晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

【太宰府】「歩かんね太宰府」に参加しました!(2024年10月26日)

2024年10月28日 | 太宰府

平安時代好きブロガー なぎ です。

 

2024年 9月のこと。

太宰府のガイドつき街歩き「歩かんね太宰府」「『麗し太宰府』を歩く~紫式部の世界~」というコースが10月26日(土)に開催されるという情報を友達から教えてもらいました。

 

太宰府で紫式部ですって…!?

 

紫式部と聞いてすぐに申し込みしてしまいました。笑

「歩かんね太宰府」について何も知らず、さらに初参加なのでド緊張状態で当日(10月26日)を迎えることに。

 

【大宰府政庁跡】

 

集合場所は大宰府政庁跡。

ガイドは『麗し太宰府』の著者でもある前野りりえさん。

 

参加者の皆さまがそろったところで政庁跡の北部に移動しレジュメを見ながら前野さんによるお話をお聞きしました。

その後、「歴史の散歩道」を歩き、最初に訪ねたのは「弘法水(こうぼうすい)」と呼ばれる池でした。

 

【弘法水】

 

「弘法水」は「清水井」とも呼ばれ、透明で冷たい水が湧き出ています。

観世音寺の北側に位置し、池の周りに観音菩薩と弘法大師の石像があります。

 

観世音寺の山号が「清水山」なのは、観世音寺の北にこの清水が湧き出る池があることにちなむのだとか。

 

※参考:太宰府市文化ふれあい館のホームページ > 学芸だより 弘法大師と水 ・ 太宰府観世音寺 「弘法水」

 

20年以上ぶりに訪ねた「弘法水」でしたが、現在も大事に守られている様子がうかがえますね!

 

次に訪ねたのが観世音寺でした。

 

【参道から見た観世音寺講堂】

観世音寺のお堂は江戸時代に再建されたもの。

 

【講堂の扁額には「清水山」とあります】

 

【観世音寺境内にある「清水記碑(せいすいきひ)」】

 

「清水記碑」は江戸時代の1776年に福岡藩士・加藤一純によって建立。

碑文には観世音寺が『源氏物語』にも記された古刹であることや山号「清水寺」の由来などが記されています。

 

観世音寺の宝蔵では仏像を見上げうっとり

何度もお参りしていますが、どの仏像も素敵な佇まいです。合掌。

 

 

 観世音寺については過去に別記事でも書いていますのでご興味がおありの方はどうぞ。

 【平安あれこれ】【太宰府】観世音寺 (2023年 2月25日)

 

 

お昼は観世音寺にある天智院にて、ご用意いただいていたお弁当を食べました。

天智院は通常は入れないお茶室なので貴重な機会となりました。

 

【サクランボカフェさんの「紫式部弁当」】

 

ボリュームたっぷりで、きのこごはんもおかずもおいしかったです!!

この写真では色が綺麗に写せなかったのですが、手前にある紫芋の茶巾も美味でした。

 

 

最後に戒壇院をお参りして解散となりました。

いつも一人でまわることが多いので、解説をお聞きしながら複数人で歩くのはとても楽しかったです。

 

 

ガイドの前野りりえさん、スタッフの皆さま、ありがとうございました!!

 

前野りりえさんのブログ

 「麗し太宰府blog」

 

 

 

 

 


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【太宰府】大宰府展示館(2024年10月26日)

2024年10月28日 | 太宰府

平安時代好きブロガー なぎ です。

 

2024年10月26日のこと。

久しぶりに大宰府政庁跡を訪ねました。

 

前回訪ねた時の様子はこちらでまとめています。

【平安あれこれ】【太宰府】大宰府政庁跡(2023年 2月25日)

 

【大宰府政庁跡 右脇殿跡と正殿跡を望む】

 

 

集合時間まで余裕があったので大宰府展示館の展示を久しぶりに見学。

館内は写真撮影OKです。

 

【梅花の宴】

 

【奈良時代における女性の再現衣装】

 

【大宰府政庁模型】

 

