自然好きなシニアの部屋

近くの野山を歩いて、植物・虫などを観察し、写真に撮っています。

弥彦•角田山系と平野部 2022年6月

2022-06-14 13:11:52 | 日記

 我が故郷も6月に入り、本格的な梅雨シーズンとなった。この蒸し暑さこそが蒲原特産の稲作栽培に最も適した気候なのだ。コロナウイルス感染者も少し下火になりつつあり、暑い夏に向けての生活に大いに期待できるものと思う。私は相変わらず外出できないので、家族の撮ったものや過去の画像を組み合わせて平野部の様子を紹介する。

 6月中旬の平野部の状態である。4月に種を蒔き、5月上旬に植えたイネ苗は、6月には平野部を緑に覆う。田んぼは、私たちの食糧となるお米を生産してくれだけでなく、イネ苗による光合成作用で二酸化炭素を吸収して酸素を供給してくれる。また、少しの大雨でも水を貯めてくれる大型貯水池にもなる。そしてここに住んでいる人たちに緑豊かな自然環境を与え、心を豊かにしてくれる。田んぼの恵みは計り知れないのだ。

 弥彦角田山系の反対側を見ると遠く粟ケ岳や守門岳なども夏に向かって白いお化粧を落としつつある。前方の建物は、鎧潟クリーンセンター。

 この畑は一昨年まで家庭菜園を行なっていた所で、6月は空豆や玉ねぎの収穫に頑張っていたことを思い出す。右前方の弥彦山の麓に見える岩室温泉は夕方から街灯りが灯り、温泉街の様相を呈する。2022年6月15日に岩室温泉高島屋にて、藤井聡太さんの対局が行われる所で、全国的にも有名な温泉街だ。

 一昨年まで栽培収穫を行なっていた畑で、無農薬栽培なので洗いもせず丸かじりのトマトやナスが美味しかったことを思い出した。

 今盛りの黄色い花が道路脇や畑などに咲いている。キバナコスモスオオキンケイギクと思われるが、道ゆく人々の目を楽しませてくれる。我が家の裏にある散歩コースに咲いていた。


弥彦角田山系と平野部 2022年5月その3

2022-05-31 14:12:28 | 日記

 今日で5月も終わり、明日からは梅雨のシーズンである6月に入る。月日の経つのは早いもので、令和4年も半分経過することになる。外出がままならない中、家族が間瀬へ行って写真を撮ってきたので海岸部の様子を紹介したい。

 

 間瀬へ行くには上の写真にある弥彦山多宝山の向かって右側の間瀬峠を越えて行かなければならない。この画像は岩室にあるイエスト脇からのもので、道の先に越後線があり、丁度電車が巻に向かって走っているのが見える(拡大しないと見えないかな?)。田んぼのイネ苗は5月下旬の状態で、まだまだ水が大勢を占めている。また、農道には下の写真シロツメクサ(クローバー)が見られる。昔は田んぼ道を所狭しと覆っていて、学校帰りの子供たちが摘んで花輪を作ったりしたものだ。今はその風景を見ることが少なくなってきた。

 峠を越えた所に下の写真にある間瀬海岸がある。5月の海岸は穏やかで、砂浜には上の写真にもあるように、黄色いミヤコグサや少し遠くに白っぽいハマダイコンの群落が見える。今は間瀬に限らず海岸砂場には何処でも見られる植物だ。ミヤコグサは昔京都や奈良の都付近に多く見られたことからこの名があるらしい。

 間瀬には上の写真マルバシャリンバイが多く見られる。家の周りや砂場の公園などに植えられている。丸っぽい葉を持ち車輪のように見え、梅の花に似た花を咲かせることからこの名があるようだ。今はハマヒルガオ(下)が最盛期だ。海岸道路を走ると何処でも見られる。この他にも、ハマナスやハコネウツギ、メノマンネングサなどが間瀬海岸の砂場や岩場に多く見られる。


弥彦角田山系と平野部 2022年5月その2

2022-05-19 15:07:30 | 日記

我が故郷のコロナウイルス感染者数が一向に減少しない。ウイズコロナであるから仕方ないことかもしれないが、以前の様なマスクや消毒を気にしない状態になりたいものだ。小満を迎えて山は緑、平野部は稲苗がガッチリと田んぼに活着してグングンとその株数を増やしていく時期だ。田んぼに水が張っているいるせいか空気がヒンヤリとしている。さて、相変わらず家内に引きこもりの生活なので外の様子を見ることができない。今は山々では多くの山野草や樹木が緑の中で色々な花を咲かせていることだろう。そこで今回は我が庭にある一部の植物の開花状況を紹介したい。

