新しい年になってからもう1ヶ月が経過し、時の経つ速さに驚くばかりだ。この年月の経過については、年齢を重ねるにつれて特に感ずるようになった。残り少ない人生を有意義とまでいかないが、自分なりの生き方を淡々とおくっていこうと思っている。さて、我が故郷西蒲原は、2月に入り、冬の山場を越えて降雪の心配が少なくなってきた。ただ、朝晩の冷え込みはまだまだで日中も空気が冷たい。立春は過ぎたとは言え本当の春はまだ先だろう。西蒲原も毎日コロナウイルス感染者が10名前後出ており、外出も億劫になってきている。そんな中、14日快晴に恵まれたので、少し平野部をゆっくりと歩いたのでその様子を紹介したい。
巻から越後山脈方面を撮った画像であるが、田んぼはまだ手付かずの状態で全面褐色である。遠くの飯豊連峰・粟ヶ岳・守門岳は真っ白な雪に深く覆われいる。
反対側の弥彦・角田・国上の山々は雪の気配を感じさせない。3時過ぎ逆光で撮ったためあまりいい画像ではないが、巻の市街も何故か春を感じさせる風景であった。ただ、空気が冷たい。学生の頃横浜に住んでいたが、日中は今日のように天気がよく室内では暖房はいらないほどであった。ただ、朝の登校途中、近道の山肌に霜柱が立って冷たい空気を感じたことがるが、昨日の西蒲原はちょうどその気候に似ており、横浜の冬を懐かしく思い出した。
巻バイパスの法面ではススキに変わって枯れたセイタカアワダチソウの姿(上)が目につき、バイパス先には雪に覆われた粟ヶ岳がその雄姿(女性から見ると勇姿という言葉が適当かな)を誇っていた。
歩いているときに目についた画像を2つほど紹介。上の写真は、以前は県立興農館高校(2002年に閉校)があったところで、西蒲原にある2つの農業高校(もう一つは巻農業高校)として、新潟県の農業後継者育成に大いに貢献したところである。現在は県立の農業大学校として農業後継者の育成に力を入れている。そう言えば興農館高校が閉校になってから20年も経つのか、ここにも年月の経過の速さを感じた。光陰矢の如し。この場所から後ろを振り返って巻の市街地方面を見ると、下の写真は何だ。月曜日なのに結構の車が止まっている。巻にあるいくつかのパチンコ店の一つであるN-1だ。全国ではコロナ下で多くのパチンコ店が閉店になっているというニュースが流れているが、西蒲ではまだまだ健在らしい。私はパチンコはやらないが、そんなに面白いのだろうか。
巻バイパス付近から撮った写真をもう2つほど紹介。上の写真は望遠で撮った粟ヶ岳、バイパスのすぐ上にあるように見えるが、実際には加茂市のまだまだ向こうにそびえている山だ。下の写真は同じ場所から上を見上げたのもで、空に浮かんでいる月である。3時〜4時ころに撮ったものであるが、かすかにポッカリと浮かんでいた。
歩いている田んぼ道には早くも雑草の開花を見た。まだツクシの姿は見えないが、オオイヌノフグリ(上)とノボロギク(下)の花が早春を感じさせた。この2つの雑草については、過去のブログで説明しているので省くが、きれいとは言い難いけれど2月という寒い季節の中で、春の訪れを感じさせる植物だ。ただこれから田んぼ道を覆うオオイヌノフグリの花は可憐で人目を引く。
最後に我家の庭で開花寸前の植物の画像を2つ。上は少し開きかけている福寿草、下は口を空きかけているコシノカンアオイ。この2つとも過去のブログで説明してあるので、詳しいことは省くが、寒さに負けずに開花に向けて頑張っている様子を見ると感無量である。