コロナウイルスが沈静化している越後平野は初冬を迎えている。蒲原平野も12月に入り、寒くなってきた。しかし、今日11日は昨日に続き暖かく12度以上の気温で過ごしやすい一日だった。上旬に2回ほど山の自然を散策してきたのでその様子を紹介する。家では園芸植物のポインセチア・シクラメン・ビオラ・プリムラが寒い12月を彩っているが、我が弥彦・角田山系には冬の花が咲き始めると同時に11月にも述べた赤い実が際立って目についた。
勇姿を誇る弥彦山は平野部と海岸部を境に堂々と鎮座している(上)。10月から11月にかけて緑の絨毯であった平野部では、すでに枯れ株状態(下右)になり、実の入っていない穂が目立っていた(下左)。雪が降る間近の平野部の情景だ。
間瀬の白岩(上)近くの海岸では、湖のような穏やかな日本海があり、遠く佐渡もよく見えた。
海岸砂浜では、打ち寄せられたゴミが散乱していた(上)。日本海側は大陸からのゴミの捨場になっている感がする。海の反対側の弥彦山を見るとマツ・シロダモ・スギ・ツバキ等の常緑樹以外はすべて葉を落とし、褐色の様相だ(下)。
赤い実については11月にすでに紹介したが、その他散策途中に目についた実があった。ヒメアオキ(上)と食用になるフユイチゴ(下)が寒々とした中にあって、色鮮やかな様相を呈していた。ヒメアオキは少し早く、上の写真は鮮やかだが他はやっと赤色の実が出てきた程度だ。
ヤブツバキが咲き始めた。蒲原では12月から咲き始め、3月ころに満開となる。弥彦・角田山系の代表的な常緑樹だ。
ヤツデの花が咲き誇っていた。手のひら状の葉っぱ状態で、八手(やつで)の読みからその名があり、海岸や湿ったところや日陰に生育している。主に表日本に自生している樹木で蒲原では庭木としても植えられている。花が終わると黒い実がたくさん付きます。