な~んだ? ミノムシのようだが、ミノムシじゃない。チランジアのようで、チランジアでもない。そう、猫の額に仮住まいして、二年目の春を迎えたハンショウヅル 雪おこしの葉芽なのである。
昨年、三種のハンショウヅルを導入したのだが、他の二種、ミヤマハンショウヅル、コウヤハンショウヅルに先駆けて春の息吹を感じさせてくれた。
雪おこしの葉芽の成長に気をよくして写真を撮り、セリバオウレンの種がどんな状態になったかを確認しようとカメラを向けた。
そこには、驚くべき情景が展開されていた。二本ほど花茎を延ばし、健やかに成長していた花後の果実、それが見当たらないのだ。そればかりか、若緑が映えていた新葉までもが掻き消えていた。
なっ、なんじゃ~こりゃ~!!!!!!
誰かが食ったのか? 誰が食ったのか? 自然に消滅するわけがなかろうに。
いくつかの犯人説が浮上した。
1)タヌキ(付近の平野の森に棲んでいるという)
2)ハクビシン(付近での目撃情報は数知れず)
3)鳥(特に、シジュウガラが南側フェンス周辺で物欲しそうな顔した状態で目撃されていた)
鳥説、かなり有力だと思うけど、嘴でぷっつりとこんな風に食い千切ることができたのか?
林野庁のホームページには、シジュウガラの食性として「雑食で、果実、種子、昆虫やクモなどを食べています。 」とある。
どうだろう? こんなご経験ありましたか?