Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

咲くやこの花 タマノカンザシ(一重)

2024年10月20日 14時10分51秒 | みんなの花図鑑

 📸2024年10月18日:タマノカンザシ(玉簪:ユリ科ギボウシ属の多年草)
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 📸2024年10月18日:玄関脇の半畳あるかなしかの小庭に移植したタマノカンザシ。
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 つぼみが大きくなるにつれ、花の重さのためか通路側へと傾いできた。人一人がやっと通れるほどのスペースしかないため、うかうかするとちょんと飛び出たつぼみに触れてしまいそうだ。
 気が気でないのだよ。時節を違えてでも咲く気になってくれたタマノカンザシ、どうにか全うさせてあげたいものである。
(あっ、「咲くやこの花」の「この花」とは、「梅の花」の別名であるらしい。「古今集」仮名序に見える歌「難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花」に由来するらしいのだが、「や」は強調や疑問、反語などの意味を表す係助詞ということで、「咲くのかしら この花は?」なんて感じで読んでいただけると幸いである。)

 📸2024年10月19日:わずか一日で随分大きくなる。この日、10㎝をオーバーした。
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 📸2024年10月18日:つぼみが七つ付いているのがわかる。
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 何度も申し上げたが、本来の花期は「初夏から盛夏」である。十月下旬ともなれば、「錦秋の候」とか、「晩秋の候」などという時候の挨拶が交わされる時期だ。タマノカンザシが咲くにはそぐわない時候なのである。
 昨日、真夏日一歩手前まで気温が上昇した当地域であるが、今日はこの時期らしい温度に留まっている。今後まだ数日夏日が予報されているとはいえ、だんだん秋らしい空気が漂い始めたと言っていいのだろう。
 さて、タマノカンザシは咲き切ってくれるのであろうか?

 📸2024年10月20日:この日早朝、計測してみると15㎝を越えていた。遠からず咲く勢いだ。
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 📸2024年10月20日:バルーンが徐々に膨らんできた、って感じなのだが・・・・・・。
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 タマノカンザシはギボウシの仲間の中ではかなり大振りの花を付ける。
 かつて、この花の開花をアップした折りに、次のように記述した。

「なぜ、宵とともに花開くことを選んだのだろうか。
 人知れず嫣然と咲く、そんな花があってもよいのだろうと思う。」


 そう、タマノカンザシは夏、夕闇が迫る頃、芳しい香りを放ちながらほころび始める。気品に溢れた純白の大きな花だけに、咲き切った姿は思わず息をのむほどなのだよ。
 他の鉢植えも、地植えの八重咲きも、今年は花茎を上げることはなかった。まさか、こんな時期に開花を目の当たりにすることができるなんて思わなかっただけに、是が非でもそのお姿をカメラに収めたいものである。

そろそろ終焉を迎えそうな花たち

 📸2024年10月20日:キバナホトトギスの花が蒴果を結んできた。
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 📸2024年10月20日:二年目に初めて花をつけたスズカケソウも、今年、最後の花となってしまった。
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 秋の訪れとともに、他に先駆けて開花したキバナホトトギスだったが、花の終わりとともに特徴のある三角柱上の蒴果へと姿を変えてきた。さて、今年は種を取ることができるだろうか。
 スズカケソウも、茎の下部から徐々に上方へと花を付け、さらに伸びに伸びた茎が分枝し、その頭頂部辺りについた最後の花も盛りを過ぎた。初めて目にした花だったが、とても印象的な花であった。ここまで伸びたままにしておいたのだが、適当なところでカットし、さらに2~4節程度に切断して穂挿しした。根付いてくれればいいのだが。



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