【大宰府は条坊を持つ都市でした】

 

『源氏物語』の主要登場人物で大宰府と関わりが深いのは、玉鬘[父:頭中将、母:夕顔]が挙げられます。

 

また『源氏物語』の脇役に目を向けると、大宰大弐(だざいのだいに)または大宰少弐(だざいのしょうに)といった大宰府の役人やそのゆかりのある人物が多いことに気づきます。

 

そうした人物たちもこの碁盤の目のような都市のどこかで暮らしていたのだろう…と思うと感慨深いものがあります。

 

当方のwebサイト『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』内のコンテンツ「源氏物語ゆかりの地をめぐる 遥かなる筑紫 大宰府」「源氏物語に登場する大宰府と縁のある人物」にまとめていますのでご興味がおありの方はどうぞ。

 

紫式部の夫である藤原宣孝や娘の賢子も大宰府を訪れています。

 

 

【『源氏物語』の中の大宰府~紫式部が描いた西の都~】

 

パネルの内容は館内に置かれているパンフレットにも掲載されておりオススメです!!

大宰府展示館は度々訪ねていますが、『源氏物語』や紫式部についてガッツリ紹介されているのは初めて見ました。

 

大河ドラマ『光る君へ』の影響が大きいのでしょうか。

嬉しいですね

 

 

 


 大宰府政庁跡(大宰府展示館)

  福岡県太宰府市観世音寺4丁目6-1

       公益財団法人 古都大宰府保存協会 公式ホームページ

  https://www.kotodazaifu.net/


 

 


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【太宰府】戒壇院

2023年05月18日 | 太宰府

平安時代好きブロガー なぎ です。

今回は奈良時代に創建された戒壇院のお話。

 

2023年2月25日のこと。

福岡県太宰府市、観世音寺に隣接する戒壇院をお参りしました。

御本尊は毘廬舎那仏です。

 

【戒壇院 本堂】

 

観世音寺の西隣に所在。 開山は鑑真(がんじん)。
奈良時代、正式の僧尼となるには戒壇院で戒律を受けなければなりませんでした。

 

当初、奈良の東大寺にのみあった戒壇ですが、遠国に住む者には奈良は遠く東大寺での受戒は困難でした。

そこで筑紫観世音寺と下野薬師寺に戒壇がそれぞれ設けられたのです。

(筑紫の戒壇院は、観世音寺境内の南西の一角に設置。「筑紫戒壇院」「西戒壇」とも称されました。)

 

東大寺・観世音寺・下野薬師寺は「天下三戒壇」と称され、日本の仏教における重要な拠点となっていました。

筑紫の観世音寺は戒壇院をもつことで中世まで栄えたとのこと。

 

※現在の戒壇院は、観世音寺から独立した臨済宗妙心寺派の寺院です。

 

【戒壇院 外観】

のどかな光景です✨

 

※この記事は、私が作成しているwebサイト『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』「源氏物語ゆかりの地をめぐる 遥かなる筑紫 大宰府」の内容を用いています。

 

 


 戒壇院

  福岡県太宰府市観世音寺5-7-10

  https://kaidanin.or.jp/


 

 

 

 


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【太宰府】太宰府天満宮の梅(2023年 2月25日)

2023年03月09日 | 太宰府

平安時代好きブロガーの なぎ です。

 

2023年 2月25日のこと。

福岡市にある筥崎宮を参拝した後、太宰府へ向かいました。

 

太宰府天満宮を参拝✨

土曜ということもあって参道も境内も人がたくさん!

楼門

 

しだれ梅

 

ご神木「飛梅」

太宰府天満宮の境内の中で早くに咲き始めます。

まるで御本殿の菅原道真公に寄り添っているように…。

 

ご神木「飛梅」は八重咲の白梅です。

 2月25日はちょうど花びらが舞っており見ごろ終盤だったでしょうか。

 

「御本殿」が”令和の大改修”を行うことに伴い、特別な「仮殿」を建設されるとのこと。

2023年 2月現在、「御本殿」前からではなく「仮殿」建設予定場所手前から参拝できます。

 

御簾が可愛い

 

 

 

偶然にも参拝した日は、 2月25日。

 2月25日はご祭神 菅原道真公の御神忌(ご命日)にあたり、私はあいにく見ていませんが「梅花祭」という祭典が斎行されたのだとか。

 

菅原道真は『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルのひとりとも言われていますが…そのお話はまた別の機会に。

 

 

 太宰府名物といえば、梅ヶ枝餅!

