ここ数日、腰が痛くて往生している。そう、現在進行形なのである。
多分だが、ステップを踏むだけで脚力が鍛えられるという、あの健康ステッパーを数日やったせいだと思う。
もちろん、通常のステッパーであればこんなことにはならないよね。我が家にあった器具は、もう十年も前の骨董的な代物だ。ステップの強度も調節できず、やたらと重い。それでも、こんなものかと数日続けた結果が腰痛へとつながったようなのだ。
今日、いく分快方に向かったようなので久方ぶりにブラ散歩を試みた。まずは、すぐ近くの平野の森へ。ナラ枯れ真っ最中の、平野の森へ。
森の植物たちは一本、また一本と姿を消したナラの木たちを愛おしかのように、枝を揺らし、葉をこすり合わせているようだった。
そんな中で、ウグイスカグラの薄いピンクの花が揺らめく様は、まさに鶯の渡り跳ぶ姿であったり、軽やかなさえずりであったり、なんて幻覚さえ覚えたんだよ。
さて、ここからは市街をすいすいと渡りながら、S台中央公園へと行ってみよう。
📷2023年3年月9日 この季節に欠かせないムスカリの姿。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📷2023年3年月9日 名前は残念だけど、愛らしさでは誰にも負けないよ。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
この小さな遊歩道は南北に貫き、やがて小・中学校へと続く。さらに、その先にS台中央公園が見えてくる。
まさに、真正の春を思わせる陽気に腰の痛みも忘れ、歩く、歩く。路傍には、我勝ちに咲くムスカリやオオイヌノフグリが温かさに温もりをたたえた微笑みを返してよこす。
公園の再生は可能なのだろうか? 北エリアを見たときの率直な感想である。多分、これで終わりではのだろう。大袈裟かもしれないが、自然の脅威は営々と築き上げてきたヒト属の営為を微塵に打ち砕く。まだまだ、人間なんてちっぽけなものなんだね。
ナラの木などは、5~6年で樹高が5メートルを超えるという。とは言え、このまま何もしなければ・・・。
重機の音もしなくなり鳥たちも集まりだしたようだ。
ウグイスカグラに鶯の囀りの幻聴を覚えたばかりであったが、ここでは、ウグイスならぬムクドリたちが忙しそうにナニモノかをついばんでいた。
「キュル」、「ギュ」、それにしてもけたたましくもあり、騒がしくもある鳴き声は、鶯とは比べようのないものなのだなぁ~。