7月に入り、蒸し暑い日々が続いている。西蒲区のコロナウイルス感染者もポツリポツリと出ているが、割と安定している方だ。さて、3月から外出できない状態がまだ続いている。従って、このブログの7月の画像は、過去に撮ったものが多いのでご承知願いたい。
我が家の裏の田んぼの7月の稲の生育状況です。今月下旬には開花と結実が見られると思う。たが例年と違うことは、6月に梅雨が明けてしまって、7月の水不足が懸念されることです。
この写真は、7月の田んぼで10年くらい前、昔の稲作作りを人形などを使って田んぼに設置したものだ。西蒲区新谷集落の人達が設置したもので、当時はこのパホーマンスが話題になったものだ。
下の画像は五箇峠の7月、車で越えて海岸方面に向かう所だ。緑が濃く、7月の山を感じさせる風景だ。上の画像は、五箇峠を越えて海岸道路を左折し、五ヶ浜と間瀬海岸の中間にある小さな入江で、ここでよく砂浜の植物を観察したものだ。
6月下旬から7月いっぱいにかけて、海岸道路や山にユリの盛りを見ることができる。クルマユリ(上右)、コオニユリ(上左)、ヤマユリ(下)。クルマユリは林縁などで良く見られ、少し小ぶりで葉が同じところから放射状に出ている。コオニユリは林縁でも海岸道路を走ると沢山見ることが出来る。ヤマユリは百合の女王で大きくて白い花が林内や弥彦山の頂上などで咲いている。
このユリは7月ではなく、6月に咲くイワユリである。角田浜から五ヶ浜の海岸道路に、通称小浜と呼ばれている所があり、この岩場に生育している。絶滅に瀕したこともあり、巻総合高校でバイオ技術で増やして一時新聞でも報道されて話題になったこともある。海岸付近以外の山の中では私は見たことがない。
エゾアジサイ(上)、クマノミズキ(下)も6月から7月の木の花だ。弥彦角田山系の林内で沢山見ることが出来る。弥彦角田山生育するアジサイの仲間にはには、花の色が白いツルアジサイやノリウツギ等が見られるが、数は少ない。クマノミズキとそっくりなミズキがあるが、これは1ヶ月ほど早く咲き、葉っぱの出方に違いがあるので見分けられる。ミズキは互生でクマノミズキは対生です。ミズキの由来は、若い木を切ると水が出てくることからとのこと。
ネムノキ(上)、リョウブ(下)。ネムノキはご存じの方が多いと思うが、高速道路脇の法面や山中に多く見られる。リョウブも7月の花だ。香水のようないい香りがして、木下を歩くとうっとりする匂いが漂う。この由来は、昔救荒植物として、令(命令やリョウ)で植えられたことによるといわれる。
最後に7月の昆虫を紹介する。オオヤブキリ(上)とフキバッタ(下)。オオヤブキリは名前の通り、藪の中にいるキリギリスの仲間で噛まれると痛い。フキバッタはこれが成虫で、羽が退化してイナゴの幼虫のようだ。トノサマバッタやしょうリョウバッタの仲間である。フキを好んで食べることからこの名があるが、クズなども食する。弥彦角田の山々の暑い夏から秋にかけては直翅類の昆虫(バッタやイナゴ、キリギリス、カマキリなど)の王国となる。
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