梅雨明けから蒲原平野は快晴と蒸し暑い日々が続いている。新潟はコロナウイルス感染者が増加傾向にあり、西蒲もポツリポツリと出ている。私は2回目のワクチン接種が終わってはいるが、相変わらずの外出は控えめにしている。コロナウイルス感染の中Olympicが始まった。始まった以上は国民全員でこの祭典を応援していかなければならない。学校では生徒会でも決まったことは皆で協力するよう指導しますが、社会でもそれを実践することが大人の責任だとつくづく思う。良い意味でも悪い意味でも日本人の心も変わってきましたね。
弥彦・角田山系と蒲原平野は真夏を迎え、一面緑の絨毯と真っ青な空に覆われている。この時期は夕暮れの入道雲や夕焼けがきれいだ。山麓の岩室温泉の灯りが遠くきれいに輝いている。
7月下旬にはヤマユリ(上)が盛りだ。海岸添えから弥彦山頂まで次々と咲くのが見られる。平野部の入道雲も夏の風景だ(下)。
稲の花が咲き、実を結ぶ季節となった。モミの表面に出ている雄しべの花粉が愛らしい。これが実を結び、30日から45日後には収穫に入る。
弥彦角田山系では、いろいろな小動物に会うことができる。アマガエルが狙っているのはヤマトヒシバッタ、でも大きすぎて様子見らしい。カエルの仲間は小昆虫を食する。ヒキガエルなどはコガネムシを丸呑みする。下左のヤブキリ等の直翅目(バッタやコオロギなど)は、植物の葉っぱを食べるが、このヤブキリは中でも大きな部類に属する種で噛まれると痛い。足の棘も痛い。弥彦山の山道で野ウサギに出会う。飼われているうさぎに比べると野生のうさぎは足が異常に長く、動きも素早くあっという間にいなくなった。
弥彦・角田山系には多くのチョウの仲間がいる。左上のアザミの仲間の蜜を吸っているヒョウモンは、動物のヒョウに似ていることからその名がある。右上は最もポピュラーなキアゲハである。セリ科(ニンジン、パセリ等)を食するチョウで、ナミアゲハ(カラタチなどの柑橘類を食する)と飛んでいる状態では見分けにくい。ちょうど交尾の最中でオスの羽が閉じているがメスよりは小型であることがわかる。左下はベニタテハで、タテハチョウの仲間でも我が山系では多く目につく種である。タテハチョウは花に止まるとき羽を立てているとところから名付けれれたが、この写真では羽を広げている。右下はギフチョウで、蝶の仲間では4月ころから出没し、真夏の頃には目につくとこはあまりない。弥彦・角田山系では目にすることが多いが、3月に紹介したコシノカンアオイを食草とすることで有名だ。この他我が山系には多くのチョウ類が生育している。最も大きいモンキアゲハやカラスアゲハ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ウスバシロチョウ(角田山頂に多く見ることができる)など多く見ることができる。