梅ヶ枝餅は白い生地のお餅で親しまれていますが、

毎月25日のみ、道真公の誕生日(845年 6月25日)と命日(903年 2月25日)にちなみ、よもぎ入りのお餅が販売されています。

今回、偶然25日に太宰府へ行けたので通常の白いお餅とよもぎ入りのお餅をそれぞれ購入。

 

太宰府天満宮の心字池の西側、太宰府幼稚園の南側にある「みどりや 梅ヶ枝餅店」というお店の梅ヶ枝餅が好きで、私は太宰府へ行くといつもこちらで買っています。

餡の旨みも私好み。

よもぎ入りのお餅は口に入れると よもぎの香りが濃くぶわっと広がります。もう、ぶわっと!

とてもおいしいので、もし25日に太宰府を訪ねることがありましたらぜひよもぎ入りもご賞味ください。

 

ちなみに、毎月17日は古代米を使った梅ヶ枝餅が各店で販売されているのだそうです。

 

 


 太宰府天満宮

  福岡県太宰府 4丁目 7番 1号

  https://www.dazaifutenmangu.or.jp/


 

 

 

 


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【太宰府】古代食「万葉御膳」をいただきました♪

2018年11月18日 | 太宰府
平安時代好きブロガー・『源氏物語』史跡ナビゲーターのなぎです。

11月11日(日)のこと。
午前中は『源氏物語』ゆかりの地としての大宰府の世界に浸った私たち。
午後からは平安時代よりさらに古い、飛鳥・奈良時代へ!


福岡県太宰府市では11月11日(日)に
大宰府史跡発掘50年記念ウォーク・イベント
「大宰府史跡ものがたり」が行われていました。

その一環で古代食「万葉御膳」が作られるということで
事前申し込みをして「万葉御膳」をいただいたのでした。



古代食「万葉御膳」



万葉人が食した饗宴の膳の再現だそうです。

箸置きは松葉、竹のお皿、そして梅の木で作られた箸
・・・なんとこれらは松竹梅になっているのでした。
現代の遊び心もあって嬉しいですね!



赤米の御飯

もっちりして噛むとお米のうま味が広がります。
添えてあるのは瓜の粕漬けです。



根菜のゆでもの 醤(ひしお)添え

大豆のイロリ(ゆで汁)で大根・蓮根・里芋・ゴボウ・ズイキをゆでたもの
醤を付けて
いただきました

※醤(ひしお)=調味料、醤油の元祖



蘇(そ)

牛乳を10分の1に煮詰めたもの

少しぱさつき感はあるものの濃厚なチーズといった感じ。
牛乳のうま味が凝縮!おいしいです。

奇しくも蘇をいただいた11月11日は「チーズの日」だそうで偶然に驚きです。



芋粥

山芋のそぎ切りを甘葛(あまづら)で煮たもの

今回は甘葛と同じ成分で作られた甘味料(だったな?うろ覚えです。すみません)で煮たそうです。
山芋の食感と甘みがおいしくていくらでも食べられそう♪



潮汁 アサリ汁



木菓子 <干柿、木連子(イタビ=イヌビワ)、棗(ナツメ)>



唐菓子 <環餅(マカリ)、結果(カクナワ)>

米粉や小麦粉を材料に、ゴマ油で揚げたもの

やや固めですがごま油の風味豊か。
さくっとしておいしいです。



お料理を研究・用意されるにあたって
とても大変だったことと思います。

どれもおいしくて幸せでした。

貴重な機会に参加できて嬉しいです。
ありがとうございました!!




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