 ヤマボウシである。一般的にはシロバナが多いが、下の写真のようにピンク色のものもある。庭木として多く植えられているが、街路樹としても今が盛りの開花状況だ。

 シランである。シランは漢字で紫蘭と書くが、本来は紫色でランの仲間の中では非常に育てやすい。上のシロバナは今から40年くらい前にフラスコ内の寒天培地にシロバナの種子を蒔いて育てたものであるが、株分けでもそのまま土に蒔いても増やすことができる。

 左はニッコウキスゲ、右はテッセンである。このニッコウキスゲは50年くらい前になるかな、志賀高原に旅した時に小さな店から種子を手に入れて庭に蒔いたものである。蒔いてから3〜4年後に花を着けてから毎年黄色い花を見せてくれる。高原では7月頃に開花するようだが、我が家では毎年5月開花だ。高原でのあの群落が目に浮かぶ。

 


弥彦角田山系と平野部 2022年5月

2022-05-13 07:22:17 | 日記

 3月と4月の2ヶ月間体調不良で野外歩きが出来なかったため、blog更新ができなかった。5月もまだ外出できないので、このままではブログを更新できないため、今後は過去10年に撮った画像を参考にして、故郷の自然を紹介していきたいと思う。ブログの表題も何回か変わってしまったが、今後は表記表題で行うことにした。なぜならば新潟県の市町村合併で周りの地名が大きく変わってしまったからである。例えば我が故郷である西蒲原郡は周りからはなくなり、弥彦村唯一つ残るのみになった。他の蒲原郡も同様である。北蒲原郡は聖籠村、東蒲原郡は阿賀町、南蒲原郡は田上町というふうにそれぞれ一市町村となっている。昔懐かしい西蒲原郡や郡都であった巻町の名前が無くなってしまうことは本当に寂しいものだ。

昨年の田植え後1ヶ月経過した角田山の麓の田んぼである。上の写真は今年の5月に植えた状態と同じである(今の平野部はこの状態)。下は5月上旬に田植えした一般の田んぼの1ヶ月後の状態だ。どうしてこんなに相違があるのか?実は上の画像は、友人が無農薬栽培で田んぼを管理しているもので、9月の収穫期や収量に差異が出ないという。1ヶ月も遅い田植えなのに不思議だ。

 画像はタニウツギである。田植え花とも言われ、5月の田植えの頃に開花する樹木である。山系や高速道路法面でも多く見られる。花の色は変化がある。

 ハリエンジュ(ニセアカシア)で、タニウツギと同じく山系や高速道路法面に多くみられ、蜂蜜の材料として利用されている地域もある様だ。花の香りがすごい。

 フジはタニウツギと同じところで沢山見られる。5月はフジの花がどこでも最盛期である。フジの花の咲く頃はイワシが美味しいといった人がいる。この頃のイワシは脂が載って美味しいのだそうだ。

 最後に昨年の5月の撮った間瀬公園からの日本海である。美味しいイワシが泳いでいるかな?

 

 


西蒲原平野の自然2022年2月その2

2022-02-17 14:42:24 | 日記

 15日に2月最初のブログを書いたが、今日17日降雪があり、平野部の景色が一変したので報告したい。

 1センチもなかった我家の庭は、今日17日には30センチの積雪となった。今年始めての量だが、わずか30センチは大雪とは言い難い。

 15日に紹介した福寿草は雪の下になったので、少し掘ってみたら少し開いた花も寒そうな姿であった。もう少し我慢。

 巻バイパス方面の雪景色を撮ってみた。一夜にして田んぼ一面真っ白で、褐色の稲株は完全に雪に覆われてしまった。弘法大師にまつわる、京都・丹波地方に伝わる昔話を思い出した。

 雪の中のおもしろ画像1。庭の瓶の上に積もった雪が下のように少し融けて環になり、やがてその環も見ているうちに崩れて無くなってしまった。

 雪のおもしろ画像2。車庫の上に積もった雪が、寒く温度が低いと上の画像のように先端がツララとなり、雪が融け始めると同時に重みでツララが内側に巻き込んでしまう。下の画像は雪の量が少ないときに起きる現象で、気温も寒くないのですぐに車庫の屋根の溝に沿って融け始め、先端が雪のまま巻き込んで落ちてしまう。

 最後に以前にも紹介した平野部の日の出(下の画像)と、日の出の光が弥彦山に当たっている写真(上)を紹介。上の画像は先日高校時代の同級生である燕市の田辺さんが送ってくれた「夏井のはざ木」である。この写真は岩室温泉観光写真コンテストの入賞作品(撮影者は不明)をポストカードにしたもので、はざ木をバックに朝日の光が射している弥彦山の様子が幻想的だ。