリが取り辛い。

そんな中、肥田木さんにアタリが来る。

上がってきたのは、真鯵。

普段なら「よっしゃ、今からや」と、気合いを込めるのだが…。

しかし、同じポイントに長く留まることが出来ない。

沖に出ていた船が、内場へと避難していく。


私たちも、内場に移動する。

内場のベイト反応も、大きなベイト柱になっているのだが、アタリが出てこない。

ベイトの種類が、変わってしまったのか…。


天候や潮の悪条件が重なる中、粘りを発揮していただいたが、良いアタリに繋がらなかった。

諦めない姿勢に徹して頂いた、肥田木さんの釣り姿勢に感謝だ。

3月23日 内場に真鯛

2020年03月23日 | 日記
朝イチに、考えていたポイントに入った。

「良い感じのベイトが居ますよ」

「一流しして、みませんか」

黒原さんに、竿だしを勧める。


朝間詰めは北西の風が吹いているが、少しずつ真北に回りつつある。

船は、風に押されるように、沖に出ていく。

潮行き自体は、大潮の特徴なのか、動きがイマイチはっきりしない。

その中で、黒原さんの一投目に、アタリが来た。


時折、バタバタと暴れる様子を見せている。

やがて、海面に姿を見せたのは、ニベだった。





一投目からのアタリに、嬉しくなる。

しかし、ここからアタリが出なくなった。

ベイト反応はあるが、アタリが続かない。

「ベイトの正体は、アジゴかな。鯵、鯖なら当たって来ると思うけど…」

3流しずつで、少しずつポイントを移動していく。

移動した先で、画面の下半分が真っ赤になる様な、ベイト反応が出るのだが、アタリが出てこない。

「なんか、おかしいな…」

どうすれば、アタリに繋がるのか、苦慮する。


苦戦する中、気が付くと風が北東に変わってきた。

海面に、白波が立ち始めている。

風に押されて、ウネリも高くなり始めている。


そんな中、黒原さんも私も気になった事がある。

沖合を飛んでいるカツオ鳥が、一カ所に集まって旋回しているのが確認できる。

あちらこちらから、カツオ鳥が集まっている。

「行ってみたい…」

しかし、北東の風が強さを増しているだけに、沖に出ていくのは危険を伴う。

カツオ鳥の下、海面には魚のナブラの飛沫は見えていない様に感じるが…。


北東の強風を避ける為に、大島の内場に入る。

魚探には、大小様々なベイトボールが出ている。

私は「この反応は、エソかな」と、思っていた。

黒原さんは「何の反応だろう」と、疑問に感じていた。

「流してみますか」と、聞くと「はい」と、返事が返ってきた。

30メートルの浅場に出ている、ベイトボールの中を流していく。

すると、直ぐにアタリが来た。





竿先を叩く、真鯛のアタリの様だ。

「真鯛が上がってきます様に」

思わぬ北東の強風に、表に出られ無い分、内場で勝負するしか無い。

姿が見えてきた。

「真鯛ですね」





1.5キロクラスの、雌の真鯛。

体色が黒ずんでいる分、産卵後なのだろうか。

表に出られないだけに、内場で真鯛の釣果に気持ちがホッとする。

内場ではベイト柱にはエソが多いが、ベイトボールには真鯛が付いている事が多いと、仲間も言っていた。


昼過ぎに、北東の風が少し止み掛けた様に感じた。

しかし、沖に出ようとしたが、ウネリが高くて断念。

そのまま、帰港する事にした。

3月22日 中止の筈が

2020年03月22日 | 日記
早朝の船着き場で、どうするか迷った。

「今のところ、風は無いし、雨も降っていない」

しかし、スマホでは「雨雲接近」を知らせている。

「中止」しても、良い状態ではある。

村山さん、東原さんと、悩んだ結果。

「一度、出てみましょう。ただし、風が吹いて波が出ていたら中止します」

と、言う条件で船を出す。







沖に出てみると、意外や意外、風が無いし波もない。

「今の内に、頑張りましょう」

村山さん、東原さんに竿だしを勧める。

