京都の坪庭は町家の存立と関りがある。京都においては、かつて、建物の間口に応じて課税されたという。そこで、間口は狭く、奥行きが深い、とても細長い「うなぎの寝床」を思わせる構造になったのだとか。そのような背景のもと、敷地内において建屋と建屋の間に小さな庭を設え、採光や通風の確保といった役割を担わせていたという。
猫の額にも、「坪庭」と呼ぶ空間がある。なんのなんの、そう呼べば聞こえはいいが、京の雅な坪庭とは異なり、単に狭いだけ、ほとんど3.3平米なのだからそう呼んでいるに過ぎない。
その坪庭はいま、ニリンソウの萌芽で賑わっている。にょきにょき、にょきにょき、ひそひそ、ひそひそ、ざわざわ、ざわざわ、小さな芽たちはそれはそれで喧しい。
花径は10ミリに満たない。どちらかというと俯きがちで、なかなか素顔を見せてくれない。殊の外シャイな花のようだ。
もちろん、愛らしくもあるが、もう少しフレンドリーな姿を見せてくれると嬉しいのだが・・・・・・。
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