晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

【本】 大塚ひかりさん著 「古事記 いのちと勇気の湧く神話」

2012年07月31日 | 本・漫画
今月発売された古典エッセイスト 大塚ひかりさんの
「古事記 いのちと勇気の湧く神話」 (中公新書ラクレ)を読了。


 ※中央公論新社のページ
 ⇒ http://www.chuko.co.jp/laclef/2012/07/150423.html


おもしろかったです!!

おそらく、著者である大塚さんは
ノって執筆されたのではないかと拝察します。

古事記は破天荒なストーリー展開であっても
日本人の気質を如実に表しているようで興味深いです。


本文中にあるように

 性は政であり生そのものでもあった古代

というのは納得。





数日前に「女嫌いの平家物語」も読み終えました。



 古事記のこと。

実は・・・ちゃんと「古事記」を読んだことがないのです。
積読状態になっている口語訳 古事記も読みたいと思います。










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【鑑賞】 九州国立博物館 特別展『美のワンダーランド 十五人の京絵師』 前期

2012年07月30日 | 太宰府
 先週のこと。

福岡県太宰府市にある九州国立博物館にて

特別展
『美のワンダーランド
 十五人の京絵師』


前期展示を鑑賞しました。


 ※九州国立博物館 公式サイト
 ⇒ http://www.kyuhaku.jp/
 ⇒ http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s28.html

 ※特設webサイト<西日本新聞>
 ⇒ http://www.nishinippon.co.jp/jigyou/wonderland/


展覧会の構成は以下のとおり。

 第一章 伝統から踏み出す―始興と狩野派―
 第二章 詩と自然を愛する―蕪村と大雅―
 第三章 新奇を極める―若冲と蕭白―
 第四章 写生を競い合う―応挙と円山四条派―



展覧会の前期と後期でほとんどの作品が入れ替わるのだそうです。
事前に「特別企画チケット 前期と後期の2回楽しめるお得な前売セット券」を購入したので
前期と後期の両方を見に行きますよ~!


さて、
15人の絵師とは・・・


・渡辺始興(わたなべ しこう)
・鶴沢探鯨(つるさわ たんげい)
・鶴沢探索(つるさわ たんさく)
・吉田元陳(よしだ げんちん)
・狩野永良(かのう えいりょう)

・与謝蕪村(よさ ぶそん)
・池大雅 (いけの たいが)

・伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)
・曾我蕭白(そが しょうはく)

・円山応挙(まるやま おうきょ)
・呉春  (ごしゅん)
・長沢芦雪(ながさわ ろせつ)
・岸駒  (がんく)
・松村景文(まつむら けいぶん)
・横山華山(よこやま かざん)



私は上記の京絵師のうち、半分ほどしか名前を知らなかったのですが
素敵な絵ばかりでよかったです。

音声ガイドをかりてゆっくり見てまわりました。

特に印象的だった作品を挙げるならば
円山応挙の「雲龍図屏風」、
長沢芦雪の「岩上猿・唐子遊図屏風」、
伊藤若冲の「仙人掌軍鶏図襖」が好みです。

後期の展示も楽しみです。



 展覧会公式ガイドブックが青幻舎より発売。

 ※青幻舎 公式サイト
 ⇒ http://www.seigensha.com/
 ⇒ http://www.seigensha.com/books/978-4-86152-360-1


美のワンダーランド 十五人の京絵師





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【本】 「石山寺源氏小鏡ー絵で読む五十四帖ー」 石山寺で発売中

2012年07月29日 | 本・漫画
6月末に滋賀県大津市にある
石山寺を訪ねました。

私にとって大好きなお寺です。


 ※石山寺 公式サイト
 ⇒ http://www.ishiyamadera.or.jp/


石山寺 東大門



紫式部や『源氏物語』にゆかりのあるお寺として有名ですね。

石山寺の本堂にて
「石山寺源氏小鏡―絵で読む五十四帖―」を購入。

石山寺本『源氏小鏡』が美しい挿絵とともに
読みやすく親しみやすい形となりました。

A5版120ページ オールカラー。


見開きの右ページに簡略化された一帖分のあらすじが掲載。
左ページにはその帖の絵が掲載されています。



 ※石山寺公式ブログより 刊行物のご案内
 ⇒ http://www.ishiyamadera.or.jp/blog/2011/09/post-203.html


 ※詳細: Wikipedia 源氏小鏡 のページへ


源氏絵を見るのが好きな方にオススメしたい本です。




 石山寺で紫式部に会おう!


本堂の「源氏の間」におわす紫式部人形


境内には紫式部の像もあります。





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【情報】 東京 三井記念美術館にて特別展「琵琶湖をめぐる近江路の神と仏名宝展」が開催

2012年07月28日 | 情報
 滋賀県に関連した情報です。

東京都中央区にある三井記念美術館にて
特別展「琵琶湖をめぐる近江路の神と仏名宝展」
開催されます。

延暦寺、園城寺<三井寺>、石山寺など42の古社寺から、
国宝・重文62点を含む秘仏、名宝約100点が出品


 ※三井記念美術館 公式サイト
 ⇒ http://www.mitsui-museum.jp/

 ※展覧会のチラシをPDFページで閲覧できます。
 ⇒ http://www.mitsui-museum.jp/pdf/Omi_chirashi.pdf


【会期】 2012年9月8日(土)~11月25日(日)

【時間】 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)


この展覧会は巡回展示は行われないそうです。
貴重な機会ですね。



展覧会期間中、三井記念美術館1階アトリウムでは
写真パネル展『水と神と仏の近江』が開催。
期日は、9月8日(土)~23日(日)まで。(入場無料)


さらに、チラシによると
展示期間中、三井記念美術館レクチャールームにおいて
土曜講座も開催されるそうです。
開催日や申込み方法についてはチラシをどうぞ。



私も近くに住んでいたならば行きたい
心惹かれる展覧会です。




 2010年に滋賀県大津市にある三井寺と石山寺を訪ねました。

以下のブログ記事をどうぞ。

近江路・歴女ブロガー旅紀行(ブログ「晴れのち平安」編)INDEX
  ・石山寺~紫式部による「源氏物語」誕生~
  ・三井寺<園城寺>




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【情報】 風俗博物館 現在の展示の様子。 その2

2012年07月27日 | 情報
風俗博物館 その1の続き。

風俗博物館 実物大展示室のほうでは
靴を脱いであがって見ることができます。

4分の1サイズでの「竹取物語」の様子が
展示されていました。

平安時代初期の服装となっています。
興味津々。


「竹取物語」の展示。遠景。


天に昇っていくかぐや姫

かぐや姫は後世見られるような十二単姿ではなく、
奈良時代の名残が残る平安初期の髪型と服装です。



実物大人形 女房
十二単姿<公家女房晴れの装い・女房装束姿>です。
この装束は10世紀後半には
成立していたと考えられているそうです。



実物大人形 男君
直衣姿です。



実物大展示室には
男性装束として 狩衣(かりぎぬ)と指貫(さしぬき)
女性装束として (ひとえ)と(うちき)が
置いてあり、服の上から羽織ることで
簡易な装束着装体験ができます。

もちろん、写真撮影もできますよー。



実物大展示室の様子
広々としています。




*☆*―――――――――――――――――――――――――――*☆*

 風俗博物館

  公式サイト http://www.iz2.or.jp/

  住所:京都市下京区新花屋町通堀川東入る(井筒法衣店5階)

  電話:075-342-5345

 ※日曜祝日はお休みです。
  お盆の期間(8月13日~17日)も休館されますので
  開館日にご注意ください。

*☆*―――――――――――――――――――――――――――*☆*




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