3月に入り、早春の香りいっぱいの暖かい日々が続いている。今年の蒲原平野は、除雪する機会が全くないほどの暖冬であった。雪の少ない年は稲作の収量に影響がでると言われているが、今年は当てはまるであろうか。さて、しばらく自然観察をすることが無かったが、先日少し写真に撮ってみたので紹介したい。平野部は田打ち(水田を耕耘することを昔からこのように言っている)が間近となっており、白鳥たちも北に向かって飛び立っている。田のあぜ道には、春の草団子の原料になる「もちくさ(ヨモギにこと蒲原ではこう言う」の若芽が盛りだ。高速道路の側道ではまだ木々の芽は出ていないが、少し動き始めている。常緑樹のヒサカキが花芽をつけ、ユキヤナギも芽吹きが始まっている。冬を越した高速道路の法面補強として植えられたヤシャブシのマツカサ状の実が沢山着いていた。我が家ではフクジュソウが全く花芽を着けなかったのが残念だ。花は咲かないが「福」は去らないでほしいです。オウレンは盛りが過ぎているが、雪割草は昨年ほどではないが盛りとなっている。シュンランが沢山の花芽をつけていたがそれがすべて開花している。家庭菜園のタマネギの追肥、ソラマメの追肥と摘芯、ジャガイモの畝立てと植え付けが待っている。春ですね。
農道はヨモギの新芽に被われていた。
高速道路の法面ではユキヤナギが芽吹き間近で、ヒサカキなど常緑樹が元気だ。
ヒサカキは花芽でいっぱいだ。
ヤシャブシはマツカサ状の実を沢山着けて冬を越した。
上の写真のオウレンは12日の花の状態であるが、19日現在花は終わっている。
昨年ほどではないが、ユキワリソウは今年もきれいな花を見せてくれた。
シュンランは小さな鉢に沢山の花が開いている。