平安時代好きブロガー なぎ です。
今回は奈良時代に創建された戒壇院のお話。
2023年2月25日のこと。
福岡県太宰府市、観世音寺に隣接する戒壇院をお参りしました。
御本尊は毘廬舎那仏です。
【戒壇院 本堂】
観世音寺の西隣に所在。 開山は鑑真(がんじん)。
奈良時代、正式の僧尼となるには戒壇院で戒律を受けなければなりませんでした。
当初、奈良の東大寺にのみあった戒壇ですが、遠国に住む者には奈良は遠く東大寺での受戒は困難でした。
そこで筑紫観世音寺と下野薬師寺に戒壇がそれぞれ設けられたのです。
(筑紫の戒壇院は、観世音寺境内の南西の一角に設置。「筑紫戒壇院」「西戒壇」とも称されました。)
東大寺・観世音寺・下野薬師寺は「天下三戒壇」と称され、日本の仏教における重要な拠点となっていました。
筑紫の観世音寺は戒壇院をもつことで中世まで栄えたとのこと。
※現在の戒壇院は、観世音寺から独立した臨済宗妙心寺派の寺院です。
【戒壇院 外観】
のどかな光景です✨
※この記事は、私が作成しているwebサイト『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』>「源氏物語ゆかりの地をめぐる 遥かなる筑紫 大宰府」の内容を用いています。
戒壇院
福岡県太宰府市観世音寺5-7-10