我が故郷も6月に入り、本格的な梅雨シーズンとなった。この蒸し暑さこそが蒲原特産の稲作栽培に最も適した気候なのだ。コロナウイルス感染者も少し下火になりつつあり、暑い夏に向けての生活に大いに期待できるものと思う。私は相変わらず外出できないので、家族の撮ったものや過去の画像を組み合わせて平野部の様子を紹介する。
6月中旬の平野部の状態である。4月に種を蒔き、5月上旬に植えたイネ苗は、6月には平野部を緑に覆う。田んぼは、私たちの食糧となるお米を生産してくれだけでなく、イネ苗による光合成作用で二酸化炭素を吸収して酸素を供給してくれる。また、少しの大雨でも水を貯めてくれる大型貯水池にもなる。そしてここに住んでいる人たちに緑豊かな自然環境を与え、心を豊かにしてくれる。田んぼの恵みは計り知れないのだ。
弥彦角田山系の反対側を見ると遠く粟ケ岳や守門岳なども夏に向かって白いお化粧を落としつつある。前方の建物は、鎧潟クリーンセンター。
この畑は一昨年まで家庭菜園を行なっていた所で、6月は空豆や玉ねぎの収穫に頑張っていたことを思い出す。右前方の弥彦山の麓に見える岩室温泉は夕方から街灯りが灯り、温泉街の様相を呈する。2022年6月15日に岩室温泉高島屋にて、藤井聡太さんの対局が行われる所で、全国的にも有名な温泉街だ。
一昨年まで栽培収穫を行なっていた畑で、無農薬栽培なので洗いもせず丸かじりのトマトやナスが美味しかったことを思い出した。
今盛りの黄色い花が道路脇や畑などに咲いている。キバナコスモスオオキンケイギクと思われるが、道ゆく人々の目を楽しませてくれる。我が家の裏にある散歩コースに咲いていた。