12月10日、定期検診のため県立がんセンターへ行った帰りに好天に誘われて海岸線を通って帰路についた。気温も15度と10月下旬の気候であった。角田浜から間瀬〜野積への海岸線は昔はシーサイドラインと言って有料道路であった。ここは弥彦・角田山を挟んで蒲原平野と反対側の日本海側にあり、角田・越前浜、浦浜、間瀬の浜は、私達西蒲原の人々にとって昔からの海水浴場でもあった。弥彦・角田山の海側は蒲原平野と共に蒲原の象徴でもあるのだ。
山側はすでにすべての木々(一部の常緑樹は除く)は落葉し、山の稜線は枝だけを残して裸の状態だ。
海側は湖のように穏やかであるが佐渡ヶ島は薄くかすんでよく見えなかった(五箇浜集落の浦浜海岸)。
海岸道路の五箇浜集落に近い道路脇に赤い実を見た。この季節にこんなに小さな赤い実をつける木はめずらしいが、よく見るとこの樹木の実ではなかった。生花や飾りとして使われるツルウメモドキの仲間のイヌツルウメモドキというつる性の木が本体の木に巻き付いて実を付けていたのだ。球形の果実が黄色に熟し、3つに割れて赤色の種皮があらわれたものだった。