自然好きなシニアの部屋

近くの野山を歩いて、植物・虫などを観察し、写真に撮っています。

蒲原平野の自然 2020年11月その2

2020-11-14 13:42:59 | 日記

 11月も中旬になり、12月並みの寒い日が続いたと思ったら今日14日は10月中旬並みの気温で暖かいほどだ。最近体調も芳しく無く、昨日新潟の病院へ検診に行き、その帰りに海岸線を再び走ってみた。1週間も経っていなかったので変化は無く特記することもないが、いくつか写真を撮ってみたので紹介したい。

天気もよくて日本海も穏やかだった(下)。佐渡も薄く見えた。行きは青色であったが、帰りはエメラルドグリーンで素晴らしかった。海と反対側に広がる砂丘地では、ダイコン栽培(上)が盛りで収穫もすでに始まっている。砂丘地では春から夏にかけては、スイカ・メロン・タバコが多いが、秋ではダイコンが主で、ナガイモやネギ・白菜・キャベツ等が僅かではあるが栽培される。

 海岸線は以前はシーサイドライン(野積〜角田浜)を起点として内野までであったが、現在はシーサイドラインが無料となり、新潟の関屋浜を通り新潟水族館や護国神社付近までが開通している。この画像は、越前浜付近の道路だが、春には野生のサクラが多い中で雑木が目立つところだ。綺麗とは言えないが紅葉は盛りだ。

 越前浜から平野部に入った赤塚・松野尾付近の平野部では、稲株が大きくなっていて、収穫できそうなほど黄色になり、今日のように晴れた天候では9月中旬の頃と同じ風景を呈していた。今回は角田山を背景としたが、上の写真にもあるように、角田山は海から爆発で隆起して、その後も火山活動を続け、その火山であった名残りが示すかのように裾野が広がっている。その麓付近では現在越王柿栽培が盛んで大産地となっている。ここから見る角田山は、どっしりとしていて最高だ。昔私が子供の頃通学していた小学校の校歌に、「弥彦角田の山々は、姿気高く動き無く……」と詠われていたほど、蒲原平野の象徴なのだ。

 


蒲原平野の自然 2020年11月

2020-11-07 11:17:37 | 日記

 蒲原平野も11月に入り、朝晩すっかりと寒くなり、紅葉も弥彦角田山系の頂上付近は終わりに近く、晩秋の趣だ。新潟のコロナウイルス感染者は少ないが、時としてポツリと発生している。我が西蒲区はここしばらくは全く感染者は出ていないが、周りの人たちは用心に用心を重ねて努力している。先日新潟へ行った帰りに、海岸線と五ヶ峠を走ったのでその様子を紹介したい。

シーサイドラインを走ってみたが、海は穏やかで佐渡もよく見えた。この静かな日本海も、もうすぐ荒波を見る季節になるだろう。そこから振り返って角田山を見ると紅葉は盛りだが、頂上付近ではすでに終わりつつある。いずれにしても海や山も晩秋を感じる風景だ。(五ヶ浜の海ととそこから見た角田山の様子)

紅葉の盛りの五ヶ峠を走ってみた。弥彦角田山系の紅葉は標高が低いためそんなに鮮やかではないが、それなりに趣はある。山の中に入ると山道の脇の木々はそれぞれ今年最後の枝葉を紅葉させ、冬の準備に入っていた。12月からはこの山道も車の入山禁止となる。

五ヶ峠を越えて平野部に入った。弥彦角田山を背後にした平野部では稲刈りが終わり寒々としていた(上)。反対の越後山脈方面を見ると五頭連峰や粟ヶ岳はまだまだだが、その背後の飯豊連峰ではもう根雪で山頂付近は真っ白だった(下)。

稲刈りの終わった田んぼでは、多くの白鳥が飛来していた。田んぼに落ちている稲穂や雑草などを親子らしい集団が盛んに啄んでいた。今年は特に多くの白鳥が飛来している感じだ。いずれの白鳥も佐潟などを根城にして、近くの田んぼなどへ食べ物を摂取に行くのだ。ここ蒲原平野は彼らにとっては、極寒を避けるとともに春までの食べ物豊富な安住な地なのだ。

田んぼでは刈り取った稲株からすでに穂を出していた(下)。ただこれは寒さのためシイナ(受精せず実になっていない穂)状態である。上の写真にある田んぼも稲刈りができそうなほど黄色になっているが、これももう少しで褐色になって雪の下になっていくことだろう。蒲原平野の冬の到来もすぐですな。