我が家から徒歩で30分ほど、平安末期に和歌などに詠まれた「堀兼の井」があるとされる堀兼神社にご神木を見に出かけた。
だいたいの位置は認識していたはずなのだが、Y字路の右と左を取り違え、大きくそれてしまったようだ。Googleの経路探索で軌道修正し、予想時間より10分ほど超過してしまった。
思っていたより社域は広く、随神門を抜け、30~40段ほどの石段を上り詰めると木花咲耶姫命を祀る拝殿・本殿に行き着く。
境内社も森稲荷社、八幡神社、霞神社などいくつかお祀りしているようだ。
本殿に向かって左手下に堀兼の井が見える。
武蔵野の 堀兼の井も あるものを
うれしく水の 近づきにけり
千載和歌集におさめられた藤原俊成の作とされる和歌だが、ここで詠まれた「堀兼の井」がこの境内にある井戸なのかは諸説あるようだ。
とまれ、社伝によれば、東国平定の際、地域の民のために日本武尊命が創祀した浅間社がルーツと言うのだから、古より民に親しまれた、由緒正しきお社なのだろう。
📷2023年2月6日 県指定文化財・堀兼の井の名板 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📷2023年2月6日 これが井戸だといわれてもねぇ~。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📷2023年01月24日 鳥居から随身門を臨む。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📷2023年01月24日 階段を登った先には拝殿(本殿)が。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
その堀兼神社には、二本のご神木があるという。いずれもがケヤキのようだが、1本は丈高く天を衝き、もう1本は腹中に大きな虚(うろ)をのぞかせている。
虚の中に、もう1本の木があるように見える。そこにもまた虚が穿たれているかのよう。なんとも面妖な態様を示している。
その場に佇んでいると、ひょいと神の使いが現れ出づるかのような錯角を覚えるほどだ。
家を出てから1時間以上が経過していた。久方ぶりに一所懸命歩いている。すぐ近くに、先日立ち寄った農産物直売所がある。そこでちょっと休んでいこう。
ここは、先日、黒に近い、濃い紫色のクリスマスローズを仕入れた所。まだ、先日見たグループのいくつかが売れ残って寂しげにしていた。
ぐるっと花台を一巡りすると、かなり外れた花台に、ぽつんとこのクリローがたったひと鉢、忘れられたかのようにボッチしていた。う~んっ、税込み660円か。どんなもんだろう?
あまり株自体はよい状態とは言えない。しかし、小輪だがダブルのようだ。これも功徳とばかりに、やにわに鉢を掴みレジへと直行した。
帰宅後、坪庭の上段、クリスマスローズ・エリアに植え込んだ。
植え替え時、よくよく見てみると、根もしっかりしたものとはいえず、株も小さいし、葉数も多いとは言えない。
あまり生育状況はよくないのかな。
数日後、そう、しばらくぶりに積雪を記録した日の翌朝、すでに雪が消えた坪庭に、ちょっとすっきりとしたクリスマスローズを見付けた。
そして、ことのほか多弁だったことにも気づく。どう? この花びらが重畳する様、素敵なことが起こる予感がしないだろうか。
御神木を拝んだ後だからでしょうか?
このクリスマスローズ、Kiteさんに救われましたね!!
お庭に他の子と一緒に植えてもらって、元気を取り戻した感じです。
又、クリスマスローズのエリアが華やかになりますね~。
そう、あのクリーム(薄いイエロー)のダブルの糸ピコティーを求めたのがこの展示即売会でした。
しいちゃん、今年は多分行かないと思います。
想定外で、なおかつとても安価に二種も仕入れてしまったので・・・。
クリローのダブルとか、素敵だなぁ~って思うやつ、結構お高いですものね。
行ってしまうと心が揺れてしまいます。
仰る通り、年金生活では想定外の出費ってやつが、一番こたえますからね `/(*-_-*)ヽ
ここでは、25日からユキワリソウの展示即売会が催される予定です。
さ~~~て、こちらはどうしようかな。。。