6月も下旬となり、今が一年の中で最も日の長い季節だ。この2〜3日西蒲区のコロナウイルス感染者が出ていないので何故か落ち着く。さて、相変わらずの外歩きが出来ないので、今回は家の庭に遊びにきているアマガエルについて話してみたい。
上はバラの花のゆりかごでゆっくりと休んでいるアマガエル。下は獲物を狙ってるアマガエル。いずれも6月下旬から7月にかけてのものである。さて、5月上旬に田植えと同時に平野部ではアマガエルの合唱が響いていた。鳴いているのは雄だけで、繁殖のため雌を呼んでいたのだ。その合唱が今では田んぼから聞こえることもなく、いつのまにか姿を消してしまった。アマガエルは一体どこに行ったのだろうか?我が家の庭に沢山見ることがある。彼らは田んぼから人間の住む住宅街や木々の上などに移動して、そこで生活して冬の冬眠まで過ごすのだ。生きるために小さな虫やクモなどを捕食する。よく夏に灯りに集まってくる虫を窓ガラスに張り付いて食べている所を見た人もおられると思う。画像下はイナゴの幼虫を狙っているアマガエルだが、時としてこんなに大きな昆虫も捕食する。口に入らず吐き出すこともある。このようにして夏や秋を過ごして冬になると土の中で冬眠に入る。彼らの寿命は5〜6年と言われている。たくましく厳しい自然の中で生きるアマガエルにエールを送って稿を綴じたい。