ところが、肝心のベイト反応が思うように出てこない。

「どうしたもんやろ…」

ベイトが居そうな処を、移動して行く。

早く、釣果を求めたいのだが、時間だけが過ぎていく。

その内に、南西の風が吹き始めた。

以外に穏やかだった海上にも、波が出始めた。






風が南東に変わって、ウネリが少々高くなってきた時には「ここまでかな…」との思いもあった。

「ラスト、一流しとします」

ラストと思って流していると、東原さんにアタリが来た。






「何か来ました。結構、引きますね」

「こりゃ、良いぞ」

と、思ったが直ぐに針が外れた。

その直後、今度は村山さんにアタリが来た。

竿先の感じから「鯵みたいですね」と、想像する。





元気の良い、良型の真鯵が上がってきた。

釣果が出てくれば、もう一度と言う気になる。

船を戻すと、これまで出ていなかったベイト反応が出てきた。

魚探の画面下半分が、真っ赤になるくらいの大きな反応だ。


  




鯵が、次々と連発してくる。

「鯵に、何かが付いているかも」

東原さんが、仕掛けをジギングに変える。





「来ました」

直ぐにアタリが来た。

ドラッグ音が鳴り、ラインが出ていく。

青物と、大いに期待するが、無情にも針はずれ。

「あーっ、悔しい」

真鯵のアタリは、ほぼ一投毎に出ている。







鯵の型も、40センチ近い良型だ。


昼を過ぎると、鯖も当たり始めた。







丸々と太った鯖が、ヒットしてくる。

「鯖も、これくらいの大きさなら満足ですね」


釣り中止の筈が、思ったほどの天気の崩れはなかった。

予想外の、鯵、鯖の連発に、笑顔が晴れ晴れとしていた。

3月21日 趨りのイサキ

2020年03月22日 | 日記
船を出す前に、行き先で少し悩んだ。

「沖の深場に行くか。または、ノッコミのメジナを狙ってみるか」

どちらにしても、今日の天気なら大丈夫ではないかと思っていた。

「どっちに行きたいですか」

塩田さん、右田さんと相談。

最終の結論は「ノッコミのメジナ狙ってみたいです」と、なった。

先月、チョットしたメジナの入れ食いを体験して、楽しんだ。

今日は、どうだろうか。

トライしてみる事になった。


ポイントに入ると、魚探にベイトボールが映し出された。

「これは、良いかもしれない」

右田さんに、アタリが来た。







反応の正体は、丸々とした真鯖だった。

その直ぐ後に、塩田さんに強いアタリが来た。



「おおっ、良い引きだ」

竿が伸される様な、強い引きを見せているが…。

巻き上げに掛かった時、無情にも針が外れた。


逃げられたら、気持ちの切り替えが、次のアタリを呼ぶ。


塩田さんに、アタリが来た。

竿先を叩くようなアタリではない。

暫く様子を見ていると、海中に魚の姿が見えてきた。

「イサキです」



丸々とした、良型のイサキが上がってきた。

「趨りのイサキですね」

桜の咲く頃から、アタリが出始める。

私としても、待望のイサキの釣果だ。


次のイサキを狙ってみるが、連続ヒットとは行かない。

これが、釣りの難しさだろう。

また、この頃から、潮の様子が変わってきた。

沖に払い出していた潮が、潟に向かって突っ込みだした。

下りの突っかけ潮になって、濁りが出始めた。

ラインに、ノロが着き始めた。

ラインに付着するノロ汚れの取り除きに、時間をとられる。

また、仲間から「風が南風の爆風になってきた」と、連絡が入ってきた。

仲間達が入っているポイントでは、南風の白波が立ち始めている様子。

「余り長くは遣れないかもしれない」


風の変化に、気持ちが焦る。


潮が変わって、思うようなアタリが出てこなくなった。



時折、真鯵がヒットしてくるが、後が続かない。


仲間から「風が爆風になって、帰ってきました」と、再度連絡が入った。

その連絡を受け、我々も早めに引き上げる事にした。