平安時代好きブロガーの なぎ です。
2022年 5月のこと。
平安時代に存在した「東三条殿」の跡に建つ宿泊施設のひとつ、
『京都かまんざホテル』に宿泊しました。
(京都の地図をガン見して「東三条殿」跡に建つ宿泊施設を調べたところ、そのうちのひとつが『京都かまんざホテル』だったのでした。ホテル側としては「東三条殿」跡を売りにしているわけではありませんw)
さて、「東三条殿」は平安京 左京の三条(二条大路南側)に南北2町を占めており、藤原氏に代々伝えられた邸宅でした。
藤原兼家の娘で一条天皇の生母でもある藤原詮子は、この邸宅にちなみ「東三条院」の院号を得ています。
また藤原道長は「東三条殿」の大規模な建て替え工事をさせたこともあったのだとか。
☆Amazon.co.jp : 藤原道長
(東三条殿復原模型 2018年京都文化博物館にて撮影)
そんな「東三条殿」跡は、現在の京都市中京区押小路通釜座[かまんざ]を中心とする地域にあたります。
(押小路通釜座には石碑や説明板があります)
今回、「東三条殿」跡に泊まりたい!というわけで宿泊を決めたのでした。
京都かまんざホテル
京都市中京区釜座通二条下る上松屋町702
公式ホームページ
⇒ https://kyotokamanzahotel.jp/
外観
3階建てで客室は全10室のこじんまりとしたホテルです。
以下はロビーの様子。
館内のあちこちに漆の調度品や漆を塗った家具が…✨
漆塗りなのでいろいろなものが反射して綺麗に写真が撮れなかったのですがうっとり。
実際に見て欲しい!
公式ホームページによると
”当ホテルは漆塗りの家具を専門とするメーカーが運営しており、銘木に漆を誂えた稀少な家具が豪華かつ暖かみのある空間を演出しております。”
とのこと。
だから漆を使った家具が館内のあちこちで見られるのですね~!
平安時代の邸宅「東三条殿」内には、漆塗りの調度品がたくさんあったでしょうから、現在、漆塗りの家具を使った京都かまんざホテルに宿泊できるのは嬉しいですね。
この地は平安時代だったら庶民なんて踏み入れることもできなかったはずw
貴重な漆塗りの棚に電子レンジが置かれている…!
京都かまんざホテル その2へ続きます